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いろんな人々が流入するユルいオンラインイベント「MIERUNE JCT #01」を開催しました 🛣️

こんにちは!MIERUNEのソフトウェア・エンジニア、久本(@sorami)です。今年の夏は世界的に猛暑でしたが、札幌もこれまでにない暑さが続き、自宅にエアコンのなかった私はバテました… 🥵

そんな巷の暑さに負けない陽気なイベント「MIERUNE JCT(ミエルネ・ジャンクション)」を開催したので、その様子を紹介します!


MIERUNEの活動

北海道を拠点とする位置情報技術の職人集団「MIERUNE(みえるね)」は、オープンソースのコミュニティから生まれた会社で、社外活動を活発に行うカルチャーが根付いています。

例えば、オープンソースソフトウェアを公開したり🧑‍💻、様々な勉強会やイベントに登壇したり🎤、札幌ではオフラインイベント「MIERUNE BBQ」を毎月開催したり🍖🔥、いろいろやっています。

オンラインイベント「MIERUNE Meetup mini」も、3ヶ月ごとに開催していました。ふりかえると、これまでの計6回で、のべ399名の参加登録、34名の登壇がありました:

特に直近の第6回は、参加登録が軽く100名を超える規模になっていました。

新たなオンラインイベント「MIERUNE JCT」

Meetup miniを経て、今回は装いを新たに MIERUNE JCT(ミエルネ・ジャンクション) という名前でオンラインイベントを始めました。様々な技術や人が ”流入” するイメージを表しています。

また、これまではZoomで配信を行っていましたが、今回は配信サービス「StreamYardを導入しました。視聴者はYouTubeで視聴やコメントする形になります。コメントを画面上に表示したり、BGMを流すことができたりと、かなり雰囲気が変わって、良い結果になったと思います。

StreamYardによる配信の様子

YouTubeでのコメントの他にも、Xのハッシュタグ#MIERUNEでもコメントを多数いただいており、こちらも休憩時間などに取り上げました。これらのポストは以下のTogetterにまとめています:

What's up ? MIERUNE

さてイベント当日ですが、まずMIERUNEの古川さん(@Yfuru2454)から、最新動向まとめトークです。

G7イベントのマインクラフトを制作して各国の大臣が遊んだりQiitaのイベントで昨年に続き入賞したり、オフラインイベント「ジオ展2023」を開催したら1000名以上の申し込みがあったり、はたまた札幌の路面電車を貸し切ってみたりと、いろいろなことがありました。

日々の活動にご興味ある方は、ぜひXアカウント @MIERUNE_inc もご覧ください!

『建設コンサルタント8年生からMIERUNEにジョインしてみた発見』 山崎渓

そしてJCT、記念すべき一つ目の発表は、MIERUNEへ3ヶ月前にジョインしてくれた山崎渓(やまざきけい)さんによるものでした。

山崎さんはもともと、構造地質学を学んだのち、航空測量会社で砂防を専門とする建設コンサルタントとして活躍されていました。発表では、なぜMIERUNEへジョインしたか、札幌へ引っ越してきた感想、前職とMIERUNEの違いについてなどをお話しされました。

2000人から20人規模の組織への転職ということで、「何もかもが違う」と述べていましたが、一つの事例として、キャリアの転換を検討されている方などにも参考になる貴重な情報ではないでしょうか。

ちなみにそんな山崎さんの好きなパーキングエリアは「谷川岳PA(もつ煮定食がうまい)」、好きなジャンクションは「大橋JCT(渋谷の近く)」だそうです。

『非エンジニアのデザイナーがウェブ地図サイト「れきちず」を作った話』 地図とかデザインとか / 加藤創

続いては、MIERUNEのデザイナー加藤創(かとうはじめ)さんによる発表です。加藤さんはインターネット上で「地図とかデザインとか @chizutodesign」として活動しており、様々な地図や路線図などをつくってネット上で公開しています。そしてそれがきっかけで、MIERUNEにジョインしてくれました。詳細は以前のMeetup miniでの発表「MIERUNEに入社して半年経ちました - 東京から北海道に移住してデザイナーとして取り組んだこと」をぜひご覧ください!また、このJCTイベントのロゴも加藤さんの作です。

さて今回は、そんな加藤さんの最新作「れきちず」についてのお話でした。これは、江戸時代の地図を現代風にWeb上で表したもので、その制作にあたっては膨大な資料にあたったり、アイコンなどもオリジナルで作成されたそうです。ぜひ一度、さわってみてください!

そんな加藤さんが好きなのは、「美女木JCT」と「八潮PA」だそうです。美女木JCTは、信号があることで有名ですね。

休憩(サービスエリア)

2本の発表後には、しばしの休憩タイムです。

これまでのMeetup miniでは、毎回6件の発表があり、様々なお話が出て面白いのですが、なかなか疲れてしまうなぁという思いがありました。それを踏まえて今回は、計4本の発表、2本ごとの休憩(サービスエリア)、そして最後にパネルディスカッション、という少し違った形を試してみました。

この時間は、ホストのふたり(@Yfuru2454@sorami)で頂いたコメントを読んだり、好きなジャンクションを語り合ったり、ユルい時間となりました。このようなブレイクがあるくらいがちょうどいいかなあと思いました。

『ValhallaとAWS Lambdaでサーバーレス・ルーティング』 井口奏大

さて、休憩後の一本目は、MIERUNEの井口奏大(いぐちかなひろ)さんによる発表です。井口さんは現在、MIERUNEのCTOを勤めており、また今年(2023)の3月には『現場のプロがわかりやすく教える 位置情報エンジニア養成講座』(通称 #位置エン本)も出版しています:

今回の発表ではルーティングサーバーValhallaをAWS Lambdaで動作させる事例が解説されました。Web Adapterを用いて、HTTPを話す任意のコンテナをLambda上で動かすことができ、そのスケーラビリティの恩恵を受けることができます。コードは以下の記事でも参照できます:

ちなみに休憩時間中、必死に調べたということですが(笑)、井口さんの好きなジャンクションは北海道の北部にある「比布(ぴっぷ)JCT」とのことでした。

『FOSS4G × オープンデータで2023年の猛暑を可視化してみる』 にゃんこそば

最後の発表は、インターネット上でオープンデータを使った様々なデータ可視化を公開されている、にゃんこそば(@shinagawaJP)さんによるものでした。

このような場に登場されることは滅多にないということで、とても貴重な機会で、コメント欄も大いに盛り上がっていました。ご登壇いただきありがとうございました…!

今回のご発表は新ネタで、今年(2023)の猛暑を、気象観測所(アメダス)や人工衛星(Landsat)といった様々な情報源からのデータを用いて可視化された事例をご紹介いただきました。例えば東京は都心のほうが西部よりも地表面温度が低いことが見てとれたり、眺めているだけでも様々な発見があり、また楽しい作品の数々でした。

ちなみに好きなジャンクションは「釜利谷(かまりや)JCT」、これはなんと料金所から動物園専用のインターチェンジがある(!)んだそうです 🐘🦒

国際カンファレンスFOSS4G2023に参加してみたトーク

発表が終わった後は趣向を変えて、先日開催された、地理空間情報分野のオープンソースに関する世界最大イベント「FOSS4G」に参加した面々によるパネルディスカッションを行いました。

このFOSS4G、今年はコソボ🇽🇰のプリズレン(Prizren)という街で開催され、MIERUNEからも参加と、5本の登壇を行いました。

今回のトークでは、プロVR点群処理マンのなかむらた/中村太誠さん(@isutothukue)、そしてMIERUNEから久納敏矢(くのうとしや)さんと井口さんが、現地の様子や、気になった発表などを語りました。なかむらたさんは今回ボランティアとして参加されたということで、その観点からの他では聞けないお話もありました。

FOSS4G Prizrenの様子は、以下の記事でも久納さんが紹介しています:

3名によるカジュアルなトークで、視聴者からのコメントに答えたり、終始、発表とはまた違うゆるりとした雰囲気でした。

おわりに

第1回のMIERUNE JCT、様々な方々が流入し、いろんな話題が飛び交った楽しい時間でした。勉強会という堅苦しい感じはなく、ユルい感じが良かったなぁと思います。

余談ですが、私自身はJCTの前身イベントがきっかけでMIERUNEにジョインしました(詳細はMeetup mini #04 「北海道でGIS」)。入社まで至るのは極端な例かもしれませんが、多様な人々が流入し、クールな取り組みを披露したり、新たな技術を紹介したり、ユルく語り合ったり、わいわいと楽しくやる場として、今後も続けていきたいです。

それではまた、次回のJCTでお会いしましょう!そのときは、あなたの好きなJCTも教えてくださいね 😆 🛣️

MIERUNE JCT #01


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