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「止まるな、これは停止する場所ではない」byアルフレッド・ブレンデル

最高気温が氷点下のプラハからこんばんは!この寒いのに、最近の私はというと、友達と夜中まで白熱トークを楽しんだり、ドビュッシーやシューマンの曲をああかな?こうかな?こうでしょ!と、瞬間瞬間を爆発しながらピアノ弾いたり、元気に暮らしておりますが、今日は、坂道ですってんころりん。まんがのようにひっくり返ってしまいました。気付いたら、両足が宙に浮いていて、それもそのはず。地面がスケートリンク状態で、凍っていたのです。気を付けて歩いていたのに、痛かったな。でも立ち上がると、歩けるし、わりと大丈夫かもと思い、けろっとして家まで帰りました。転んだわりに、服もきれいなままだったのでよかったです。これから、雪の日に坂道は通らないようにしよう。
そうそう、ピアノ、弾いているんですよ。相変わらず。もう、ピアノ弾いている時が、私は一番幸せで、もっとたくさんの人に自分の演奏を届けたくてnoteやYouTubeも始めたんです。これまでに、思いがけずサポートを頂けたり、色んなところで温かいメッセージも頂けて、とても嬉しいんですが、何というか、私は、まだまだ努力が足りないなとすごく感じています。数字が全てではないですが、YouTubeの登録者も95人で、100には届いていないし、たくさん再生してもらえているシューマンの”飛翔”と”なぜに”も、高評価が89件止まりで、やっぱり100にはいっていないんですね。高評価をわざわざ押して行ってくれる人が100人いるということ、100を一つの指標にしていると言っている方がいたんですが、それはわかる気がします。別に、100になったからどうなるというわけではないのですが、自分に欠けていることが数字で可視化されてしまっているのは、やっぱり事実なんですよね(これは自分に対して思っているだけなので、他のYouTubeをやっている方を100を指標に見ているわけではもちろんありません)
でもこのことで、自分がもっと大きくジャンプできるはずだとも思うんです。ただ数を増やすってことだけじゃなくて、もっと大事なことをちゃんとこつこつとやって、存分に楽しんで、もっと自分を解放してやるべきなんです。今年会うことのできた尊敬するピアニストのアルフレッド・ブレンデルが講習会で指導する際に、何気なく言っていた

「止まるな、これは停止する場所ではない」

という言葉が響いてきます。

この言葉をブレンデルは、風を切るように、思いっきり両手をグーンと上へかざして言っていました。

私は努力が足りないとわかったのなら、今こそ止まるな、これは停止する場所ではない。
むしろ、グーンと進め。

そんなことをお説教っぽくなく、ポジティブに思えるのは、ブレンデルのおかげだな。
この感じ、大切にしよう。

そして、私なりに、グーンと進んで行けば、それが一番最高なのだ。

美穂




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