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【わたしの本棚#1】暮らしも自分も、肩の力を抜いて

おいしい本を中心にいつもは紹介しているけれど、食に関していない本も読みます。
ジャンルはあまりこだわらずに読みたいけれど、ハラハラするのはどうも心臓がもたない…。いつかはそんなジャンルも、楽しんで読めるようになりたいです。

今日紹介する本は、暮らしの本。
ほかの方の暮らしをのぞき見(言い方!笑)できて、わたしは大好き。

暮らしをそのままの自分に寄せて(本多さおり)

整理収納コンサルタントの本多さおりさん。
暮らしの本なのだけれど、さおりさんの日記のような、お手紙のような、さおりさんの言葉がギュギュっと詰まった本でした。

わたしはインテリアの位置を一度決めたらここがベスト!とついつい決めてしまいがち。でも、実は使いにくかったり、毎日無駄な動きをしてしまうこともしばしば…。

けれど、この本を読んでもっと自由に、気軽に、お家づくりや暮らし楽しんでもいいんだなと!

失敗するのが怖くて、リサーチしっかりして人気のあるものをお買い物をしても、そもそも自分に合っていなかったら意味がない。
昔はすごく使っていたものだとしても、今の暮らしで使っていなかったら意味がない。
ついつい長く使えるものを…と思って先を考えてしまうけれど、どんな未来になるかもわからない。

過去や未来に視点をもっていってしまいがちだけれど、「今の自分」に合っているのかどうか。
合っていなかったら、気軽に変えてみる。
変えてみて以前の方がよかったら、また戻したっていい。失敗したって大丈夫。

そんな風に思えてちょっと肩の力が抜けたような。

さおりさんの考え方にすごく共感できる部分もあったし、わたしとは違った考え方もあるからこそ、そんな考え方もあるんだと思えたり。

暮らし方も、人も、それぞれ。

自分に合った考え方をして、自分に合った暮らし方をすればいい。
考え方や環境が変わったら、またそのときの自分に合ったものに変えればいいだけなんだなぁ。

大事にすべきは、過去より未来より、今。いつも今に焦点をあてることで、本当に見たいものが見えてきます。するべきことが、明確に浮かび上がります。自分はそのことを肝に銘じながら「今」を繰り返し、未来をつくってきているような気がします。

「好きなことなんて探さなくていいんだよ。もうやってるんだから」
本当だ。もうとっくにやっていた。自分の外ばかりに「好き」を見つけようとして、自分の内を全然見ていなかったのです。

気のいい自分になりたければ、いいところも反省すべきところもちょっと遠くから、他人の目で見ていたい。気のいい場所や、気のいい人には、自然と人が集まります。自分もそうあれたらと思うのです。

本多さおりさん「暮らしをそのままの自分に寄せて」より


暮らしや仕事のことで模索中のわたしにとっては、今ちょうど読めてよかったです。
「形」ばかりにとらわれずに、「自分の"今"の気持ち」に目を向けて…。

今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
みなさまもぜひ、秋の読書をお楽しみください!


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