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社会不適合者のバイト辞め歴①

目次




皆さん、今の職場やバイト先は何社目ですか?

発達障害(ASD)の特性によりことごとく大失敗しているにも関わらず、金欠の私は懲りずに様々な仕事にトライしては爆死…の流れを無限ループしています。

失敗続きだったりなかなか仕事が続かず悩んでいる方に、この記事を読んで少しでも楽になってもらえたら嬉しいなと思いました。

しがない社不の懺悔帳として、読んでいただけたら幸いです。

1つ目 
初バイトのファミレスのホール

当時高校生だった私は周りの友人がバイトを始めたという話を聞き、近所のファミレスのバイトを始めた。
緊張のあまりオーダーミスを繰り返してしまい、店長や副店長に怒鳴られまくり泣きながら帰る日々が続き、学校でも家でも気づけばバイトの事を考えてしまうようになっていた。

結局まるで使い物にならずシフトにもあまり入れてもらえなくなり、働き始めて1か月半ほど経ったある日キッチンにいた副店長に「ふざけんじゃねえよ!!!お前がオーダーミスするせいでこっちが迷惑すんだよ!!!!」と激怒され、あまりの怖さにガタガタ震えて少しちびった。

当時私はドメンヘラだったので、その日は帰宅後に店の人に対する罪悪感と「そういえば中学の体育でもみんなの足を引っ張って怒られた」「何をやってもダメなんだろう?何でクラスの友達は普通に楽しみながらバイト出来るんだろう?」とASD特有のフラッシュバックや自己嫌悪が止まらず泣きじゃくった。

そして次の出勤時にひどい胃痛に襲われどうしても身体が動かなくなってしまい、電話で欠勤することと、ミスをして迷惑をかけてしまうので今後続けるのが難しいと伝えたらあっさり承諾された。

…この初バイトによって、自分がいかに仕事が出来ないかを16歳にして実感させられ始めた。

2つ目
試食マネキンの単発派遣

このバイトはスーパーに派遣されて、アイスやお菓子などの試食をひたすら配るものだった。

間抜けな私は終業後になんとうっかり売り場の片付けを忘れて帰ってしまい、派遣会社の担当者から怒りの電話がかかってきた。
「なんで片付け忘れたんですか!?!?!?」とめちゃくちゃ詰められて、屑だった私は「そんなのこっちが聞きたいわ!」と怖さと焦りで思考停止してしまい、電話をガチャ切りした(最悪)

その後鬼電が掛かってきたが出ずに、自分には無理だ、もう二度このバイトはやるまいと誓った。

3つ目
劇場のバーカウンター


ここは本当にシゴデキの強者ばかりが集まっている職場だった。
,..いや、そういう人しか生き残れないのかもしれない。

綺麗な空間でかっこいい制服を着てキビキビ働く先輩達が眩しかった。
俳優みたいなチャラいイケメン店長、舞台役者やバレリーナの卵の美男美女フリーター、連勤20年のご婦人、みんなソツがなく厳しかったが接客態度が素晴らしかったし、芸能人もたまに訪れたりとなかなか刺激的なバイトだった。

...が。

仕事内容自体はかなり覚えることが多く、まるで迷宮のような館内を行ったり来たりする必要もあり、目で見て記憶するのが苦手な私には無謀だった。

カウンターのセッティングや開店準備が覚えられず、写メを撮らせてもらって家でも覚える努力をしたが、一向に慣れず毎回テンパってばかりで怒られまくり呆れられまくりミスも多く、結局3ヵ月で辞めた。

4つ目
イタリアンレストラン

ここは個人店で、働く前にも何度か利用したことがあった。
店員さんの接客も良く料理もめちゃめちゃ美味しいお店で、店内にはジャズやブルースなんかも流れているお洒落空間。

おまけに制服もかっこよかったので、面接に受かった時は「こんなお洒落な空間で働けるなんて…!」と本当にワクワクしていた。

…だが実際に働いてみると本当にしんどかった。

働いた期間はわずか3ヵ月だったが、自分の無能さと社会の厳しさを一番実感させられた職場だったかもしれない。

まず料理の置き方やメニューの名前が本当に覚えられない上に、私は壊滅的に鈍くさくノロマだった。

マネージャーが結構なオラオラ系の陽キャで口が悪く、高圧的な大声&早口で指示を出すので、聴覚過敏の私はその度にいちいち緊張しビクビクして、ますます頭が働かなくなっていた。

しかも厄介なことに、直接キレまくるだけじゃなく、他のスタッフを巻き込んで仕事と関係のない事についてまで陰口を言いまくる典型的いじめっ子体質野郎だった。

よくマネージャ―の知人の六本木にある飲食店経営者(全身墨の入ったスキンヘッドのお客さん)がモデルのようなギャル系美女を連れて来店していた。
この人は人当たりが良かったが、お察しの通りマネージャーも同系統の人だ。

閉店作業の時は男性スタッフ同士で大声でえげつない下ネタも言っていたし、これは私が仕事が出来ないのが悪いんだろうけど、指示を出す時と怒る時以外は雑談も振られる事も一切なく、完全にいないものとして扱われていた。

何とか頑張って続けていたものの、ある日激しいめまいと耳鳴りに襲われて限界を感じて辞めた。

...自分の不甲斐なさに泣くしかなかった。

5つ目
デパ地下にあるお菓子屋×3


お菓子屋その①

ア〇レの中にある店だった。
ここでは女性店長によるバイトの女の子への激しいいじめやマウントが行われていた。
愛あるいじりとかでは全くなく、明らかなパワハラだった。

新人の私にはまだ火の粉が降りかかる事は無かったが、こういう時に真っ先にターゲットにされるタイプであることを自負していたし、この先ここで楽しく働ける未来が全くイメージ出来ず、わずか4日で辞めた。

店長から 「やべ!私タラヲさんの履歴書無くしちゃったわ~wどこにも無いからもう一回書いてきてもらえるかな?」とヘラヘラ笑いながら告げられたことが「あ...この職場ガチでやばいかも」と超音速で逃げる決定打となった。


お菓子屋その②

パ〇コの中にあった。
ここは雰囲気が合わず一週間で辞めてしまい、正直あまり記憶がない。

試食用に一生懸命切った焼き菓子を圧強めのパートさんに「下手くそすぎん?もうちょっとまともに作りなよ。こんなクズみたいなんじゃなくてさ!」と言われたり、忘れたけど他にもいろいろ辞めた理由があった。

...ちなみに売ってるお菓子はめちゃくちゃおいしかった。


お菓子屋その③

駅ナカにある10日間の短期出店のケーキ屋だった。
この会社は短期バイトを頻繁に開催しているようで、私はここでも常連スタッフの60代の女性になぜか初対面で嫌われてしまった。

自分なりにちゃんと笑顔で挨拶をして、分からないことは質問し、前向きに仕事してたんだけど、よほど気に障ったようで、常に「ねぇ!邪魔!どいてよ!!!」みたいなキレ口調で話された。

それ以外は会話もなく

完全無視。


同じ日に入ったもう一人のバイトの女の子の事は気に入ったみたいで、すごく優しく接していた。

3人シフトだったんだけど、ずっとその子の顔だけを見てその子1人だけに向かってずっと自分語りをしまくっていた。

私のことは完全無視でいわゆるハブり状態。

差し入れのお菓子も私がいる目の前でその子だけにあげていた。

おそらく「何となく好き、嫌い」「この子の顔や声が嫌い、何となく性格悪そう」とか思い込みで決めつけたり感情のみで判断するタイプで、しかも寂しさを抱えた人だったんじゃないかと思う。

ここまで露骨だとさすがに大人げないというか、本来なら働きやすい空気を作る立場のベテランが、自分の欲求や欲望のままにハブリ、いじめみたいなことを娘くらいの年齢の相手にするってなんだかなあ…と思った。

これまでもこうして自分の居場所を確保して生き延びて来た方だったんでしょうな。

露骨に「嫌い!目障り!消え失せろ!」と言わんばかりのチクチク態度を取られるのにはいつまでも慣れないし、一人の人間として扱われてすらいないようで地味に傷ついた。

…まだまだ他にも沢山のバイトを辞めて来たのですがあまりに長いので分けて載っけていこうと思います。
次回はなかなかに辛かったコールセンター×6(多)についてです。


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