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2021年12月07日〜母と妻と2人きり

この日は妻が休みだった
母と関係なく元々予定されていた休み
普段私が使っている車を使いたいと言われていた
そんな日は妻に送ってもらって出社する
つまり私は一日動きが取れなくなる

紹介状は妻が取りに行ってくれる事になった
妻は母の事をしょうがないなと思っている様子
必要な事は嫌な顔をせずに対応してくれている
しかし積極的に関わることはしない
母にも妻にもそれでいいのかもしれない

妻は夜や休日はリビングのテレビを独占していた
オンデマンドでドラマなどを観るのが習慣だった
しかし今はリビングには母がいる
妻は私の部屋のテレビを独占するようになった

妻の用事は午前中で終わり車を届けに職場に来た
昼休憩のタイミングだったので一緒に家に戻った
幸いな事に私の職場は車で5分もかからない
今後は母の食事世話で毎日戻ることになるだろう

この日妻は調理パンを沢山買い込んできていた
母は好き嫌いはなくて歯だけは丈夫だった
しかし食べるという意欲はあまりなかった
無理にでも食べないとダメだよと母を諭した

午前中は手帳に格言を模写していたようだ
昔から母は書道が上手で母の趣味のひとつだった
今回はペンだったが何度も同じ格言を書いていた
また週刊誌の間違い探しにも挑戦したようだった
意欲のなかった母にしては良い傾向だと思った

午後からは妻は家にいるという
母はリビングを占拠していることを気にしていた
妻が遠慮している事にも気付いていた
『好きなのを視てね』
『近くに人がいるだけで安心できるから』
母が妻に言った

夕方6時過ぎに家に戻って母の様子を妻に訊いた
『私には泣き言は言えないみたい』
『普通だったよ』と妻
ボケてはないので母なりに気を使っていたようだ
逆にボケていた方が本人は楽だろうなと思った

夕食後母とリビングでテレビを視て過ごした
潜在能力テストSP
余計な事を考えず他で頭を使っていた方がいい
私はそんな事を考えていた

夜9時を過ぎて母は床へと向かった
私も自室に移動すると妻が韓国ドラマを視ていた
私はAmazonで間違い探しの本を検索した
【物忘れを防ぐ! もっと昭和レトロな間違い探し】
【わくわく楽しいまちがいさがし vol.20】
2冊の本を発注した

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