The Danish Girl/リリーのすべて
先日「The Danish Girl/邦題:リリーのすべて」を観たので
感想を書いていきたいと思います。
観終わって一番最初にでた感想はあらすじ知ってたくせに
「思ってたより重かった…」でした。笑
深いというより重かった。(私の体感です)
でもとにかくとてもよかったです。
原作は世界で初めて性適合手術を受けたリリー・エルベを題材とした小説。
本作は史実とは異なり、脚色されているそう。
1926年のデンマーク、コペンハーゲンで芸術家の夫婦、ゲルダとアイナー・ヴェルナーは暮らしていた。
ある日肖像画家の妻ゲルダのモデルが来られなくなった代わりに
女性のストッキング、靴、ドレスを夫のアイナーが身に着けモデルをする。
その姿のまま「リリー」と名前を付けられたアイナーはその日から少しずつ
自分の心が女性であると気づいていく。
主演のエディレッドメイン(アイナー役)がきれいで
観てみようと思ったのですが、奥さんが素晴らしかった。
奥さん役のアリシア・ヴィキャンデルは第88回アカデミー賞
助演女優賞受賞。
エディも主演男優賞にノミネートされていたそう。
彼の心がどんどん解放されるにつれ、「アイナー」はいなくなり
「リリー」になっていく。
それでもずっと側で支え続ける妻ゲルダ。
アイナーを愛している、戻ってほしいと思っても
アイナーでいる状態が彼(彼女)を苦しめてしまう。
変わらずゲルダに愛があるものの、リリーでいる状態が自分にとっても
自然であり幸せであり、女性として男性に愛されたいと思う。
切ないけれど、とても愛があるなと思いました。
自分だったらどうするだろうと思うと涙が止まらず
ゲルダの強さがとても魅力的でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?