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お金のエネルギーを軽くする

お金のことで苦しい気持ちになる人のなかにお金と仕事と自己実現が一つの問題になってしまっている場合があります。

自己実現てかたい言い方ですが、つまり自分らしく生きる、自分の望みを叶え続ける人生を生きるってことです。

実際わたしも10年ぐらいの間、お金と自己実現が一個になってしまっていたため、自己実現することでお金を得なくては、自己実現すればお金が入る、と思い込んでいました。

この思い込みにくわえ、お金を得る=仕事からの収入という決めつけがあると
お金を得る=仕事からの収入=稼げる形の自己実現
という方程式ができあがります。

この方程式にしたがうと、稼げない自己実現ではしても意味や価値がないとか、いくら自己実現してもお金が得られない自分はダメなんだ、となります。これが苦しくなる原因です。

こうなってしまう要因は、好きなことで楽しく収入を得る、という考え方があたりまえになりつつあることで、逆に好きなことを仕事にしさえすればお金の問題は解決する、とか、好きなことを仕事にしないと稼げないとか、本筋とは違う思い込みが固定されてしまっていることにある気がします。

たとえばお金が足りないとなったとき、お金だけの問題であると認識できればアルバイトをするとか誰かに融資してもらうとかすればいいわけで、それを好きなことを仕事にしてそれで収入をあげなくては、と考えるから複雑でおおごとになってしまうのです。

自分がそうなっているなと気づいたら、それぞれを分ければいいのです。お金はお金、仕事は仕事、自己実現は自己実現。

お金は仕事でしか得てはいけないということはありません。借りたりもらったり当たったり、今ならクラファンなんかもあります。

そしてまた、仕事も一から十まで自己実現の場でなくてもいいのです。一番高い目標の部分にその仕事で達成できる自己実現を置いたとして、そこに至るまでの道のりには、単純作業であったり気の進まない作業なんかもあるのです。仕事なのだから。でも、その作業も一番上の目標、自分の究極の喜びにつながっているなら、しゃーねーなってことでこなしていけるはず。

また仕事でしか自己実現できないというのも偏った考えです。自己実現は在り方です。人間関係、仕事、趣味、生き方すべてのフェーズで体現しつづけるものです。ひょっとすると家族を大切にする、ということが自己実現な人には、仕事で家族と離れている時間そのものは自己実現的ではないかもしれません。でも家族を大切にするから仕事をする、と総合的に見ることができれば生き方として自己実現していることになります。

なのでこの仕事は自分らしくない、自己実現できていない、だからダメなんだ、やめなくては、これも狭いものの見方での判断だと思います。

クリエイティブな人は単純作業をクリエイティブに行うこともできます。仕事自体がクリエイティブかどうかより、仕事をクリエイティブにすることの方がクリエイティブに仕事をするってことだと思います。

なんか話があちこちいっている感じがしますが、要は、お金、仕事、自己実現でごちゃごちゃしちゃったら、いったん全部をほどいてシンプルにして眺めてみましょう。

逆に稼いでいるけれど虚しいとか、仕事がつまらないとか、自分を生きていないといった感覚な人は、お金、仕事、自己実現の要素を組み合わせると方向性が急にみえてエネルギーが湧いてきます。

おなじように見える悩みですが、不安なひとと虚しい人は逆なパターンなので、虚しい人が問題の要素をほどこうとするともっと虚しくなるかもなので、そこはよく自分に問うてみるといいです。

エネルギーが軽いほうがいい、とこのブログを読みに来てくださる方は聞いたことがある人は多いかもしれません。

お金、仕事、自己実現を3つどもえにしちゃうと、おもーくなります。なんとなく、想像できますよね。

好きなことをすればお金が自然にはいってくる、っていうのもよく耳にします。それはそうなのでしょう。でもそうでなくてはいけないということでもないのです。

そこにこだわることで重くなっちゃうなら、シンプルにかる~く。軽くなると、結果的に3つともが上手く回り始める。3つをひとつにしたからじゃなくて。外から見ると、3つがひとつになったから上手くいったように見えますが、じつはそれぞれが軽くなったからそれぞれが上手くまわりはじめたってことが多いと思います。


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