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2022年2月26日〜母を東京に送り届けた

いよいよ母を東京に連れ帰る朝
仕事だった息子を母は玄関で見送っていた
母は既に帰り支度を整えていた
家を9時に出発した
次女は玄関先まで妻は車庫前まで見送ってくれた

東京の友達にお土産を買いたいと母が言った
地元の名産品を5人分買い込んで東京に向かった
久しぶりの快晴で運転に支障はなかった
3時間ちょっとで自宅に着いた

荷物を下ろして町会長のNさんに挨拶にいった
Nさんは母を喜んで迎えてくれた
Nさんの奥さんも顔を出してくれた
その足で母の親友のKさんの家へ向かった
Kさんは母よりも8歳も上だがとても元気だ
Nさん同様に母を暖かく迎えてくれた

一旦実家に戻ってネット環境のセットを始めた
購入しておいたUSB付きのタップを取り付けた
ポケットwifiはスリープしないようにセットした
iPadのwifi接続も問題はなかった
lightningケーブルも予備を2本用意しておいた
これでここでも母は間違い探しが出来る
最後にiPadがフリーズした時の復旧方法を教えた

11月に最初に迎えに来た時の母とは雲泥の差だ
表情も明るく以前の母に戻ったように見えた
とは言え脳腫瘍はそのまま母の頭の中にいる
1人にするのはやはり心配だ
頭の時限爆弾が何時爆発するかは判らない
それでもやはり母のコミュニティはここにある
NさんやKさんと話す姿はやはり嬉しそうだ
心残りはあったがひと段落して実家を後にした

家に着いて母に直ぐにメールを打った
『無事に着いたよ』
直ぐに折り返しの電話が来た
『安心したよ、ありがとうね、頑張るから』
母の声は明るかった
『いつでも迎えに行くからあまり無理しないで』
私はそう答えた

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