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地域創生に関わる人に読んでほしい本

地域創生を学ぶ者として自分が読んでいてハッとさせられた本を紹介します。

稼ぐまちが地方を変える 木下斉著


大学に入って初めて買った一冊です。地域創生をこれから学ぶ人に読んでほしい本です。10個のテーマに分けて実践に基づく地域創生の手法を提示しているため、初めて地域創生に触れる人にも読みやすいと思います。


「補助金をあてにしない」や「民間主導」など地域で何かはじめるとき基本となる考え方を分かりやすく説明しているのもオススメポイントです。



幸せな人は「お金」と「働く」を知っている 新井和弘著


大学1年生の実習地でご縁があってお会いした宮城県塩釜市のお茶屋さんにご紹介いただいた本。これを読んで、お金がある=幸せではないということを知ることができました。


この本の著者はもともと外資系金融機関に勤めていたが、とある出来事が起きたことから退職、そして起業するという経歴の持ち主です。とある出来事により今まで自身が抱いていた価値観に疑問を持ったことが起業することにつながっています。


この本を読んだ後にはあなたの価値観が今までとは全く変わっているかもしれません。

地域×クリエイティブ×仕事 淡路島発ローカルをデザインする 淡路はたらくカタチ研究島監修


ヨソモノ、ワカモノ、バカモノが地域で化学反応を起こしていくストーリーが詰まった一冊です。ヨソモノが地域でいかに必要とされているかがよく分かります。


行政と民間の意識の違いは地域の問題を考える際よく取りざたされています。この一説に考えるヒントがあるような気がします。

我々が目指す豊かな社会とは?言葉で言い表すのが難しいこのあたりを共有するのにはさらに時間がかかった。役所が考える豊かな社会とは、淡路島の地場産業が活性化し、企業を誘致し、経済が活性化され、雇用が促進されるような社会であることが多い。我々はそれだけじゃない社会があってもいいと思っている。大量生産、大量消費を支えるしくみをつくるのではなく、暮らし方、働き方を見直し、島の豊かな資源を生かした生業レベルのはたらくカタチがあってもいいと思う。そもそもの目指すべきところの共有ができていないと、すべてにおいてやろうとしていることの共有が難しく、ずれが生じてきてしまう。

地域には行政と民間という組織だけでなく、さまざまな組織と人がいます。そのなかでどのように同じ方向を向いたらよいのかという問題があります。


私はこれを読んで別方向を向いていてもいいんじゃないかというふうにとらえました。そのさきには住民が自ら選んでいくという未来が見えるような気がしています。



お金では代えられないもの

紹介した3つの本に共通するのはお金に飲まれてはいけないということ。お金にとらわれないことで価値を持つものが見えてくると改めて感じさせてくれます。オンリーワンの価値を見つけることが地域創生にとって重要だと思います。




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