目を向けるべきはプラス

グレーゾーンだと気づいてから、色々と本を読んだりネットで検索したりして自分の不得意な部分を補う方法を探しましたが、発達障害と一口に言っても人によって多種多様、強弱もあるので、どうにも自分に当てはまりこれは使えそうだというハックがなかなか見つかりませんでした。
まぁ大して探してないんですけどね。

そんな中、最近の心理学では精神疾患を治す心理学ではなく、ポジティブ心理学という「幸せとは何か」を研究する学問が推進され関心が高まってきているということを知りました。人間の弱いところだけでなく、良いところを研究する。

なるほど、と思いました。

どうしてもマイナス面を治そうと頑張ってしまいがちでしたが、それと同じぐらいプラス面を高める努力をしても幸せになれるのではないか。

レベル-10の不得意なことを頑張って10上げて0にするのもいいけれど、レベル+20の得意なことを同じ10アップさせてレベル+30にするのと、どっちが自分は幸福になれるのか。同じ10アップさせる力を3と7で分割して少し困りごとが減り、得意なことが少し人に褒められる、ぐらいの感じもありかもしれません。

さて私はどうやら幸せと感じるバーが高いらしいのです。
バーが高すぎるせいで、色々な問題が起こってしまう。幸せを感じることが出来ない。
しかし先日家族に、私のこのグレーゾーンな困った事象について、以前からだしそんなもんだと思っていると言われました。
なんと許容されていたのです。

家族に迷惑をかけたことはたくさんあり、その度に改善しようとしましたが、長続きせず、治りもせず。(そのころはグレーゾーンと気付いていなかったのもありますが)
そしてまた自己嫌悪になり、不機嫌になりの負のオーラ出しまくりで、症状が治っていないのでまたやらかすという負のループ地獄でした。
自分の中で、家族のためにこうあるべきだというバーが高すぎて、そこまで行くことが出来ない(障害のせいでね)ことが分かっていなかったのです。

家族は許してくれているのだと気付いたその瞬間、何か幸せな感情が湧きました。
おお、これかと!
高いところにあったバーが、一気に低くなりました。
そのままでもいいと言われたことが、こんなに幸せなことなのかと。

ならば、マイナス面はゆるゆるとレベルアップして、プラス面を一気にカンストまで持っていくかと!
(これがバーが高いということでは?)
何か得意なことで仕事が出来れば、稼ぐことも可能ですよね。現在、専業主婦なので。

まあ、少し調子に乗っていますが、私にとって家族という土台があると認識できたことで、マイナス面の補強はさっさと放棄しそうな勢いです。そしてプラスのほうに目を向けていこうと考えています。

幸せだと感じると冒険できるような気になるものなんですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?