無職は健康に良い

私は常日頃から、自分が「何とかなるだろ、ガハハ!」と笑い飛ばせない事は現在進行形に限り自分の中だけにとどめておく癖があるのだが
タイトルの通り、私は現在無職である。上記した通り「何とかなるだろ、ガハハ!」と笑い飛ばせる状況とはかけ離れた状況に置かれているわけだが
無職期間をリアルタイムで残しておける機会も中々無い(と思いたい)ので、この際だし記事ぐらい残しておくか、と今この記事作成に取り掛かっているわけである。
平日の真昼間にする事がこれである。流石無職。

無職は健康に良い、と聞く。本当なの?と私自身疑ってはいた。なぜなら無職だと、生活費をどこから捻出するんだという話が出てくるからだ。
健康になる前に、永遠の暇を取りかねない危機的状況である。
しかし、失業手当なるものが降りた。やったぜ!
無事生活費を確保できた今、私は無職がめちゃくちゃ健康に良い事を実感している。
先人たちの教えは大体正しい。

まず、通勤が無い。これが何よりもデカい。
私は子供の頃からとにかく寝るのが下手くそな人間で、生物として向かない個体ではないかと常々思っているのだが
通勤があると、まず寝る前に「寝られるだろうか」という第一の不安に襲われる。
寝るのが下手くそな私は、布団に入ってから2、3時間の虚無タイムを過ごすなんてザラだからである。
そしてさらに、虚無タイム後の「今から寝れたとして、朝アラームで起きられるのか?」という第二の不安に襲われる。
会社員だった頃、私は無遅刻を誇っていた。これは強すぎる不安とは裏腹に、身体はしっかり毎朝アラーム通りにお目覚めするからなのだが
遅刻した事がない、という事実が却って「もしやってしまったら…」とさらに強い不安を駆り立てた。やはり生物に向かない個体なのかもしれない。セルフ鞭打ちが過ぎる。

しかし、今は通勤も何もない。無職だからだ。遅刻どころか、朝起きなければいけない理由が「ゴミ出しがあるから」ぐらいなものである。
おかげで私はここ数ヵ月、人間らしいまともな睡眠を取っている。寝付くのに一時間もかからないなんて素晴らしい。実に十云年ぶりだ。
睡眠を取れるようになったからか、精神状態も落ち着いている。
私は常にメンタルがブレイクしており、三秒前に腹筋が吊るほど笑った一秒後に突然将来への不安に襲われ悲しくなるという情緒がジェットコースター並みに振れ幅が激しいのだが
無職の今、未だかつてないほど穏やかである。
もしかしたら私の首はもう『凪』によって落とされていたりするのかもしれない。
私が知らず内に鬼となっていたのなら、あのメンタルジェットコースターも納得がいく。

平日の真昼間からこんなアホみたいな記事が書けるのも無職の良い所である。
無職は健康に良い。私はこれで寝られるようになり食欲が出て身体を動かす気力も出てきました!唯一の欠点を挙げるなら常に金欠な所ですかね!致命的!

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