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わが家のイクメンの作り方

みなさまこんにちは、mihokoです。


今年2021年は結婚20周年を迎える年となりました。

20年も一緒にいるダンナは、近隣では有名なイクメンとなりました。


それは、私が「イクメン養成ギブス」を装着させたからです。


振り返ると、かなり過酷ななか、ダンナはイクメンと化していきました。

子どもが生まれた後、出産以外はだれでもできるがわが家のモットーでした。

ダンナさんがなかなかイクメンにならない!というモヤモヤを抱えている方の参考になれば幸いです。


出産前

1人目の妊娠は結婚式、新婚旅行を終えて、すぐにわかりました。ちょうど私は自動車教習所に通っていたのですが、はじめての妊娠でドキドキでした。夫はつわりのしんどさもわからず、まだこのころは無関心度が高かったです。

女性のつらさは、言葉にしないと男性にはわからない。

説明してもわかってくれない人もいますが、言い続けないとだめです。

ひたすら訴えることをお勧めします。

出産前に、ダンナをイクメンにできるチャンスがあります。

それは病院や地域で行われている、パパママ教室のような場所に連れていくことです。

沐浴の仕方や出産前後の母親の状態などをしっかり学んでいただき、イクメンになる準備をしておきましょう。

出産後

1号が生まれた日、ダンナは泣きました。

男泣き、うれし涙だったと思いますが、感動してくれたことを私はうれしく思いました。この人と結婚して、子どもが無事に生まれてよかった~。

退院後は、3時間のおきのミルクで夜中も起きないといけませんが、私は寝たふりをして起きないときもありました。ここで、ママはしんどいのだから、俺が頑張らないと!という意識を植え付ける作戦を決行しました。これは母乳育児のママさんは厳しいと思いますが、ダンナにおむつ替えなどできることをやってもらえるようしましょう。

初めが肝心です!

保育園幼稚園時代

大きくなって保育園幼稚園に入園すると、ダンナが活躍するときがやってきます。それは送り迎えをやってもらうことです。毎日時間通りに子どもの支度をして送り迎えに行くのは本当に大変です。小学校に入って自分で学校に行くようになった時の感動は忘れられません。

ダンナが送り迎えに行くと、先生方がちやほやしてくれます。私には冷たい先生も、ダンナが行くと優しく接してくれるようでした。子どもも言葉が増え、コミュニケーションが取れるようになってくるので、お父さんの出番がぐっと増えます(ずっと出番はあるんだけどな)

荒療治

私がダンナをイクメンにするために、とある荒療治をしました。

それは、夜、家に帰ってこれない忙しい仕事を始めたことです。

うちは、ダンナが職住近接で通勤もほとんどなく、時間に融通の利く仕事をしているため、保育園の送り迎えや夕食の用意もしてくれていましたが、私が物理的に仕事で夜帰りが遅くなる仕事を始めて、保育園に通っていた子どもたちのお迎え、夕食をつくり、食べさせて、お風呂に入れるところまで、ダンナのタスクとなり、イクメン度がぐっと上がりました。

忙しい時期だと、仕事から帰るのは夜10時ごろ、という日が2か月くらい続きます。ほとんど家のことはできません。なので、おかあさんは忙しいから頑張ろうとダンナと子どもが結託し、おかあさんがいなくても楽しめる夕食メニューや寝る前に見るDVDの話、お風呂やさんにいったりと、かえって私がいないことを逆手に取り、いつもだったらできないことをしよう!みたいなテンションになっていました。

私は仕事に一生懸命だったので、当時はあんまりどんなことをしていたか気にしていなかったのですが、しばらくしてから聞くと、いろんなことをしてたんだなあと思いました。

ただ、ディズニーのDVDを見ると、最後はおかあさんが出てくるようで、夜9時ごろに娘からはよく電話がかかってきていました・・・


小学校時代

だんなは子どものころから落語をやっていて、大学でも落研、有名な師匠の後輩でもあり、現在も小学校で絵本の読み聞かせや落語を披露する活動をしています。子どもがお父さんの絵本の読み聞かせが面白い!と先生に話したところから、おかあさんたちといっしょにそんな活動を始めました。

これは地元の新聞やNHKのニュースでも取り上げられ、いまだに活動しています。うちは14年も連続して子どもが地元の小学校に通っていますが、ほぼ同じくらいの期間、ダンナは読み聞かせ活動をやっていて、いろんな特技が地域のお役に立つこともあるようです。

中学校時代

子どもが中学生になると、お弁当を持っていくという難関課題がありました。私は朝早起きが苦手で、かつ、遅出の仕事をしていたので、お弁当は作らないのでダンナにお任せしました。

料理も早起きも得意なダンナにお任せしたことで、私はしっかり睡眠もとれるし、子どもも好きな献立をリクエストして、8年くらい続いています。

お弁当箱に詰めるのは子どもがやっています。それぞれの食べる量も違うので、自分が食べられる量を詰めるようにして、体調管理もふくめ、子どもが考える余地を与えるようにしました。

そしてお弁当の残り物は、ダンナがお昼に食べています(泣ける話だ)

私がランチに行ったとか言っていると、「俺はお弁当の残り物を毎日食べているんだ」と言い、ときどきお弁当がすべて売り切れると、近くのラーメンやさんに駆け込んでいるようです。

(3号が幼稚園の時は、週4回×3年間、お弁当は私が作りました。念のため)

現在

結婚20年が経った今は、介護もやっているので、子育て経験を介護にも応用しています。

子育てもダンナと一緒にやってきたから、お互いの守備範囲がわかってきます。ダンナが窓口担当だとすると、私は軍師官兵衛のような役割。男女で見る視点も違いますし、得意不得意もあるので、お互いできることをやろう、と役割分担をして無理のないように介護をしています。

成年後見申立てや行政関係の手続きは私がすべてやってますし、これはダンナには絶対無理です。いろんな勉強や経験をしてきたからこそできることだと感じています。


子育ては子どもが健やかに育つことが第一目標ですし、両親の働き方や住む場所、いろんな考え方があるので、その都度話し合いながら、家族にとってベストなありかたを考えて実践していけばよいかと思います。

うちは子どもから見てもかなりおかしい家らしいので、そうなんだ~と流しつつ、親はお互いのテリトリーを守りながらゆるく生きています。

それでも子どももしっかり育ちますし、大人になっていきます。子どもが小さいときは大変で手がかかる時期がありますが、振り返るとアッという間です。疲れた時は深呼吸して、自分の時間を作ってリフレッシュしてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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