キャリア設計に置き換えて、理解を試みる「アラサー婚活女はなぜ結婚できないのか」
こんにちは。
スタートアップで開発とマーケティングをしている三船です。
twitterで表題の記事に共感する引用RTが流れてきました。
非常にセンシティブな話題ですが、想像と理解を諦めないことがこの記事から求められていることを感じ、noteを書くに至りました。
全ての内容が共感しかなかった…
— He told me | 15日間禁酒中ライター💻 (@HeToldMe_OK) November 25, 2020
私も説教がめんどくさくなりました。
特に年上や無神経な日本人オヤジほど
『結婚は絶対した方がいい』からの『結婚無理でもせめて子供は産め！女は子供を産むべき、産まないと損する』
説教が始まる… https://t.co/OifrumSk9f
今回のお話、少し視点を変えるとキャリア設計や起業で出る論争にも置き換えられる話が多い気がしました。
「自分らしく働きたいvs生活や家族を大事に安定優先」
「独立・起業するのが本当に良い働き方なの？」
「大企業とベンチャーのどっちから先に働くべき？親は大企業・公務員に行けって...」
全部とは行かないけれど、「キャリア」のお話から、この共感をみっふー流に紐解いてみました。
1. 記事の要約
まずは、この記事について。
ざっくりまとめると次の3つの要素と感じました。
【記事の要約(三船)】
①効率の良い対応としての「結婚願望ある見せ方」がある
②背景要因の影響で結婚が難しいことも多い事実
(これを他者が理解しない。質問する前に想像力働かせてよ。)
③「結婚したいとは譲れない価値観(必要条件・十分条件)と優先順位が満たされた上」であり、結婚しない選択を続けている。
(そしてこの価値観は「高望み」なんて言葉で整理したら想像力不足)
※細かい内容を含め、ぜひ一読いただきたい。
2. 仕事で置き換えてみる -① 「いずれ自分らしく働きたいとは思ってます」
キャリアの質問をされると「(一旦)今はこういう仕事をしてます」って発言を聞く機会はあるのではないだろうか。
「今の仕事をなぜやっているのか」は、よく出る話題だ。
異動、転勤、会社の制度変更、給料などの転機に考えるようになる。
・「やりたいことって何」
・「やりたいことなんて見つからない」
・「3年くらい仕事すると見えてくる(からまずは目の前のことをやろう)」
こんな言葉の渦の中で「なんとなく方向は間違っていないからこの働き方をしている」という方は、20代中心に多いと感じている。
そしてこのやり取り。
「今は大手広告代理店で〇〇していて、いずれ〜〜とか、〜〜とかかなぁ」
「それならさっさとやってみた方が良いよ〜」「一回人事と話してみたら〜？」
みたいな。
転機が訪れても無いのに、なぜ今考えなきゃいけないのか。
副業しないとやばい、老後の2,000万がどうとか、まだ先の話じゃん。
大きな不満は無いんだから、副業・独立や大企業こそ正義アピールしないで欲しいと。
「(他の人の話聞くのも)大事ですよね〜。でもまだ会社内でやりたいことがあって〜...」
って言っておけば楽。
ちゃんと自分のペースで考えてるし、いつか機が来ればさらに考えるんだから、自分の働き方を正義として紹介しないで欲しい。
これならよくわかるのでは無いだろうか。
僕はスタートアップ→マーケティングベンダー→独立?起業?キャリアだが、「大手コンサルで勉強することこそ正義」論調を「ま、そうですよねー！入れたらなー！！😊 」で聞き流している。
それぞれの立場で言われる批判があることだろう。
2. 仕事で置き換えてみる -② 「背景事情の差」
現在の仕事の選択理由を「努力不足」で判断するのか。
今の仕事よりイケてる仕事があっても、勉強不足で見つけられなかった訳ではないだろう。
自分語りで恐縮ながら、僕は大学3年にやってきたプロジェクトの失敗で、就活の時期に借金を背負った。
今考えれば少額だったが、4年の前期は深夜でバイトをして、まともな就活が出来なかった。
SPIの勉強の余裕もないし、ADHD(社会人になって診断された)により、大手向きの性格でもなかった。
その代わり、色々なビジネスや商流を覗き、営業などを続け、「自分の好きなサービスに携わり続ける」という必須条件を貫いて生計を立てている。
とは言え好きな会社で仕事をしていても、自分のスキル不足もあって一区切りをつけ、コンサル側へ勉強のために転職した。
一旦、必須条件からブレたが全く持って悔いは無い。「新卒ベンチャーなんて」「結局スタートアップで落ちこぼれたのでは」と言われて来たが、おかげで実践スキルの叩き上げに貪欲だ。
今のキャリア選択は、自分にとって最高だったはずだ。
それは、それまでの変えられない背景も知らずに適正を判断するな、というのは非常に共感できる。
その先を変えていこうぜ。
置かれた場所で花を咲かせる努力を、一般論で客観視するものでは無い。
そこに置かれた理由があり、その場で尽力している事実は尊いもの。
生活環境、身体的特徴、育まれた価値観などを想像し、知りに行く姿勢を大事にしよう。
2. 仕事で置き換えてみる -③「仕事選びの優先順位」
「好きなことを仕事にする」は理想だが、必要条件を満たすことと無謀で無いことの上に成り立つものだ。
有名なマズローの欲求5段階説に基づくと、自己実現欲求は 生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求が満たされた上で成り立つのである。
(「マズローの欲求5段階説とは？各欲求を満たす心理学的アプローチを用いたサービス事例【図あり】」『ferret』より )
つまり、好きなことを仕事にするには、この下部の4つの欲求が満たされる確実性が必須要件となる。
今開発中のサービスはそのためのサービスなのだが(という宣伝を華麗に差し込みつつ...笑)...は置いておいて、条件が整うまで自分らしい働き方はすぐに出来るものでは無い。
かつ、見つけるのは自分なりの時間と手間がかかるもの。それまでは、「一旦」の選択肢が途中までの欲求を満たしており、十分であるはず。
好きな働き方(独立する・しないとか)を見つけるのも、自分なりの生き方(結婚するしない問わず)に辿り着くのも、強制されるものでは無い。
とはいえ、先人のことは経験出来ると価値観が変わることもあるため、歴史の理解も大事ではある。
気が向いた時に、何か言ってくる意見の背景を想像してみるのも良いことだ。
3. 感じたこと - ①「何度も向き合う」は尊いこと
さて、ここからは批評？意見に移りたい。
詳しい事情は存じ上げないが、「婚活は趣味」として、婚活を続けていらっしゃるご様子。
どのような形であれ、探求を続けることが大事だと思う。
以前、継続力についてのnoteを書いたが、「ずっと続けることではなく、何度も向き合うことが継続である」ということを伝えたかった。
自分らしい働き方や生き方が出来たらと思うなら、その仮説検証する機会を何度も作ることで、前に進むことがある。
途中で挫折しても良くて、逃げても良くて、機を見てまた立ち上がる自分を誇って欲しいということ。
そうやって向き合い続けることでしか、前進しないのだから。
これは、鬼滅の善逸の師匠が良いセリフを言ってるので引用。
鬼滅の刃 4巻
3. 感じたこと - ②前進するヒントは「自分が餅屋になる提供術」という仮説
今年の夏頃から、有り難いことにマーケターとしてご相談やご紹介をいただくことが増えてきた。
大した発信は出来ていないが、事業会社に自分で提案を持ち込んだり、TwitterでDMを送ったり、営業マンの提案資料作りをサポートしてきたりしたことが1,2年越しで返ってきている気がする。
これまでの経験則だが、自分に合う人は一般にアプローチ出来ないところにいる。
マーケターからもご相談はあるが、事業会社のマーケターは自分でやりたい欲が強い傾向がある(自分もややそうだし、彼らの熱量のために僕は仕事を手伝いたい)。
つまり、彼らが信頼する人の役に立ち続けるこたで、「この人が合うかも」と返ってくる機会が増える。
(そのために一人でも多くへgiveし、自分の印象を持っていただくことが僕の成功法則となっている)
「餅は餅屋」の餅屋になるようには、信頼する人に自分の価値を提供するではないか。
信頼する人に紹介して、お互いwin-winになる関係を生み出すハブになろう。
現に、今の会社メンバーも、マーケティングの戦略プランニングを無料で提案・サポートし続ける活動の中で出会った仲間たち。
自分なりのgiveをし、合う方法の模索や人を紹介してくださる。
よりgiveが刺さる好循環が生まれ、より役立てるように学び続けたい。
(あ、連鎖商法とか、MLMとか法律に触れることはダメだぞ！！)
4. まとめ
そんなわけで、婚活ができない話をキャリアの話で解釈し、前に進むための仮説を立ててみた。
だが、別にこの仮説も1つの他者の意見であり、「自分なりに何かに気づき、自分なりに動く」もの。僕なりの仮説表明だが、数年越しにでも誰かの役に立つことがあれば嬉しく思う。
いずれ結婚はしたい身として、この仮説は検証し続けたい。
25歳前後なら周りに紹介したい人たちは男女おります故、合う人同士をお引き合わせ出来れば僕も嬉しい限りです🙇♂️
仲間第一主義故、信頼出来ないとお引き合わせしないので悪しからず...。
P.S.現在、自分らしい生き方を見つける→実現するためのサービスを作っています。
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