音楽は1年中楽しめるものなので、季節がある訳ではありませんが、寒い冬、ずっと家の中にいる季節には、音楽の有難さを感じる場面が多々あるように思います。心を安らげてくれたり、楽しませてくれたり、気持ちを強くしてくれたり。
今月は、「音楽」の持つ魅力というか威力というか、そんなエネルギーを感じる絵本を紹介しますね。
ところで、「音楽」というと、楽譜通りに正しく演奏することをイメージするかもしれませんが、それは、少し先の段階です。
小さな子どもたちは、演奏の前に、音楽を構成する要素に、遊びとして出会ってもらいたいと思うのです。
そのうちの1つが「音あそび」。身の回りにある「音」に興味を持ち、耳を傾ける。叩いたり、振ったり、こすったりして、自分でも音を作ってみる。好きな音、美しい音を見つけて、繰り返し聞いたり、奏でたりする。
それから「リズムあそび」。歩いたり、走ったり。わざと左右のテンポを変えて歩いてみたり、階段を下りたり、スキップしたり。手をたたいたり。物と物を打ち合わせたり。身体を動かす時、意識せずとも何かのリズムを刻んでいます。
そんな風に、音やリズムを楽しむことが音楽であり、その音楽をもっと楽しむために、楽器があったり、他の人と合わせたりして、演奏になっていくんだと思うのです。
そんなことを思いながら、「音楽」のエネルギーを感じる絵本、紹介していきます。
まずは、音楽の持つチカラを強く感じる絵本。
「音」が、「音楽」になり、人の心に届き、人と人を結ぶ絵本。
グリム童話の中にある音楽と言えば、やはりこの本ですよね。
そして、これまでにも何度も紹介してきた私の大好きな本。
そして、とっておきの1冊。
たくさん音を楽しんだら、演奏も楽しみたいものです。
いかがでしたか。
音やリズム、そして、音楽や演奏を、ぜひ楽しんでみてくださいね。