2014年10月

[ 第2週 /9日]

どこまで行っても人工スケールは、自然(ホトケ)スケールの手のひらの中という古典的展開というわけでしょうか…

10月になってもまだ胸に熱がこもる傾向があります。この時季は特に左肘の内側のとがっている辺りが敏感なので、左肘の先を右の手のひらに軽く載せるようにすると、肘と一緒にみぞおちが温かくなり、胸、首までゆるみます。

左膝下のふくらはぎ内側、ふくらはぎの下端(胸に関係)にも軽く触れるとお腹が温かくなります。手のひらよりも手の甲の側で触れた方が、好反応のことも多いです。試してみてください。

今年は右足三里も敏感です。手のひらよりも手首か拇指球(親指の付け根のふくらんだ部分)のあたりで触れると、全身がリラックスしやすくなります。

また台風襲来です。湿度・気温・気圧共に急に上下すると肘・膝が冷えて頭ものぼせやすくなります。食べ過ぎやすくなったりもします。肘・膝を温めればお腹が温まって好バランスになれる!かなー。


[ 第3週 /18日]

いま考え中の電子本的内容のメモです。『疲れてますか? 疲れとりーー腰椎脱力体操』(仮)

仰向けまたはうつ伏せで、それぞれの腰椎をテコにして身体の一部を持ち上げ、そのままストンと落すと、テコになっていた腰椎の緊張が一気に軽くなり、リラックスが全身に広がります。5つの腰椎に応じて5つの脱力(=疲れとり)体操があります。

支点になる腰椎が疲れて固まっていると、重く感じます。なるべく軽く持ち上がりやすくなるよう体勢を工夫します。腰椎がうまく重さの支点になれば、一気に脱力可能(『生き抜くための整体』第2章にも紹介)。


[ 第5週 /26日]

今年はとうとう秋の虫の音を殆ど聞かなかったですね

11月の身体に切り替わってきました。このところの急な冷えで、のぼせて頭が熱くなりやすいです。のぼせると特に甘いものが欲しくなります。頭の熱さに気がついたら足三里に気を通しておくと、お腹も頭も同時に反応して余計な食欲がおさまります。

今年はこのところ、足三里が詰まりやすくなっていますが、手のひらでなく、手首や手の横で触れる方が有効です。足三里がスッとすると、お腹が温まり、頭が涼しくなってきます。

この時季、胸椎11番が敏感に反応します。身心のテンションの上げ下げ、ホルモンのバランス、ストレスに対する防御態勢など、多様な働きの要になるところです。この時季の敏感な反応を活かして、この「要」の動きを良くしておきたいですね。

最もシンプルな方法は「伸び」です。自分が最も気持ちよく出来る「伸び」の動きを時々意識的にやっておくと、胸椎11番の動きが滑らかになります。あくびも出るとさらに効果的です。


*過去の10月

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2012年

2011年

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