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対処法は病気の前に「未病」

不調の症状を調べると、様々な病名が挙げられていた。

「ネットに書いてある情報は大体深刻だ」、「"不調"と調べる人で正常な人はいない」、だからきっと、"こうなりたい私"をネットの海から調べ上げて、1人で見て、「やっぱり」と思って恐れているのだろう。

そんなふうに思ってはみても、やっぱり不調は気になる。

結論から言うと病院で見てもらって、良性の腫瘍が見つかった。命に問題はないけど悪化すると支障が出ると言われた。そしてそれは、今の状態を保つことはできても、消えることは無いのだという。

命に問題はないとは言え、治ることができないものとこの先一生ともに過ごすのかと思うと、はいそうですか、とすんなり受け入れることができない。これまでの症状を思い出した順に話していくと、病院の先生が「今は未病の状態です」と言った。

未病。

「健康と病気はきれいにわかれているわけでは無く、病名はないけど身体がだるいとか、検査してもわからないけど頭が痛いとか、病気とも言い切れない不調が起こる。健康と病気の間のことを未病といいます」と先生は言う。


病院からの帰り道、これまでの生活から私の「未病」らしき症状がぽんぽん浮かんでくる。頭痛が頻繁におこるようになった、寝ても疲れがなかなか取れない、暖かくなっても足の冷えが止まらない……。

今まではなんとなくやり過ごせていたことだけれど、ちょっとした不調から良性とはいえ腫瘍が見つかった今は、やりすごしてはいけない一大事のような気持ちになる。健康の時はなかなか気持ちが予防に向かないし、かといって病気になってからでは遅い。身体のサインをしっかり感じ取って、未病の時こそ注意深く対応が必要なのかもしれない。

今まで知らなかったけれど、「未病」なる時こそ改善が必要なのだ。

「まずは今の状況を知ることが大事」診察の時に先生が続けた。そこでは漢方薬も出していて、1時間の診察のあと、自分に合ったものを提供してくれるらしい。いま、自分の状況はどういったものなのか。病名の無いあいまいな状態のときこそ、今の自分を過不足なく知り、それに合った対処法が必要なのだという。

未病のときこそ自分だいじに。漢方の診察うけてみようかな。


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