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感情に合わせたストレス発散方法

書いてる場合じゃない、と思っている自分に驚いた。

悩んだときはたいてい紙に書きなぐるか、曼荼羅ぬりえをひたすら塗るかをしてきたから。書くことで平穏を保ち、色付けすることで思考を整理する人間だと思っていた。けれど悩みの種類によって、ケアの方法は違うらしい。

たとえば、不安なことがあったり、同じことばかりを繰り返し思って心配してしまったりするとき。そんなときは脳内でぐるぐる回っている内容を紙に書いて見える化するのが効果的。筆記療法で思っていることを整理すると、だんだん心が落ち着いてくる。それでも落ち着かないときは、違うことに集中してしまう。その時に私はよく曼荼羅ぬりえをしていた。

ただ、机に座って書いてる場合じゃない、この気持ち書くだけじゃ収まらない!といったストレスもある。それは「怒り」によるものだ。

床に倒れこみ、手をバンバン叩いて力なく叫ぶ。「まぁ0秒思考でもやって整理して」と同居人に言われても、おとなしく座っていることがもうままならない。そんな時には何が有効だったかというと、とにかく放出することだった。

放出① しゃべる

怒りをとにかくしゃべる。2つのグループメッセージと、3人に口頭で話させてもらって、そこで出た解決策をメモる。解決策のメモはどちらでもいいけど、どうしたらいいかまで個人的にはセットで考えるようにしている。

放出② 動く

ピラティススタジオ1時間動いてきた。激しい動きではないけれど、きつい体制で筋肉を酷使するのも結構なストレス発散。ちなみにピラティスは胸式呼吸で、これは人を活発にさせる呼吸法らしい。そのせいか終わった後はなんでも頑張れる気分になる。

放出③ 泣く

悲しい涙より、感動の涙のほうがいいかもしれない。最近発売された井上雄彦先生の車イスバスケ漫画『リアル』15巻を楽しむために、1巻から復習を始めたのだがこれがよかった。それぞれキャラクターが抱く己の“リアル”に向き合い、もがくシーンは人の心を動かす。気づいたら大号泣、そしてすっきりと晴れやかな気持ちになっていた。

放出④ 歌う

お風呂の中で明るい歌を大声で歌う。私が選んだのはゆずの『スマイル』と『四時五分』と『少年』。前向きな言葉をリズムに合わせて発していると、だんだん心にしみわたってきて、なんとかすべてを発散しきることができた。

ただ、動くまでには結構ハードルが高かった。胃が痛くなって何もしたくなくなるし、すると自分の殻に閉じこもりがちになってしまう。そこはすぐに薬の力を借りて、一通り大放出を終えると少し怒りも収まってくる。

ストレスの傾向を知って、それに合った解消方法をいくつか用意しておくことは、この社会を生き抜くうえで大事かもしれない。だから「怒り」の感情に、その対処法がわかったことに感謝だな。

明日も生きるぞ。

去年の毎日note


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