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世界一キライなあなたに

最近映画ばかり観ています。ぱっちりおめめがクマだらけ、どうもこまつみほです。みなさんは「世界一キライなあなたに」ご存じでしょうか?今回はこの作品について私の生死感を交えて書いていこうとおもいます。では、あらすじどーぞ!

性格は前向きだが、夢にチャレンジすることに躊躇し、仕事を転々としながら、なんとなく毎日を過ごしているルー。彼女の働いていたカフェが閉店してしまい、職を失ったルーは半年限定で介護の仕事につく。ルーが担当することになったのは、快活でスポーツ好きだったが、バイクの事故で車椅子生活を送ることになった青年実業家のウィルだった。当初、ウィルはルーに冷たく当たるが、ルーの明るさがウィルの心を溶かし、やがて二人は互いに最愛の存在になっていく。監督は本作で長編映画デビューとなるイギリスの舞台演出家テア・シャーロック。


この作品、テーマはズバリ尊厳死です。ウィルは半年後に尊厳死を決めています。足が動かないだけではなく、体温調整などもできなくなっていて、かなり生きにくい状態だからです。

*ここから私の考えで生死や尊厳死など語っていきます。死などのキーワードも出てきますので、メンタルがしんどい方、希死念慮などに引っ張られやすいと思う人などは戻るボタンを押して下さい。



先に書いておきたいことですが、私は尊厳死に対して賛成派です。これはそれぞれ皆さんの考え方があって強要できない話だと思います。あくまで私の意見だと思って読んで下さい。


私は自分で決めて産まれてこれない分、死は選べてもいいのじゃないか、と考えています。(生みたいと決めるのは親で本人ではない)だからこそ生きて行くのに理由はいらないと思っています。ただ生きているだけで素晴らしいし、それだけで価値がある。そして死とは恐ろしいもので、誰にでも訪れるのに本能が怖いと叫ぶものでもあります。そんな中で死にたいと思うにはかなり大きな絶望があると思うのです。



私自身、躁鬱病ですから希死念慮にとらわれることはあります。(参照記事です。)

精神的な病気に場合は、治療を進めていけば死にたいという絶望は病気が見せていたものと自覚できることがあるので、尊厳死とは切り離してする話だと考えます。本人とってもしんどいので「病気だって絶望だ」という気持ちもわかります。ですが、今日は切り離させてください。


今、もう死んでしまいたいくらいの痛みの病気にかかってるウィルのような人がいるとします。その人が健康的な思考で苦しいと考えているのなら、その人の苦しみは繰り返されても無くなることはないと思うのです。自身の体の辛さ、治療へのお金。家族の体力的、金銭的、精神的負担を考えると思い詰めてしまうかもしれません。何より、順調だった自分の人生を恨んでしまうかもしれない。そう思うと、尊厳を保つために死を選ぶのは有りだと思ってしまいます。


家族はつらいでしょう。私も妹を亡くしているのでわかるつもりです。でも、それでも、本人が尊厳を守るために死にたいと望むのならば、本人の意思を重んじたいと思うのです。実際、両親とともにやがて挑むであろう終活や延命治療にも同じ考えで挑むつもりです。


死に方はある程度自分で選んでほしいし、選びたい


ただそれだけです。ウィルのようにルーの優しさに触れ、死までの時間が有意義なものになれば幸せなんじゃないでしょうか?そして、ルーとの幸せな時間があってもなお尊厳死を選んだということが、この作品のテーマに深く刺さるところだと思います。この作品は本当に賛否両論な作品です。しかし人間は死から逃げることはできません。一度大切な人と観て意見を交わし合うのもいいんじゃないでしょうか?

今日も読んで頂きありがとうございました。あなたのnoteも読みたいです。一期一会、スキもらえるとあなたのもとへ行きやすくて嬉しいです!




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精神疾患で外で働くのが困難です。でも少しでも旦那さんの支えになりたい!私の頭の中と人生がサポートで形になるなら幸せです!一緒にnoteを盛り上げましょう! こんなに下まで読んでくれてありがとうございます♥