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#16 TOHOシネマズ梅田

梅田の映画館

 今回は、梅田の大きな映画館、TOHOシネマズ梅田です。現在、梅田にある大きな映画館といえば、TOHOシネマズ梅田と大阪ステーションシティシネマ梅田ブルク7くらいかと思いますが、その中で昔から同じ場所にあるのがTOHOシネマズ梅田です。名前は変わりましたけどね。昔の北野劇場や梅田劇場に、梅田スカラ座もありましたっけ? あと今は別館になっているOS劇場とか。そんなこんなの全部ひっくるめてTOHOシネマズ梅田になったので、スクリーンが最もいろんなところに分かれている映画館、という感じになった気がします。だってね、HEP NAVIO(ヘップナビオ)の建物の8階と7階に、HEP FIVE(ヘップファイブ)の建物の2階とで、3ヶ所に分かれているのに全部1つの映画館だなんて、ここくらいじゃないでしょうか。

TOHOシネマズ梅田
https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/037/TNPI2000J01.do

 私はいまだに、TOHOシネマズ梅田のスクリーンの番号がピンと来なくて、「あ、これは7階で上映か…あ、いやいや別館か?」とあたふたします。OS劇場って言ってくれたら、「ああ、あっちね」ってすぐ別館に向かうところですが、TOHOシネマズ梅田アネックスと言われても、どうも足がすぐには動かなくて。ええ、これは私の問題です。ちなみに、アネックスが別館です。

TOHOシネマズ梅田の場所

 そんなわけで、TOHOシネマズ梅田は、HEP NAVIO(ヘップナビオ)とHEP FIVE(ヘップファイブ)に入っています。HEP NAVIO の7・8階に入っているのが本館で、HEP FIVE のほうが別館です。JR大阪駅から行くなら、御堂筋口から出て右手、阪急百貨店の方に向かい、でも阪急百貨店には入らず右手に阪急百貨店を眺めながら、左手には動く歩道の出口がいくつか見えるところを東の方にずんずん進んでいくと、正面右手にHEP FIVEが見えてくるはずです。上の方に観覧車がある赤い建物がHEP FIVEで、そのすぐ右手にある観覧車のない建物がHEP NAVIOです。

 阪急電車から行くなら、3階の出口から長い長いエスカレーターを下ると、動く歩道があります。それに乗ると、動く歩道の降り口の目の前の右手に阪急百貨店があるはずです。そこで左手に進むと、正面右手にHEP FIVEが見えてくるはずです。阪急電車の2階の出口から出てしまったら…うーん、どうしよう? とりあえず左手に出ましょうか。左手に出て、外の道を右に向かって歩けば、そのうち赤い観覧車が見えてくると思います。

 本館のあるHEP NAVIOの前まで行くと、建物の外に7・8階への直通エレベーターがあります。3基あって全部直通ですが、さすがは梅田のTOHOシネマズだけあって、いつも混んでいます。とはいっても直通なので、ナビオの中にあるエスカレーターを使うよりは、エレベーターを待つほうが早いと思います。8階にチケットカウンターがあり、ここでは本館・別館すべての上映作品のチケットを扱っています。

 一方、HEP FIVEとHEP NAVIOの間の道を進んでいくと、左手のHEP FIVEの側に、別館であるTOHOシネマズ梅田アネックスの入口があります。たしか別館上映のチケットは、ここで直接購入できたはずです。本館8階のチケットカウンターは大混雑していることがよくあるので、別館上映作品なら初めからここに直接行くのが便利です。

会員制度・シネマイレージ

 TOHOシネマズ梅田には、TOHOシネマズ共通の会員制度があります。詳細はTOHOシネマズなんばの記事をご参照ください。

サービスデイ・割引サービス

 TOHOシネマズ梅田のサービスデイや割引サービスもTOHOシネマズなんばと同様ですので、こちらもTOHOシネマズなんばの記事をご参照ください。

プレミアボックスシート

 TOHOシネマズ梅田にはプレミアスクリーンはありませんが、スクリーン1にプレミアボックスシートがあります。一席ずつ区切られたスペースにドリンクホルダーや荷物置きがあり、その広さは通常の座席の1.5倍。座席もレザーシートで豪華です。通常の鑑賞料金に追加料金1,000円で利用できます。

DOLBY ATMOS

 TOHOシネマズ梅田には、DOLBY ATMOSもあります。これもスクリーン1です。ここの音、いいです。すごくいいです。スクリーンもでっかいので、めちゃくちゃ迫力があります。一昨年の『ハン・ソロ』の公開時に、あちこちの劇場でIMAX版やらDOLBY ATMOS版やらを片っ端から見た結果、2D字幕版の音ではDOLBY ATMOSとIMAXが同じくらいいい!という結論になりました。あくまで個人的見解ですが。ちなみにこのとき比較した中で、立川のシネマシティの極上爆音上映が一番いい!と思ったのは内緒です。

 なお、DOLBY ATMOSの上映には、鑑賞料金に追加料金200円がかかります。

上の階のスクリーン

 TOHOシネマズ梅田のスクリーン4、5、6あたりのどれかだったと思うのですが、けっこう無理やりだな、と思うスクリーンがあります。8階のフロアから、階段を上ったところにあるスクリーンです。おそらく昔の梅田劇場や北野劇場の2階席だった部分を独立させて別スクリーンにしたものです。5、6列ほどの横長の座席で、その目の前にスクリーンがあるため、スクリーンとの距離が近い近い。一番後ろの列の中央付近の座席を取らないと、映画を2時間見るのが結構しんどいと思ってしまいます。チケット予約時、座席が横に長くて前後5、6列しかないスクリーンの場合、これだと思っておいてください。

梅田でここだけの上映

 TOHOシネマズ梅田にも、梅田でここだけしか上映がない作品がちょくちょくあります。特に、洋画アニメの字幕版。最近では、洋画アニメは吹替版しか上映がないことが多く、地方のシネコンでは洋画アニメの字幕版なんてまず上映されません。そんなときでもTOHOシネマズ梅田では字幕版を上映してくれるので、私は字幕版を求めてわざわざ梅田まで見に行くことがあります。あの突き抜けた下品さが最高だった『ソーセージ・パーティー』の字幕版を上映してくれたときは、本当に感謝しましたよ私。

 大きな映画館だからこそ、ハリウッド超大作を西日本最大級のスクリーン1で、DOLBY ATMOSで上映するかと思えば、他ではなかなか上映されないような公開規模の小さい作品から洋画アニメの字幕版まで、幅広く上映してくれる。それがTOHOシネマズ梅田かな、と思います。ここも、いつ行ってもだいたい混んでいて、チケットが売り切れていることがよくありました。

 緊急事態宣言が解かれたとき、まずはTOHOシネマズ梅田が満席になってほしいな、と思います。きっと、ここが以前のように満席になれば、映画館にお客さんが戻ってきたんだなって、私は安心できると思うから。

※料金やサービスは、2020年4月現在の情報です。

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