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カメレオン

ギャラリーや美術館では、絵や造形作品を展示することで作り手の存在はそこに居なくても成り立つ表現であります。

私の表現は文章を書いていたところから、「自作の文章+朗読」のニコイチ活動が実冬の作品となり、私の存在がそこにいないことには成り立たない表現であるということは、朗読もやり始めた頃から自覚し始めていました。

朗読会に参加される方や詩集を手にされた方は、作品に興味を持ってくださるように、実冬自身にも関心を持って見てくださることから、それなら……と料理を作ることや、何処へ行った事なども含め、度々SNSで上げておりました。

しかし今年に入り、私自身も他の方の書いた詩や文章を朗読する企画をし始めていた頃に、鳥尾氏から彼の書いた小説の朗読依頼も受けるようになり、プライベートな情報を発信することで今後も私以外の書かれた詩や小説に変な色をつけたくないな……と、思うようになりました。

私も文章を書くものとして、他の方が書いた文章も大切に朗読したいという気持ちが強く、聴いてくださる方々の心に澱みなく届けていきたいと思うようになり、今後は文章や朗読表現以外の投稿を一旦は見合わせてみることにしました。

ギャラリーでお会いした時にも、他愛もない会話の中で「実冬さんは何処に住んでるの?」とか、「おいくつですか?」などと聞かれることがあり、以前は何の衒いもなく答えていましたが、今後は朗読表現の為にもヒミツにしておきます(笑)


朗読表現をするにあたって、幾通りもの登場人物の色に変化したいから、実冬自身は無色透明でありたい……と。


引き続き文章や朗読については発信していきたいと思っています。


ますます愛想ない実冬になりますが、今後共よろしくお願い致します。


実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊