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外出自粛中に見た映画30本から5本を選んでオススメしてみる

ステイホーム中のおうち時間に映画鑑賞は、たぶん人類の8割くらいはしていたことじゃないだろうか。

例外なく私もここぞとばかりにコンテンツ漬けの日々を送ってみた。1年で片手で数えられるくらいの映画しか見ていなかった3年前の私からすると、今年に入っておよそ30本見ているのは驚異的な数字だ。いつもはfilmarksのアプリで簡単に感想をメモするだけだったけれど、すきなマンガのnoteを書いたら想像以上に自分の好みを知る機会になったので、外出自粛中に見て誰かにオススメしたいと思った映画を5本選んで紹介してみる。

とはいえ映画初心者なので、映画の背景や監督・キャストにまつわる雑学、知識には言及していません。あらすじもAmazonリンクにおまかせして、どんな人に見てほしいかを考えて、個人的に思ったことを書いてます。


1.他人の目が気になる人へ。「勝手にふるえてろ」

1回目は映画館、2回目はアマゾンプライムビデオ、そして3回目の今回も同じくアマゾンプライムビデオで鑑賞。他人の目を気にしてしまう人、その結果変な妄想をしてしまったり、自分の好きなように生きられない人が見ると、主人公の極端な思考がわかりすぎるんじゃないだろうか。

「脳内のあなたのほうが魅力的だよ」と、思わず声もかけたくなる。それはきっと、自分へもかけるべき言葉なのかもしれない。3回とも涙した私はそんな気がします。

"名前"をキーワードに展開が進むところも、なかなか人の名前を覚えられない私にとっては背筋が伸びる内容。大事にしたい、相手の名前も自分の名前も。

好きすぎて小説の方も読んでみると、「あの行動ってこういうことだったんだ」みたいな発見もあっておもしろかった。けれど、こじらせの様子をコミカルに描いてくれる映画の方が前向きな気持ちになれてよかったな。


2.決められた道ではなく、選んだ道を進みたい。「きっと、うまくいく」

初めてのインド映画。3時間もあるし本当におもしろいの…? と疑心暗鬼で見たけれど、そんなことを考えた自分はほんと見る目無いなと思うくらい、最高の名作だった…!

ユーモアあふれる歌と踊り、ギャグみたいな展開があるのにしっかりインドの社会問題についても入っていて、大号泣必至の作品じゃないでしょうか。

決められたレール、いわゆる"人生の王道"も、自分でそこを選んで進むなら良いと思う。けれどその"王道"以外でやってみたいことがあるなら、そっちを挑戦してみたって大丈夫。きっとうまくいく。

自分の人生、何を基準に動いたら幸せなのか、そんなことを考えさせてくれるような映画だった。

「好き」と「明るい」って最強の武器なのでは?と思うくらい。どう生きたら楽しいかを教えてくれます。


3.事実は振る舞い方で印象を変える「トゥルーマン・ショー」

「これはもうホント無理、前向きになんか考えてられない…」

そんな状況で、どよんと過ごす以外の方法が見つからない人に見てほしい。「終わりよければすべてよし」それを作るのも自分次第だな、と思ったエンディング。「主人公が可哀想」と悲しい気持ちでずっと見ていたのに、最後の5分で一気に「カッコイイ主人公」へと変化を遂げた。

カッコイイ主人公になれたのは、彼が常識を疑うことを始めたから。当たり前だと思っている世界に疑問をいだき、その違和感と向き合うことで違う世界が見えてくる。

ちなみに「リアリティーショー」を見る側、する側の人間について考えるうえでも、もう1度見直したいなと思っている映画です。見た後の生活の中で「この出来事、トゥルーマン・ショーのこの部分にあたるんじゃないか」なんて思考が広がる。この時期に見れてよかった。


4.次に進む強さをくれる「はじまりのうた」

"強く生きたい"と感じ、とくに女性として生きている人はきっと好きな映画。最悪の状況からチャンスをつかんでいく様子、それとともに流れる歌声が心地よく入ってくる。ストーリーはとても力強いのに、おだやかな雰囲気で映画が進むのでBGMとして流していたいなとも思うほど。

最後の選択は、彼女が本当に自立したことを指しているように感じた。恋愛の要素もありつつ、でも「結ばれることが女性の幸せ」と決めつけられていないところに自由さも感じ好きだな、と思った映画です。


5.明るく貫く意思をもつ。「ヘアスプレー」

見た目人や種による差別を超えて繰り広げられる勧善懲悪のストーリーがスカッとした気持ちにさせてくれる!今年は2回目の鑑賞。

コンプレックスがあって生きづらさを感じている人でも、この映画を見て何か行動を起こせるといいな。いや、起こしたいなと力を与えてくれるような映画だ。明るく元気に意思を貫いていると、それに共感したポジティブなパワーをもっている人たちが集まる。そんな希望を見せてもらった気がした。

「きっと、うまくいく」でも書いたけれど、「好き」があることと、それを「明るく」行っていくことって最強だ。自分が楽しいだけじゃなく、周りにいる人にもプラスのパワーを与えられる。


所感

一気に映画を見て簡単にでも感想を書いたり、あらすじを見ながら見たい映画を探したりしているうちに、歌のシーンがあるものやミュージカル映画を好んで選んで見ている傾向が見つかった。以前は、突然歌や踊りが始まることに抵抗感があってあまり好きじゃないと思っていたけれど、たぶんそれは、そういう映画の構成に驚いていただけみたいだ。

ある物事に対する好き嫌いを図るには、その対象にたくさん触れ、どう感じたかをメモして、自分の心の状況を客観的に見ることでわかってくることなのかもしれない。何が好きか、嫌いかなんて、実際に試してみないとわからない。そんな学びを得た映画三昧の外出自粛期間だったな。また生活が変わっていきます。


ここでマイペースに見た映画の記録をしてます。


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