見出し画像

京都ではじめる、「学校に行かない」選択をした子どもたちのための居場所づくりプロジェクト

TwitterやInstagram、Facebookを中心に発信をはじめた
「学校に行かない」選択をした子どもたちのための居場所づくり

ご協力いただける立ち上げメンバーを募集したところ、
全国の方からお声をいただくことができました。

現在、なんと、30名に!!!

ありがとうございます!

大学生や主婦、発達障害の支援活動をしている方、
これから居場所づくりをしたいと考えていた方など、
いろんな方が集まってくださいました。

心強すぎる!


居場所づくりのはじまり

居場所づくりのはじまりは、
友人で同志でもある、美濃羽まゆみ(フーコ)のお子さんが不登校になったこと。

フーコさんとの出会いは、中学1年の時。
私立中学に入学した私とフーコさんは、名簿順の2番と3番になったことがきっかけで、友だちになりました。

とはいえ、そのころの私は、完全に心を閉じていました。

画像1

完全に感情のない表情のわたし。目が死んでいる。

小学5年生の時に仲の良かった女の子4人にいじめられてから、人との関わりを絶ったんです。

中学校で話しかけてもらってお友だちになったものの、心を開いて話せるようになったのは大学生になってからだったように思います。
本当に人間が怖かった。

フーコさんとは12歳からの付き合いなので、今年で30年目に突入する間柄。
わたしの紆余曲折を間近で見守ってくれていることなります。

わたしがうつ病になった時も、自殺未遂していた時のことも、精神病院に入院していた時のことも、発達障害と診断されてからのことも、全部ぜーんぶ知っているので、隠し事がほぼありません。

わたしが発達障害と診断され、離婚して実家に戻ってきたころ、ちょうどフーコさんもお子さんのゴンちゃん(長女)の発達障害に気づいた頃でした。

お互いに発達障害について調べていた時で、発達障害の情報を交換したり、お子さんのことの相談を聞いたり、わたしのことを話したりして、いろんな話をしました。

それから、「ちいさな森」というコミュニティを作り、ホームページで発達障害の情報やコラムを発信しはじめました。
それがきっかけで、発達障害の情報雑誌を作ることを企画して、今の「みのりの森」を起業しました。

何かを始める時、
なぜかいつもフーコさんがいます。

今もそう。

フーコさんのお子さんのまめぴー(長男)が小学校に行けなくなったことで、いろいろ悩んで考えてしていたタイミングと
わたしが発達障害の子どもたち向けに学習支援や不登校支援をしたいと考えていたタイミングがシンクロしました。

そして、事務所の隣の家が空き家になっていたので、
なんかできそうだけど、どうしようかな〜と考えていた時に
隣の家の持ち主さんとお話しする機会があって、ちょっとだけ相談してみたら「貸してもいいよ!」と快いお返事が!

これは「なんかしろってことでしょ〜」ってことでしょう?

そして、フーコさんにも伝えたところ
「やってみようか!」
と、なりました。

「ないなら、つくろう!」が合言葉

2017年に、フーコさんと立ち上げた
発達障がい専門誌きらり。

今から4年前になります。

そのころは、まだ発達障害の書籍も少ない方で、
カラフルなものも少なく、情報量も少なかったんです。

わたしもありったけの書籍を読みあさっていたのですが、
読んでも読んでも、なんか難しくて、うまく理解ができませんでした。

「もっとわかりやすくて、実用的な本がほしいなぁ」
「みんな、どうやって発達障害と付き合って生きてるんだろう?」
「どんなこと、工夫したりしたらいいんだろう?」

全然わかりませんでした。

それもそう、
福祉や支援の世界とは何も繋がりがありませんでしたし、
支援級や支援学校など、発達障害に詳しい方との繋がりも一切なかったんです。

今なら、
ネットでどこを見ればくわしい情報が得られるのか、
どこの団体に行けば研修で知識が得られるのか、
知識も経験も人脈も増えたのでわかりますが
4年前は全然わからなかったんです。

「ないなら、自分たちでつくろう!」

それが、わたしとフーコさんの合言葉になりました。

子どもも、家族もハッピーになれる場所を作りたい

不登校の子どもたちの居場所やフリースクールは全国にあります。
発達障害の子ども向けの学習塾、オンライン学習ツールもあります。
療育施設も、放課後等デイサービスもあります。

それなのに、
どこに行こうとしても、どれをやろうとしても
どうしても「できない」子どもたちがいます。

フーコさんのお子さんもそう。
いろんなことを試してみたり、見学に行ったりしたけれど
どうしても「できない」状態になってしまうんです。

京都市内のフリースクールは、小学3年生以上のところが多く、
お子さんに合いそうだな、と思っても年齢で引っかかってしまいました。

学校に行くのがしんどい、
でも、ちょっとでいいからと、一生懸命学校に行っていた時期に
良かれと思っての声かけや先生の言葉や態度に傷ついたようで、
だんだんと「おとな」全員が敵になっていきました。

ちょっとしたことでも敏感に感じ取ってしまう子どもは
おとなのちょっとした表情、ちょっとした言葉の強さだけで
「この人はだめだ」
と判断してしまうようになります。

それが積み重なって行った結果、
どんどんどんどん、部屋にこもるようになっていきました。

家庭教師や塾をして、受験勉強を教える先生をしているわたしですが、
「成績や点数がいいだけ」の育成には大反対!!!

偏差値だけ見るような学校選びは絶対させません。

子どもにあった学校に行ってほしい。
子どもが好きな勉強ができて、得意が伸びる学校に行ってほしい。

必要最低限の勉強で、
その子にとって最高の学校や環境に送り出す。

それがわたしの学習を教えるスタイルです。

そんな考え方の先生なので、
偏差値重視、学校の名前重視、子どものしんどさ無視…なスタイルの教育
の方とは全然話がかみ合いません。

そんなおとななわたしだからか、
心が敏感な子どもたちは居心地がいいようです。

フーコさんのお子さんも、そうなのかな?
事務所にまめぴーがよく遊びにきます。
わたしが忙しくしている時には、一人でゲームしています。
時間がある時には、まめぴーにゲームの操作方法を教えてもらいながら、
一緒に遊んでいます。

ゲームの操作が大の苦手で
スーパーマリオの1ー1もクリアできたことがないわたしですので、
全然教えてもらってもうまく操作ができません。
両手で操作するとか、ほんとにできません。

でも、まめぴーは根気よく教えてくれて、
「一緒にゲームできるだけでうれしい!」
「隠れてるだけでも全然いいねん!」
「敵を倒したりするのは任せて!」
と、嬉しそうに話してくれます。

ちなみに一緒にやっているのは
「フォートナイト」です。
4ヶ月くらい一緒にしていますが、
最近ようやく銃が打てるようになりました。
全然当たりませんが(苦笑)

子どもは、とっても敏感で
よーくよーーーーく大人をみています。
一挙手一投足、微々たる表情の変化もみています。

「こうなってくれないかな?」
「なんでこうしてくれないの?」
「なんでこの子はこうなの?」

「あわよくば〜してほしい」

これを見抜きます。

わたしは、
今の子どもの生きづらさは
大人の「子どもは〜しなければならない」の押しつけが原因ではないか?
と思っています。

義務教育なのは、わかります。
無理なく楽しく学校に行けているならいいんです。

でも、そうじゃない子どもに、強制、強要するのはおかしいと思うんです。

わたしは、うつ病になって17年目になります。
生きている中で、精神疾患になっては、おしまいなんです。
寛解はするかもしれないけど、完治はしないからです。
ずっとしんどいんです。ずっとずっと。

わたしは、小学生のころに原因不明の微熱が3ヶ月以上続いたことがあります。
中高の頃は、感情という感情が消えていて、心から笑った記憶があまりありません。
すでにうつ状態だったと、思っています。

そんな経験を、今の子どもには味わってほしくないんです。

毎日思いっきり笑えて、ご飯をおいしく食べれて、すやすや眠れる。
それがどんなに幸せなのか、をわたしはよく知っています。

だから、わたしを必要としてくれる子どもがいるならば、
できることをやってみたい。

この居場所作りプロジェクトは、
どこの場所にもなじめなかかったり
「こんな場所があったらなぁ」と想像してくれていたりする子どものためのプロジェクトなんです。

そして、
そんな子どもたちを支えようとしている家族たちのための居場所プロジェクトでもあるのです。

一緒にやりたい人は手をあげよう!

今、30名の仲間が集まってくれました。

「5人くらい集まるかな?」と思って声かけたんですが、
6倍になりました!

北は埼玉、南は大分まで、
大学生も、働いている人も、主婦もいます。

現地で集まれる人は現地で、
同時にリモートで繋げて、一緒に作っていきます。
用事で参加できない人のために動画も録画します。

組織や集団が苦手だと豪語しているわたしなのですが、
リーダーになっていると、まぁまぁ頑張れるんです。(なぜか)

小中高と、ずーっと学級委員長やらなんとか委員長やらをしていたので、
まぁまぁ大丈夫、と思っています。(たぶん)

もしかしたら、一緒に作ってみたい人がいるのかもしれないので、
もし参加されたい方は連絡してください。

LINEでクループ作ってますので、LINEできる方が助かります。
zoomも使います。

リモートで打ち合わせしますし、
居場所もリモートで在宅で参加OKにします。

しんどくて動けない時って、絶対あります。
そんな時でも、誰かと繋がって遊びたい時もありますよね。

19日に第一回の顔合わせと、居場所の町家ツアーをする予定にしています。
一緒に立ち上げしてみたい方、ぜひご連絡下さい。

連絡先
info@minorinomori.co.jp

Twitter  https://twitter.com/Rosuism
Instagram https://www.instagram.com/miho.asakura_kirari/
公式LINE https://lin.ee/RNIpwOI


よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは、朝倉の活動費として活用させていただきます。