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広く、浅く。「これだけは知っておきたい 必要最小限のワイン入門」

教養というのは広く深く持っていればいいに越したことはないことはないですが、なかなかそうもいってられません。

その中でとりあえずは他人からもこの人教養がありそうと思われるのは広く浅くといったところなのではと思います。とりあえずどの分野な教養がきても知識があるというのは強い。

そんな幾多もの教養の知識の中でワインの知識をざっくりながらも得ることができるのがこの「これだけは知っておきたい 必要最小限のワイン入門」です。

この本はcakesが展開しているスマート新書シリーズのなかの1冊で、30分ぐらいで読めることを想定しています。今回は「アート入門」と同じく「kindle unlimited」で読みました。

自分の中でワインというのは普段お酒を飲まないこともありますが、それでも教養として最低限は持っておきたいという思いがあります。

またデートとか食事会とか突然ワインを頼む機会になったときにたくさん並ぶワインリストの中でどれを選べばいいかまったく分からないといった体験をしたことがある人もいるでしょう。

そんな困ったや最低限のワインの知識だけでも得たいという願いを叶えてくれるのがこの本というわけです。

さてこの本では多くの知識が求められそうなワインの知識について「飲んで楽しむのであれば2ページ程度で十分」と書かれています。

またワインについて大きく分けて5種類ほどで分類して解説されており項目ごとの構成が非常にわかりやすかったです。ただそれでも読んでいて思ったのはかなりギリギリまで圧縮したと思われる部分を多く感じました。

しかしこれは決して悪い点ではなくむしろ非常に深いワイン道をよくここまで収めたという証のように思います。つまりはそれだけ密度の濃い本だということです。

この「ワイン入門」は密度の濃い内容の特徴の他にもうひとつの特徴としてあげるならワインを人に例えるという描写が多くわかりやすいというのがあります。

例えばボルドーの赤いワインというのを聞いたことがあると思いますが、このワインの特徴としては「渡辺謙」さんのような渋い俳優、料理なら東京風の濃い味付けとしています。

よくある一般的な表現だと色が「黒に近く、重厚で渋みが強い。」と表現するところをこのようにイメージしやすく書かれていたのはとてもおもしろかったです。

そんな例えのやや癖のありながらも魅力的な軽妙さと赤ワインからスパークリングワインまで、またシチュエーション的にはレストランでのワインリストの選びからコンビニのワインまでと本当に広く抑えてある部分は本当読んでいて興味深かったです。

この本を読み終わった時になんだかワインショップに行き、ワインが飲みたくなりました。ただ自分はアルコールにそこまで強くはありませんし、ワインボトル1本を買うというのはなかなかに大変。そこが少々気になりますが、この1冊を読んでワインという世界の面白さを十分感じることができました。

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