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キマらない日も同じように

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「毎日書くこと」を目標に、友人とその日のテーマを決めて書いてます。
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2019年11月の記事一覧

寒い日のつぶやき

一歩一歩進むごとに「寒い、寒い」と繰り返す季節がとうとう来てしまった。寒くなればなるほど、じめじめした夏の夜を思い出して恋しくなる。 「一人一人がエアコンを常備できたらいいよね」と、隣で歩く友人がつぶやいた。沈黙が2人の間に広がる。頭にハテナが浮かんで、何をどう言ったらいいのかわからない私に気づいたのか、「傘は江戸時代から形が変わってないんだよ?絶対開発の余地ない?」と友人が続けた。 周辺の空間が濡れなくなる"バリア機能"が作れるようになれば、雨はもちろん、バリアされた空

1126ひとりごと

スーツケースを引いて街中を歩いていたのはほんの数時間前。警察を呼び出し、家じゅうを調べてもらい、「ここで寝泊まりはしない方がいいね」となったので、3分で荷物をまとめて出てきた。 地面だけを見て歩いていたはずなのに、顔がしっとり濡れていて、小雨が降っていることに気づいた。あぁ、今日のnoteに何を書こうかと考えていても、ぐるぐる巡るのはさっきおこった出来事だけ。さらに書くにはタイムリー過ぎて、少し気になる。1週間ばかりnoteの更新を休んだほうが、いいのだろうかーー。 コン

たわいもない日のこと

最近の目下の悩みは、服装だ。 20~22度は冬服じゃない。しかし秋に着る服を引っ張り出してみてもどこか少し寒そう。もうコートの出番?いやいや、そんなことをしたら冬が越せなくなる? 最高気温が17度まではそんなことを考えながら薄着の秋服で外に出て、夜になると少し後悔をしはじめる。明日は最高気温が10度ほどだ。ようやく、胸を張って冬服が着られる。 * 久しぶりになんでもない日記を綴ろうと思ったら、出だしから「悩み」が出た。どんな時も不安や悩みが襲ってくる、私らしい一文だ。

他人のツッコミで自分の輪郭を知る

自分の考え方は疑う余地のないほど自分にフィットして離れない。無意識に考えてしまうことは、自分の心の奥底に深く根付いて気づきにくいものだ。けれどその無意識の考え方こそが、新しい一歩に踏み込めない一つの原因だったりもする。 「みほちゃんは自分の人生、自分がわき役だと思ってるんだな」 「結婚式ぐらいしか自分がスポットライトを浴びる機会はないから、結婚式はしてみたい」と友人に話していた時、友人は深く相槌を打って、上の言葉を残した。そして「自分の人生はいつも自分が主人公だと思ってい

ルーティーンの作り方

勝手に習慣化できるものと、なかなか板についてくれないものがある。 出勤したらインスタントコーヒーを入れて、2時間くらいかけて飲み干すのが日々の儀式になっている。低血圧で回らない頭にカフェインを注入し、すっきり目覚めさせることを目的に始めたら、「朝のコーヒー」が無いと集中できない身体にいつの間にか変わっていた。 この儀式はもう、新卒時代から続いている。以前は朝一番にブラックの缶コーヒーを買って、1日かけて飲んでいた。しかし午後になるとその味のせいで頭が痛くなってしまい、いつ

カフェで本を読むだけの幸せな休日

原稿が一日早く終わり、数か月ぶりの「何もしない休日」が、ひょっこり私のもとへやってきた。 ダイニングの椅子で体育座りをしながら、今日1日の予定を考える。 あんまり化粧をしたくないから、家でゆっくり本でも読もうーー。考えがまとまってきたところでふと窓の外を見ると、キラキラ輝く日差しが入ってきた。今日は晴れみたいだ。 最低限のメイクだけして公園を散歩し、ベンチに腰掛けて読書しようか。外が気になると、「どうせ行くならおいしいコーヒーも飲みたい」という気持ちもわいてくる。結局、