【ごはん炊き比べ②】土鍋と琺瑯系(ストウブ、バーミキュラ、ルクルーゼ)
土鍋と比べられることが多い、琺瑯系の鍋での、ごはん炊き比べをします。
琺瑯系とは、ストウブ・バーミキュラ・ルクルーゼなどのこと。
最後に動画でも説明があります。
私が炊き比べにハマっているうちは、家族がお米を食べ続けるのです。
本当によくわかったのは
同じ味を完全に再現するのは不可能
で、毎回炊けたごはんの味は厳密に言えば異なります。
まさに、一期一会って感じです。
【道具紹介】
土鍋と比較されるのは、
実はストウブ・バーミキュラ・ルクルーゼなどの重たい鋳物鍋。
ということで、道具紹介をします。
長谷園のかまどさん
火加減いらず、吹きこぼれなしの土鍋。
伊賀の荒土の特性と、土鍋という特徴から、甘くて、モッチリとしたお米を楽しむことができます。
実は煮物も得意な土鍋は、まさに、和製ストウブみたいな感じ。
3合で約5kgというどっしり感。
実は今回もかまどさんの方が早く炊けました。
バーミキュラ
三保原屋の店頭では鋳物・琺瑯系の鍋はストウブを扱っています。
たまたま私の家にあったのがバーミキュラだったので、バーミキュラを利用します。
2010年頃の形だったと思います。
重たいです。約4kg超くらい。
正直、4~5kg以上の道具は、誰が持っても、多少は重たいと感じます。
土鍋と異なりIHが使えるのもメリット。
【ごはん炊き開始】
①点火
中強火で点火します。
②火加減
そんなに難しく考えなくてもOKです。
・火を通す
・ふきこぼれないようにする
・温度を下げないようにする
という目的が達成されればOKです。
バーミキュラ→2回
(中強火で沸騰→弱火で10分ちょいでパチパチ音→3秒くらい中強火→消す)
かまどさん→0回
(中強火で湯気が噴き出る→消す)
バーミキュラは、内部が沸騰して、蓋と本体の隙間から少し泡が見えたら、一回目の火加減調整をします。
時間にして9分くらい。
やはり、重たい鍋なので、ゆっくりあたたまり、良いペースですね。
③火を消す(かまどさん)
かまどさんが12分くらいで湯気が10cmくらい吹き上がりました。
40秒くらい、様子を見てから、火を消します。
④火を消す(バーミキュラ)
先程、9分で弱火にしておいたバーミキュラから、パチパチ音が聞こえてきました。
弱火にして10分ちょっとかな??と思っていたら、
ちょうど弱火にしてからは11分くらいの時間経過だったようです。
最後の最後に、火加減の2回目。
3秒ほど中強火にして、火を消します。
⑤火を止めて蒸らして
20分蒸らしたので、あけます!
こちら↓バーミキュラ。
上手に炊けています。
こちら↓が土鍋
両方とも、コメが1粒1粒たっており、とても美味しそう。
【実食】
両方とも、まちがいなく美味しい。
バーミキュラも土鍋も甘さがとてもあります。
以前実験した、オールステンレスのジオプロダクトという鍋よりも、重たいからでしょうか。バーミキュラも非常に甘みを感じます。
実は何回か炊いて比べているのですが、真剣に味を見ると、毎回炊きあがりが微妙に違います。
それでも美味しいと感じる範囲の中では炊くことができます。
YouTube用に撮影したときは、土鍋が超上手に炊けていました。
【追加実験】
実は、ここで追加実験をしました。
炊飯後に、鍋の中にごはんを入れっぱなしにして、
1時間半後に食べてみます。
↓こっちが土鍋のご飯。
↓こっちがバーミキュラのご飯。
見た目は変わりはないのですが・・。
こうなったら、土鍋の方が正直美味しい!
調湿効果についての説明をリンク先でしています。(クリックすると10分17秒くらいからスタート)
お米の乾燥(??)が気にならず、
一定のおひつ効果のようなものを得ることができています。
これは土鍋の特徴ですね。
良く言えば調湿効果がある、逆に言えば、水分を含んだまましまいこむと、カビる可能性があります。
十分にご注意ください。
【最後に】
ごはんを炊きまくっていると、2度同じ味が続くということはありません。
基本的には甘く、美味しく炊くことができます。
その違いを楽しむのも面白いです。
この動画撮影時は、
2種のご飯の食べ比べだけで、朝食として満足してしまいました。
動画のフルバージョンはこちら↓