なぜわざわざ自分で石鹸を手作りする生活をしているのか。
私の趣味の一つに「石鹸づくり」があります。
趣味というか、自分と娘が使用するための石鹸を作っています。
在庫がなくなる前に作ります。
特に春や秋は仕込みやすいのでまとめて作ります。
夫も以前は使っていましたが、最近は市販のボディソープを使用中(笑)。
トップ画像は、今仕込んでいる石鹸です。
9月半ばから使用できます。
ちなみに、よもぎ&ゴートミルク(やぎミルク)パウダー入りソープです。
オリーブオイル
ココナッツオイル
パームオイル
キャスターオイル(ヒマシ油)
ローズアター、ラベンダーオイル
苛性ソーダ
精製水
で作りました。
この記事を書こうと思ったのは、
こちらの中村様のnoteを読んだからです。
私も同じような思いから自分で石鹸を作るようになったことを思い出したのです。
中村様はとても素敵な石鹸を取り扱っています。
優しい石鹸でとっても魅力的です。
オーガニックの石鹸を取り扱っています。
ぜひ、訪問してみてください。
私が作るコールドプロセス製法の石鹸は、使用できるまでに1ヶ月くらいかかります。オイルにハーブを漬け込んだりした場合はそれ以上かかりますが。
私にとっては、仕込んでから熟成するまで放っておけば良いので手間ではありません(笑)。もう10年以上、ソーパーをしております。
(ソーパーとは石鹸を作る人、のことらしいです)
私の石鹸づくりは、
石鹸の中身が自分でわかること(自分が決めるんだから当たり前)
保存料などの添加物を使用しないため体に優しい(ただし1年以内に使い切る)
オプションには身の回りにある食材も使える
使うオイルの組み合わせも自由(ある程度決まりはあるが)
使うアロマオイルの組み合わせも自由(ある程度決まりはあるが)
水分量などの割合を決めるのも自由(ある程度決まりはあるが)
よって、自分に合った石鹸を作ることを楽しんでいます。
作り方については調べれば出てくるので割愛しますが、
(CPソープ、とかコールドプロセスソープなど)
なぜ、わざわざ手作りしてまで、この石鹸を使うのか。
これは、私の個人の思いなので、
他を否定するものではないので、ご了承ください。
石鹸は毎日お風呂に入ったら、体を洗うことに使います。
毎日です。
顔、頭以外はこの石鹸で洗っています。
(以前は顔用、髪用石鹸も作成し使用しましたが、こちらは住んでいる水質などにも関係しているようで体に合わなかったのでやめました)
体の広い範囲の皮膚に、毎日石鹸が接することになります。
それを、なるべく自然なものにしたい!という思いで、
自分で作れないかなと思い、調べ、実験し、作り続け、
今に至っています。
(たくさんの本が出ていますしネットでも調べました)
当時、「経皮毒」という言葉を知り、
口から入る毒は気にするのに、皮膚から入る毒は気にしないなんて。。。
と自分にびっくりしたんです。
娘も私も風邪を引くと重くなり長引く体質で、
いつも喘息用の貼り付ける薬で、
「ホクナリンテープ」というものをよく処方されました。
背中や胸に貼って、皮膚からお薬を吸収させるものです。
また、以前勤めていた職場(婦人科)では、
ホルモン剤をお腹や太腿の裏に貼って、
皮膚からお薬を吸収させるシールがありました。
皮膚から、体に取り入れるものがある。
その認識が元々ありました。
なので、化粧品にしろ、歯磨き粉にしろ、ハンドソープにしろ、
洗剤も、柔軟剤も、入浴剤も。
みな、皮膚に触れているではないか!!!
それも、毎日。すり込んでいるではないか!
大量生産することで日持ちを良くするために保存料が必要で、
(食品ならばパンがわかりやすいですよね。
スーパーやコンビニのパンはある程度日持ちしますが、
お店で焼いているパンって、当日か翌日までが賞味期限ですよね)
それは、生活用品も同じこと。
油の酸化を防ぐために酸化防止剤、防腐剤とか入っています。
その他もろもろ。
成分表示を見れば、びっくりするほどいろんなものが入っています。
添加物全てが悪いわけではないと思います。
でも、人間の体に毎日少しずつ取り入れられていって、
よくないものもあると思います。
私も娘も遺伝的にアレルギー体質なので、
自分にできるものなら、余計なものは排除したいなぁと思い、
自分にできることをしています。
これ以上余計なものに体が反応して欲しくなかったのです。
そう、人の体は、取り込んだものからできているんです。
一昔前まで(私の祖父祖母時代)、
実家では化粧水はヘチマから作り、
焼酎に薬草をつけたものをお風呂に入れ、
固形石鹸で頭から爪先まで洗っていました。
怪我をしたら熊の胃(くまのい)を溶いたものを塗り、
ハチに刺されたら、アンモニアを塗っていました。
祖父はオトギリソウを焼酎に漬け込み、チンキを作り、
皮膚に塗っていました。
歯磨き粉は粉だったのを覚えています。
風邪をひいたら塩水でうがいをし、
大根と蜂蜜で作ったエキスを飲まされました。
かりん酒もそういえば。
私は、その時代にちょっとだけ戻って、
いいとこ取りをしようとしています。
今あるものを否定しているのではありません。
シャンプーも化粧品もお気に入りのものがあります。
(以前、全てを手作りしたものを使っていましたが、
やはり全ては難しかったのです(笑))
だけど、成分表示を見る癖ができました(笑)。
あまり余計なものがごちゃごちゃ入っていないものを使っています。
ちなみに、作っているのは石鹸だけではないのですが、
これはまた別の機会に披露できればいいなと思います。
そんなわけで、石鹸作りを続けています。
苛性ソーダを購入するのが一手間かかりますが、
お菓子作りとよく似ているので、
レシピとちょっとした道具を揃えることができれば
台所にある道具で石鹸は作れます。
材料はいつもネットで注文してしまいますが、
スーパーのオイル売り場でも揃います。
アロマオイルでも種類によってはアレルギー反応を起こす人もいるので
(私はヒノキやキク科の植物はNG)
あまりにも無理なら無香料にすればいいですし、
蜂蜜入れた石鹸は甘い香りがしていいですよ。
おかげさまで、手作り石鹸を使っているからか、
皮膚のトラブルはほぼないです。
(荒れるとか、かぶれるとか)
多少の乾燥からの肌荒れはありますが、以前ほどはないです、そういえば。
何より、泡立ちもいいし(そのように仕込んでいる)香りも自然でいいし、
さっぱりしっとり洗いあがります。
使用感も好きなので、作り続け使い続けています。
この使用感を知ってしまうと、市販のボディソープには戻れません。
ものづくりが下手くそだけど好きだから、続いているのかもしれません。
他の手作りのものなどは、またいつか別の記事にします。
最後に、
そんな色々言っていますが、
市販のものも併せて使っているものもあります。
今の時代、なんでも全てを排除は難しいです(笑)。
白か黒か、じゃないです。
自分で知って自分で調べて、自分で選ぶ時代ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。