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本当の人生の始まり。3.11の激震。未婚で産む、ということ。

2011.3.11


数日の迷いと

なにをしても涙が止まらない
「イニシーション(通過儀礼)」の後に

決断した




完全に思考を手放して

スピリットの赴くままに生きようと

腹を括った




ときに

スピリットの道や

本来の自分、という選択は


恐れと不安の中に

潜んでいるらしい




こわい


本当に、こわい



なにが怖いかわからないけど

とにかくこわい

「神さま。正直、こわいです」

何度こぼしたことだろう




でも本当は

わかっていた



一見暗く見える

恐れと不安のその先に

光の世界がまっていることを


そして


もう今では

そこに飛び込むことでしか

本当に望む世界に

シフトチェンジできないことを___。




本当はそうしたほうがいいことを

私たちはずっと

密かにひとり

感じているのかもしれない




でもなかなか

決断できなくて


その期間が

実は一番、くるしい



決断してしまったら

残るのは清々しさ



そして

そこへ行くための

アイディアしか浮かばなくなる



そんなときに大抵

大きな手放しが起こるものだ



無意識に

これはどうしても!!!

と握り締めていたものが

本当はそうでもなかったと

気づく。



人生を変えてしまうほどの

手放しは

こうして決断と同時であることが、多い



____赤ちゃんを授かった。




付き合って4ヶ月の

恋人の子だった



その瞬間

もちろん少しは驚いたけれど


あぁこれは

私がかつて

確かに強く望んだことだったのだと

すぐにわかった



薄く西陽が差しはじめた

長女の保育園お迎え前の

夕方のトイレ



1分待ちましょう、の

指示を無視するように

検査キットの先に尿をかけた数秒で

陽性が判明した



どうしよう・・・


とはその時

1ミリも思わなかった



うれしくて、うれしくて

ひとりで部屋の隅々で

お礼を言って回った



神さま、ありがとう!

ウンベラータよ、ありがとう!

あぁこのお部屋さん、ありがとう!




そしてまだ

おそらく心拍もないであろう

そのお腹にそっと触れ

来てくれて、ありがとう


と呟いたら

涙が溢れた。




しかしそれからは

不安と恐怖の嵐だった


もしかしたら

ひとりで育てることになる

シングルマザーのまま

もう一人産むことになる



このとき不思議と

これで再婚できる!

とか

彼に言ったら、、と

期待する想像は

一切なかった。



両親は?

妹は?

娘が1ヶ月後に入学する学校の先生たちは?


なんていうのだろう?



不安と恐怖で

手足が冷たくなり

2日間、ろくに食べられなかった



でも、3.11を迎えた深夜。

奇跡的なサポートをいただき

決断した。



____わたしは、スピリットのまま生きていく。



思考では不安ばかりで

未来なんてなんの保証もない



でも私は、産むと決めた



彼が関わる、関わらない関係なく

まずひとりで

私の決断を、下した



ものすごく

しあわせだった



「私は、世界で一番、幸せです」

マスクの下で

西新宿のサラリーマンが行き交う通りを

言いながら歩いた



アファメーションなんかではなく

心の底から湧き上がる

言葉と感情だった



ここから

私の新しい人生がはじまる



思考ではなく

スピリットのまま生きる人生が

はじまる



2021.3.11

私的、かつてないほどの大激震の日。




わたしは今、世界で一番幸せです

これまでのすべてに、ありがとう

__________


これは

今から2ヶ月半前。


決断を下した翌日の朝

新宿中央公園SHUKUNOBAのスタバで

ケータイに書き殴ったメモ

メモというか

記しておきたかったのだと思う

もう揺らがないぞ

もう決めたのだぞ、と


だれに?


私自身に____。



ここから私の

未婚で産む、というストーリーの

物語がはじまった


また、書いていきます


Miho


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