原因不明の不調が続いているので、漢方外来を受けてみた

今年に入ってからやけに疲れやすかったり、頭痛が頻繁におこったりしている。その不調は身体の色々な面から現れるようになり、さいきん病院へ行ったことをきっかけに顕在化されてきた。

人は病気に向かって生きています

診察室で先生が言う。まぁ、確かに。究極を言えば死に向かって生きてるわけだから、そうなのだろう。健康と病気のあいだ、"未病"の状態が、病気になる前にはある。その時に対処するのが漢方なのだそう。

「まずは自分の状態を知ることが大事」と言われ、その言葉が妙に刺さって漢方外来を受診してみることにした。なんと1時間近くかけて自分の状態を診てくれるらしい。

事前に問診票を書き、いざ診察。 


※ちなみにこのnoteは、外来を受けて漢方薬をもらったところまでです※


診察1.不調のヒアリング

問診票をもとに4~50分くらい会話する。身体の不調で今いちばん気になっていること、それはいつ頃からか、どんな症状が出たか。ほかにはこれまでかかった病気や身体の異変、睡眠の質に食生活などなど。

問診中、「どんな痛みだったか」というのを聞かれたのだけど、やっぱり痛い時をすぎると気持ちもうすれてしまうもの。例えば頭痛でも、3,4年前に悩まされていた起床時の頭痛と、さいきん慢性的に起こる頭痛では性質が違うのだけど、当時どんな痛みだったかってあんまり思い出せない。

"不調の状態"も簡単にメモしておいた方が正確な情報を伝えられたなぁと思った。慢性的な身体の不調に困っている人は、どんな時に、どんな感じの不調がどのくらい続くのかをメモしておくといいかも。

診察2.触診

問診票に沿ってヒアリングが終わった後は、10分くらいでお腹、足、脈、手のひらと爪の様子を診てもらった。ぽんぽんお腹を叩きながら「張ってますね」と言われたり、足首を掴んで「ここの方冷えてますね」と言われたり。なかでも、指先の色から血流が悪いと言われたのは驚きだった。先生の指先見たらすごく明るい赤ピンクのような色なのに、私は薄暗い赤。こんなところにも違いが出るのか。

他のサイトを調べると舌の様子を診ることもあるみたいなのだけど、たぶんこの時期でマスクをしているから控えたのかも。今回は無かった。

漢方薬を特定

触診の様子をPCに記録したあと、「血流があまり良くなくて気が作られていないようなので、今回はこれを出しましょう」と、たくさんの漢方薬が書かれたボードの1つを指して先生が話した。

説明に目を落としてみる。

"頭痛、冷えやめまいに"

あれ? と思った時に「私のこと?って思った?」といたずらっぽく先生。

思いました。こんなにぴったりな漢方あるのか!

とりあえず2週間。合わなかったらまた状況を聞いて違う漢方を試していき、自分に合うものを見つけていくという。先生いわく、ぴったりくる漢方に出会うと今までの不調が嘘のように毎日生き生きとしてくるのだとか。それ、人生勝ち組では…!


漢方を受けようかと思ったのは、いくつかある。原因のわからない不調が続いたこと、"未病"の考え方がしっくりきたこと、そして自分の体質を知るために、スリランカでアーユルヴェーダを受けたいと思っていたこと。アーユルヴェーダを受けるまでには時間もかかるから、まずは漢方で自分の状態を知っておこうと思い受診してみた。

問診で答えていくうちに、今は気にしなくなってしまったほど些細な未病の状態が積み重なり、今の不調を作っていることに気づく。全部繋がっているんだ。そりゃ確かに、1つの身体だもんなぁ。

漢方はこちら。とりあえず2週間、経過観察してみます。

去年の毎日note


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