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ホーチミン生活の始めかたガイド

mihiratです。ホーチミン市に来て3ヵ月経ち、ようやく生活が落ち着いてきました。

「移住直後って実際どうなるの?何するの?」みたいな疑問、あまり情報をまとめてくれてる人がいなくて困ったので、まとめてみました。ベトナム生活ってどんな感じ?に興味がある人にもぜひ読んでほしいです。一言で言えば、めちゃめちゃ楽です。

実家の整理やら役所手続きやらで忙しく、現地入りしたのは結局、業務開始の3日前でした。計画性のなさ。。。しかしホーチミンは生活開始の難易度がとても低いので、それでも余裕でした!

※この記事はあくまでもホーチミンに限った話をします。ベトナムの他地域とは全然違うので、その場合はあまり参考しないようご注意ください。

0. 出発前の準備

Grabを必ずインストールします。Grabは、Uberのような配車・食事のデリバリー・オンライン決済などが入ったスーパーアプリです。これがないとホーチミン生活は始まらない。確かクレジットカード登録は現地じゃないとできなかったので、電話番号認証までやっておきました。

あと当面の滞在先を予約しました。Airbnbで2週間くらい、3万円。ホーチミンはおしゃれホテルが多いので、いろいろ滞在するのも面白い。また、意外とイケてない可能性を考えて短めにしておくのも手。ホーチミンで2000円/泊くらいだせば、週に数回の掃除と洗濯サービスが付いてきます!日本での生活よりはるかに楽です。

ちょっと探しただけでいい感じのホテルがすぐ見つかります。

1. 到着 ~ 最低限のホテル暮らし

到着してすぐにやることは、現地通貨ベトナムドンの確保です。外国人はお金がないと何もできないので、まずは現金。

成田空港での両替は高いですが、現地でのタクシー代くらいは両替しておくと心強いです。自分はどこの国に行くときも1万円くらい両替してます。

1万円だと当座のお金としてはちょっと不安なので、3〜5万円くらいを空港のATMでクレジットカードのキャッシングでゲットしました。使えないクレジットカードがあったり、ATMが壊れてたり、カードが吸い込まれて帰ってこないこともあるので、2~3枚あると安心ですね。

次にそのお金をもってSIMカードを入手。旅行者用パッケージのSIMが10USDくらいで空港で買えます。電話番号とデータ通信7GBくらい込。これで空港のWifiからオサラバ。

ここまで来たらGrabの配車ができます。空港から自分が予約したホテルまで連れてってもらって1500円くらいだった記憶。ホテルチェックインしてまずは一息。

食事は、そのへんのコンビニなり、激安食堂でフォーやブンチャー食べるなり、Grab food で注文するなり、いずれにしても簡単です。水道水は飲めないことをお忘れなく。

2. 業務開始までにやっておく

絶対にやっておくのは、まず近所の散歩。レストランや雑貨屋(延長ケーブルとか)の調査、シャンプーなどホテルでも欲しいものを買っておきました。持ってくるのを忘れたものもこのタイミングで補充。引越しがあるので、かさばらないものを。治安も念のため。

会社までの行き方、初日の出社時間、などを再確認して初日のスケジュールを決めました。何時に起きて何時にGrabを配車して〜的な。

あと壊れてる可能性があるので、持ってきたPCやスマホなどの動作確認をしました。(バックアップ用のHDDはいまだに調子悪くて困ってます。。)

できればこのタイミングでアパート探しを始めておくとよかったです。ホーチミンだと契約即入居みたいなところもあるようですが、せっかくだからいろいろ比較したいところ。業務開始まで時間があれば、契約しておいた方が楽。

いくつかFacebookグループが有名なようです。スパムっぽい投稿もありつつ、良さそうな投稿もあります。

日本の不動産屋もあります。例えばこんなの

一人暮らし用アパートの価格帯としては、

・300ドル付近 = 現地アパート。それなりに覚悟がいる

・300ドル ~ 500ドル = 外国人向けが増えてくる。掃除洗濯が週に1~2回。

・500ドル ~ = 金額に比例して、広い・新しい・立地よい・お湯が出やすい・サービスの回数増・玄関にコンシェルジュ待機、などが追加。

が調べた感じのだいたいの雰囲気です(実際いくらになるのかはわかりません)。ホーチミンのアパートは家具家電つきが多いので、自炊しない人なら追加購入するものはほぼないです。個人的に嬉しかったのはやはり掃除サービスで、シーツと布団カバーの交換もやってもらえて最高。

ただ、現地に長く住んでいる方曰く、まだ相場観のようなものは決まっておらず、当たり外れの振れ幅は大きいそう。

なお、洗濯を頼んで、色移り・縮み・紛失なども起きました。そういうものだと思っておきましょう。安いところほどありがち。

洗濯サービスがついてなかった場合は、下記のような洗濯屋が使えます。一週間分で400円くらい。なお、ネットで日本語で紹介されている洗濯屋やコインランドリーのほとんどは閉業してたので、頼りにしない方が良いです。『Giat Say』がベトナム語の洗濯に該当するんですが、クリーニング屋と服の洗濯屋が混じってて探しにくめ。

オンラインサービスもあります。割高。

3. 業務開始しつつ生活

頑張って仕事しましょう。早期にクビになった場合、ビザなどがなかなか大変になることでしょう。通勤はしばらくはGrabです。(日本の国際免許は加盟国でないベトナムでは使えないので、現地で新たに実技試験を受けて免許をとる必要あり)。Grabはバイクの後ろに乗せてもらうと20分くらいの距離で100円ちょい、タクシーだと250円くらいなので許容ですね。

帰宅後は疲れてたので、Grabや近所のレストランで済ませました。一食200-300円くらい。

給与が手に入るまでは、ATMからのキャッシングで生活費を繋ぎました。ホテルとか大きな出費はすでに済んでおり、毎日の食費くらいですね。そこまで大きな金額でもないです。

4. 生活基盤を長期滞在向けに切り替え

まず旅行者向けのSIMは延長ができないので、キャリアの正規のSIMを契約します。お店にいき、番号札を取り、SIMが欲しいと伝え、パスポートを渡し、電話番号表から好きな番号を選び、SIMを受け取ってお金を払って終わりです。このあたりの記事が参考になりました。


料理がしたくなったらスーパーで買い物。Co.op martというスーパーは調理家電、フライパン、洋服、洗剤、シャンプー、マスク、なんでも売ってるのでとりあえずここ行けばどうにかなります。スーパーでは入り口でリュックなどの携行品を預け物ボックスへ回収されたり、結束バンドでリュックの口を閉められたりされなかったりします。ガードマンの気分次第?

ダイソーも進出していて、市内の大きめショッピングモールで3店舗くらい見かけました。100均グッズ系は揃うので持っていかなくてよいです。

そしてイオン。イオンに行けば家電からオーガニックシャンプーから欲しいものは全て手に入ります。価格帯も外国人のお金持ち向けということはあまりなく現地の人もたくさん買い物してます。イオン最強。

もっと高ランクな物が必要なら高島屋へ。

ホーチミンにはイケてるご飯屋さんやビアバーがたくさんあるので、日本食ローカルごはん問わずガンガン攻めると面白いです。こちらのブログは非常に充実していていつも参考にしてます。

クラフトビールは日本と大差なく高クオリティなものが手頃に飲めます。パイント一杯で400-500円程度。

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5. さらに現地慣れ

もっと気の利いた冷凍食品とかが欲しくなったら、MEGAMARTに行きましょう。Co.op Martを売り場面積10倍にしたコストコのような場所で、ここにない日用品はそうそうないです。輸入物のビールの箱なども安く手に入ります。

日本食品が必要になったらレタントン通りへ。そこそこ高いお店が多いですが、日本食品はそもそも割高なのであきらめましょう。韓国系の食品スーパーでも買えます。日系のお店に入ると日本語のフリーペーパーが手に入ります。日本人会系の情報はそれらを参照すると良さそうです。

それよりも食品のデリバリーがすごいので活用しましょう。日本よりはるかに非常に充実してます。このあたりが非常に参考になります。冷凍の薄切り肉をグラム単位で自宅まで届けてくれるサービスもあり、日本よりも買い物は楽になりました。

飲料水は、日系企業に電話かSMSで注文するのが楽です。自宅まで届けてもらって、確か20リットルあたり150円くらい。

http://www.kirifuri.com.vn/san-pham.html

銀行口座開設はちょっと苦戦しましたが、店舗に行って担当者に質問しまくればだいたいどうにかなります。ベトナムの銀行は口座維持手数料やATM手数料が無料じゃなかったりする点に注意。デビットカードも発行してもらえますが、外国人はパスポート、労働許可証、できれば労働契約書も持っていった方が安心です。いくつか銀行はありますが、ネットでヒットしやすいのはこの2つ。


そろそろ癒しが必要ですか?猫カフェ、犬カフェもあります。

スーパー銭湯が恋しいですか?あります。

まとめ

ホーチミンに来るまではあれもこれも心配してましたが、想定をはるかに上回るレベルでなんでもあります。寒さや花粉が嫌いな方は、ぜひ一度ご検討してみると面白いかもしれません。

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