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オリンパス、OLYMPUS、もひとつおまけにOlympus

いつの間にか3台に増えてました。

いずれも調子が悪い子たちをなんとか調整して、現役復帰させています。
この写真の一番手前、OM10ですが、この子は実は一番初めから手元にあった子です。

元々は、もう20年以上前に他界した祖父の旧蔵の品で、長い長い間、実家の押入れで眠っていました。

色々と調子が悪かったのを、10年ほど前近所のカメラ屋さんに修理の相談に持ち込んだところ、

「これは修理するより、同じものを中古で買ったほうが早い。後、この機種はちょっと修理できない」

とお断りされてしまい、当時途方に暮れた事があります。

ここ数ヶ月、またカメラ熱が再燃してきた事もあり、時間を見つけてネットで色々な情報を集めてはちょこちょこと調整しており、ようやく
「電池入れてシャッターが切れれば、なんとか現役復帰できるかも」
というところまでこぎつけました。

押入れで見つけた時には、ケースはもうカビだらけ。
レンズもカビと曇りがひどくて、おまけにヘリコイドも絞り羽根も全く動かないという悲惨な状況。
にも関わらず、奇跡的に本体は結構綺麗で、シャッター幕もダメージはあまりない様子でした。

おまけに使い方も解らず、最初は電子シャッター=電池がないとシャッター切れない、という事も知りませんでした。

今日電池を買って入れてみて、正常にシャッターが切れるようであれば、フィルムも入れてリハビリさせてみようかと思います。

レンズは幸いなことに、PEN-F用にと思って買っていた50mmF1.8のレンズがありまして。
これが間違えてFマウントではなくOMマウントだったので、偶然というか幸運なことに、そのままOM10に取り付けられました。

これで現役復帰したら、多分30年ぶり以上、下手したら40年ぶりかもしれません。

本体の状態が不自然なくらいに良いので、祖父もおそらく
「買ったは良いけどあまり使わずしまいこんでいた」
という具合だったんだと思います。

伝え聞く話では、祖父はこのカメラの他にも(母曰く)「良いカメラ」を複数持っていたようですが、遺産分けの時にごっそり持って行かれたそうです。

手元に残った数少ない遺品、なんとか復活してくれれば良いのですが。


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