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ADHDの子こそ、海外インター校を勧める理由

マレーシア で3人の子をワンオペで育てつつ働いている美帆です。  

ADHDで「俺はナチュラルボーン天才。やればできる。まだ本気出してないだけ」と考えている長男アル17歳
内弁慶で兄には毒舌だけど根は優しくて実は甘えん坊の長女ひな16歳
完璧主義でマイペース次男リリ6歳
日本で働く夫4X歳
の5人家族です。  

今日は
「ADHDの子こそ、海外インター校に通うことを勧める理由」
を書いてみます。  

昔は「優秀な子が海外留学」だったと思うんです。  

長男アル。中2の夏まで日本式の教育を受けてきました。  

彼はその中で決して優秀ではありませんでした。  

なにしろ偏差値は35。  

親の目から見て、
「頭は良いのに勉強は出来ない」
という、ADHDあるある…の典型例。  

例えばこんなエピソードがあります。  

小学5年生の授業参観の際、教室の後ろに書写の時間の作品が張り出されていました。  

アルの作品を探してみたところ…  

名前が
「アノ」
になってる!!!
※アルは本名ではないので、実際は漢字の間違い。  

小5で!!!そこ間違うのかー!!!  

彼曰く
「ついうっかり…」  

そうなんです、「ついうっかり」なんです。
筆という普段と違う筆記具のせいで、ついうっかり、棒を一本間違えたんです。  

覚えてないわけではない。
でも書く時に間違う。  

数学でもそう。  

途中式は合ってるのに、答えの欄に書き写す時に間違える。  

多分次の問題が気になってしまい、注意力が散漫になったんでしょう…  

親の目から見ると
「出来ないとは言い切れない。でも成績は悪い」
アル。  

だけど日本の公教育では
「本人の自主性に任せましょう」
と耳触りの良い言葉を聞かせられながら、実態としては「放置」に近い扱いでした。  

アルくんは出来ない子だから仕方ない。
無理をさせるのはやめましょう。
そう言われて、小学4年生の時は殆ど授業に出ていませんでした。  

でも、ADHD程度で将来福祉が充実しているわけでもないんだから、自力で働いてご飯食べていかなければならないのです。
中学生以上のADHD育児をされている保護者の不安は、将来の不安だと思います。
が、日本ではここのサポートが足りてない。  

仕方なく塾や家庭教師をひたすら付けるしかない方もいるのではないでしょうか…  

今の学校。
イギリス本校は歴史のあるパブリックスクールです。  

ADHDに特別に理解がある学校ではありません。  

ここで最初に言われたことは
"No excuse"
でした。  

ADHDだから、を言い訳にしない。  

多分、この学校だけでは無いでしょう。
マレーシアの他のインターに通う保護者の方とお話ししても、特段珍しいものではありません。
出来てないものは出来てない、と判断されます。  

その代わり、
集中力が途切れやすいアルの為に
テストの時間を少し長めにしてくれたり
途中休憩をさせてくれたり
資格を持ったカウンセラーと週1定期的に面談を入れてくれたり
ノートに書き写すことが苦手なアルを見て先生がプリントを別に渡してくれたり
そんな「サポート」を自然としてくれます。  

これも、「我が子の学校」に限った話ではありません。
サポートが多めの学校であるとは思います  

「配慮」なのか「区別」なのか。
インター校は「配慮」。
日本の学校は「区別」。
そう感じます。  

日本の学校も、もちろん「配慮」を目指しているとは思いますが、「ブラック中のブラック」である教育現場では、なかなかそこまで手が回らないのが実態だと思います。  

「将来の可能性」を広げるためにも、学校で勉強をすることは重要です。
区別され、その機会を潰されず、「No excuse」だけど配慮はしてもらえる。
それがグローバルスタンダードだと私は思います。

ん?でもここまで書いたのは「海外教育の良さ」であって、マレーシアの良さじゃないよね?
なぜマレーシアに決めたの?
と思った方。  

そのとおりです。  

ではマレーシアの良さは何か?  

・英米より安い私立の学費設定
英国本校の7割で通える、が相場  

・公用語が英語
子どもはともかく今更新しい言語を学ぶのは親がきつい。役所の手続きなども全て英語でなんとかなるのはありがたい。  

・国としてインター校誘致しているので選択肢がものすごく多い!
毎年のように新設校が開校  

・クアラルンプールは適度に都会
便利だけど慌ただしさもなくリラックスしている  

・取りやすい学生VISA
VISA取得は学校がサポートしてくれるところが多い  

・クアラルンプールは外国人が多く「外国人」であることを意識せず暮らせる
今日も中華系マレーシア人に間違われました  

結論として、
「ADHDの子こそ、マレーシアのインター校はおすすめ!」
です!  

#ADHD  #インターナショナルスクール #マレーシア生活 #発達障がい #クアラルンプール #マリスタジオ

ここまで読んでくださりありがとうございます。