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#9 シネマート心斎橋

心斎橋のミニシアター

 第七藝術劇場とシアターセブンシネ・ヌーヴォときたら、シネマート心斎橋も書かないわけにはいかないじゃないか、ということで、今回もミニシアターでシネマート心斎橋を取り上げます。

シネマート心斎橋
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/

 昔はシネマート心斎橋の場所にパラダイスシネマというミニシアターがあって、いつ頃から今のシネマート心斎橋になったのかよく覚えていないのですが、南大阪に暮らす私にとっては、自宅から一番近くにあるミニシアターがここでした。

シネマート心斎橋の場所

 シネマート心斎橋は、心斎橋にある商業施設のビッグステップの4階に入っています。大阪メトロ御堂筋線の心斎橋駅の南端、難波に近いほうの出口から、心斎橋OPA側に出ます。その後は、えーと…公式サイトのトップページ右下に地図が出ているので、そちらをご覧ください。

会員制度

 シネマート心斎橋の会員制度といっていいのかわかりませんが、シネマート心斎橋は、テアトルシネマグループの会員制度であるTCGメンバーズカード加盟映画館となっています。このため、TCGメンバーズカードを作れば映画はいつでも1本1,300円になります。また、火曜と木曜は会員サービスデーで、1本1,100円で見られます。TCGメンバーズカードはシネマート心斎橋の劇場窓口で作れます。会員制度の詳細は、テアトル梅田の記事をご参照ください。

特別料金(サービスデー)

 シネマート心斎橋のサービスデーや割引料金は、公式サイトで「劇場情報」→「料金のご案内」と進んでいくと、「特別料金」のところに出てきます。詳細は次のとおりです。

・月曜メンズデー    毎週月曜日/男性1,200円
・ハッピーチューズデー 毎週火曜日
            /TCGメンバーズカード会員1,100円
・水曜レディースデー  毎週水曜日/女性1,200円
・ハッピーサーズデー  毎週木曜日
            /TCGメンバーズカード会員1,100円
・映画サービスデー   毎月1日/1,200円
            (12月1日は映画の日で1,000円)
・シネマートデー    毎月25日/1,000円
・障がい者割引     付き添い1名まで/1,000円
・夫婦50割引        どちらかが50歳以上の夫婦
            /2人で2,400円

 なお、通常料金は一般1,800円、大・専門学生1,500円、3歳から高校生まで1,000円、シニア(60歳以上)1,200円です。

豊富なアジア映画、世界の映画

 シネマート心斎橋へは、そういえば私は他の映画館ほど頻繁に行っていません。なぜだろうか?と振り返ったら、たぶん上映ラインナップにアジア映画が多いから。これはただ私の好みの話になってしまいますが、私の好みはハリウッド映画のコメディに偏っているところがあります。ここ15年くらいは、ハリウッド映画の低予算コメディがなかなか日本に入ってこなくなったように感じていて、日本で公開してくれないなら自分で見に行ってやる!と10年ちょっと前からトロント国際映画祭の上映を見に行くようになりました。そんなことをしていると普通に日本の映画館に通う時間が限られてきて、ますますアジア映画は後回しになっていた、というところでしょうか。

 シネマート心斎橋では、特に韓国、中国などのアジア圏の映画が、いつ行ってもたくさん上映されています。それ以外にも、世界各国の映画を数多く上映してくれています。トロント国際映画祭に行くと、世界にはこんなにもたくさんの映画があるのか、と思うほど、世界各国から集まってきた映画が毎年たくさん上映されていて、その後、日本にまったく入ってこない映画もあります。そんな中で、アジア圏を中心とした世界各国の映画を積極的に大阪で上映してくれているのがシネマート心斎橋かな、という気がします。

 大阪には東京のようにたくさんのミニシアターがあるわけではありません。大阪では、アジア圏の映画をこんなにたくさん上映してくれているのは、シネマート心斎橋くらいじゃないでしょうか。もしシネマート心斎橋がなくなってしまえば、大阪で上映される映画の多様性がどれほど失われてしまうのか。そう考えると、東京以上に失われるものが大きいように思います。だから、私はあまり見に行っていなくてすみません、と思いつつも、だからってなくなってもらっては困ります、と思います。

※料金や会員制度は、2020年4月現在の情報です。

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