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今この一瞬が大事なパズルの1ピースである!《youtube番組出演レポ&追記》(後編)

お久しぶりになってしまいました!保育業界を輝かせるべく発信をしている元認可外保育園施設長の御林友希(みはやしゆき)です。

最近、発信を続けていると、あだ名で呼んでくださる方も増えて、嬉しいです。高校の頃、”〇〇っぴー”とつけて呼び合うのが流行った時期があって、私も、ゆっぴーと呼ばれていたのですが、最近、保育関係の方々も、ゆっぴーさんと呼んでくださる方がいらっしゃって、なんだか若返った気持ちになりますw

そう、そんな高校生を振り返るきっかけとなったのは、前回全編で書かせていただいたyoutube番組”FRIEND's HIKE〜繋がりから広がる世界”の出演のご依頼をいただいたこと。

代表であり、現役の高校教師でいらっしゃる倉田さんが、主に中高生向けに職業の選択肢、人生の歩み方の幅を広げようという主旨のもと、定期的に配信をされている番組です。

この番組で改めて、自分の中高生を振り返り、過去、現在、未来を見つめ直すことができました。

(倉田さん、そして、繋いでいただいた友人であり、旭川公園ゲストハウス代表の松本くんありがとうございます!)

前編では、”人と違う”は強みになる!ということを書かせていただきました。保育士業界では異色の、保育未経験で飛び込み、保育施設長にならせていただいた話をさせていただいております。

もしよかったらご覧いただけると嬉しいです↓

”人と違う”は強みになる!《youtube番組出演レポ&追記》(前編)

今日は、後編でお話しさせていただいたメッセージである”今この一瞬が大事なパズルの1ピースである!”ということを、振り返って、新たなストーリーも交えながら綴りたい。

■人生の繋がりが見えないと悩んでいる方へ

中高生から私を振り返ると、今の保育士への夢を小さい頃から抱いていたわけではない。実際、子どもはずっと好きだったが、学生時代、保育士の”ほ”の字も浮かんでいなかった。

夢を振り返っても、決して、人生に一貫性があると思わない。

小さい頃から順に私の夢はこうだ。

医者(おじいちゃんの夢を自分の夢としていた)→薬剤師?(迷う)→アナウンサー(なりたくてなれなかった夢)

就活をして、実際に職についた職業は、

広告業界→コンサルタント→保育士(施設長)とバラバラだ。

初めて本気でなりたいと思ったアナウンサー。

世界(世の中)を元気にする、マスメディアが拾えない声を自分で拾って、伝える人になりたい!という動機で目指していたが、夢が叶わなかった後、挫折感が半端なかった。

一体自分は何がしたいのか、人生が地に足がついていない感じがして、混迷の10年間を過ごしたようにも思う。

そんな中、36歳になって気づいたのが、職業がバラバラでも、一貫性を持って歩んできたことがあったということだ。

・現場主義=違和感があったらフィルターをかけず自ら感じる、動く

・世界(世の中、仲間、クライアント、業界)を芯から元気にする(経営面、メンタル面)

点と点で繋がっていないように思っていた職業やキャリアが、一本通じるものが見つけられた時、それぞれの点でとにかく一所懸命突っ走ってきたことが間違っていなかったとを、ようやくこの歳になって、肯定できるようになった。

■違和感は、自分の感性で確認する

違和感はちゃんと消化したい。小さい頃からなぜか、それって本当?って思うものは、自分で確かめてみたかった。

印象的なのは、中学生の道徳の時間。

故郷大阪の学校では、道徳の時間に、在日韓国・朝鮮人の歴史を学ぶ。差別があった過去も。それがいけないってことも。

どうして同じ人間なのにそんなことが起こるのか?実際に在日朝鮮・韓国人の友人がいなかった中学生の時は、とても違和感と不思議だけが残った授業だった。

高校のクラスで出会った初めての在日韓国人の友人。

穏やかで、優しくて、とても仲が良かった。

ある時、彼女が、国を1つ取り上げて発表する授業のときに、故郷の韓国だけでなく、北朝鮮も含めて、2つの国を紹介していたことが今でもとても印象に残っている。日本を超え、グローバルな課題の目線を持っている彼女のことが、すごく大人だと思い、国際人としてもリスペクトしていた。

高校生の学園祭で、もっと朝鮮・韓国の文化や魅力を知って欲しいという気持ちになり、彼女と一緒に企画した、チヂミ屋さん。本物のチマチョゴリを調達して、本場のレシピを伝授していただき、大盛況。学園祭で1位の評価をいただいたのを今でも忘れられない。彼女を通じて、自分の感性や心を通じて感じた朝鮮・韓国の素晴らしい世界。

違和感は自分のフィルターを通じて感じて、その中にある、本当の魅力を周りに伝播すること。この経験や情熱は、今でも原動力となっている。

■保育業界の違和感が、今の原動力

自分の人生で、保育業界へたどり着き、情熱を持って発信できている原動力もそうだ。

私が保育士を取得した2016年は、待機児童や保育園の建設反対運動で、世間は保育業界への眼差しは冷たい印象で、とても違和感を感じた。

一母として、一保育士を目指す者として、子どもの未来ってどうなるんだろう。女性の社会進出はどうなるんだろう。保育士の気持ちってどうなんだろう。だからこそ、自分の肌で感じたい。絶対に保育士になって、世間のフィルターを通さず、課題や価値を見つめ直したい。

違和感を、魅力的なものに、価値として発信したい、創りたい。そんな魂が、今でも宿っている。

テレビのアナウンサーになれなかったが、本当の価値に気づき、伝えることを、保育という分野で実践できていることを考えてみると、アナウンサーの夢も実現してるやん!って思うのです。

■必ず伏線回収する!

”Connecting the dots(点と点を結びつける)”という言葉をご存知の方も多いと思います。

あの有名なスティーブジョブスがスタンフォード大学の卒業式の祝賀スピーチのなかで伝えた内容なのですが、一部をご紹介させていただきます。

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
だから、あなたが方は、とにかく点と点が将来、結びつくことを信じなくてはなりません。

スティーブジョブスのスピーチ(youtube)はこちら

中高生でも、いや、社会人になっても、一見バラバラに感じるかもしれない人生の一瞬一瞬。でも、この一瞬一瞬を一所懸命生き抜くことで、未来に必ずや結びつくことを、どれほどに信じれるかどうか・・・。

”伏線回収”という言葉を尊敬している先輩から教えていただき、今年一番、大切にして、探究してきた言葉です。

今までの人生という脚本の中で、主人公(=自分自身)がまさに、歩み積み上げてきた”過去”の出来事が、ピンと一本に繋がる。

私もこの半年でようやく、過去の細部を見つめて、味わい、そして大きく未来を描いていくことで、人生の糸が繋がっていく実感があり、自分の過去に肯定をしていけるようになったのです。

人生は、それが終えるときに完成する壮大なパズルだと思っています。

でも、1ピースでも欠けたら完成できない。

どんなパズルが出来上がるかは、人生が追えてからしか見えないけど、いずれ必ず完成する美しいパズルを信じて、その1ピースを全力で描き、焦らずはめていく。

そんなイメージをしています。

■中高生におすすめの本

最後に、番組の中でも紹介した中高生のおすすめの本にプラスアルファして、私の好きな本をご紹介。未来へのメッセージを込めて。

モモ(ミヒャエル・エンデ)

ミライの授業(瀧本哲史 )


✳︎ノーカットVersionの配信は、下記の写真をクリックしていただけたらご視聴できるようになったとのことです!他の方の人生のお話も、すごく面白いのでご興味いただける方はぜひ!

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