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鑑賞ペース

今日は昨日書いた「バンクシーって誰?展」で思ったことについて。感想というよりは小さな発見について書こうと思います。

さて本物というよりは再現というかセットと言う感じで展示されていた今回の企画展。寺田倉庫という場所も相まってか美術館ものというよりはイベントというジャンルに近かったです。

それに伴ってか分かりませんが、客層もどこかいつも美術館で見ている人々とは違いました。なんというかアートと言うよりは話題になっているから来たような人々が多かったという印象でした。

この手の人達というのは以前に覚えがあります。東京都現代美術館で行われた「オラファー・エリアソン」の企画展です。あちらの方も映えを狙いに多くの人が来ていました。

個人的には別にこの人達に対してはなんとも思いませんし、自分もこういう感じで写真を撮っているあたり結局は同じかもしれません。

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さてその中で一つ気になったことがあります。それは「リズム」です。これは「鑑賞するペース」という意味で書きました。なんというか美術館系の人たちとどこか違ったリズムでみなさん見ていたように思います。

具体的には今回見に来た人たちのほうがペースが非常にゆっくりでした。別に普段の美術館が見に来る人達が早いというわけではありませんが、それに比べてもやや遅く感じました。

この理由について考えられるのは、どの作品に対してもしっかり鑑賞しようとしていた意識だと思います。

この意識はとても重要なことです。しかし今回の場合は再現という形のものが多く、そんなに力む必要はなかったと思いました。

またメインや目玉となるものが存在する場合、そこが空くまでは隣の部屋を先に鑑賞しておこうというような柔軟性が必要ですが、そういったものも今回ありませんでした。

ということで決して写真撮影をしているからペースが遅いだけではなかったと思うのが今回気づいたことです。正直いうと自分とはかなりリズムが合わなかったので、どこか違う界隈の人かなという部分もあったりなかったり。そんなことを思いました。

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