見出し画像

「スポーツの力で社会を変える」事業・活動紹介(前編)

怒涛のオリンピックイヤーが終わり、やっと少し落ち着いたのと、今日はしし座の満月、一粒万倍日の大安、且つマイケルジョーダン氏のお誕生日でもあるとのことで、物事を始めるのに最高に縁起が良い日なので、遅ればせながら私の事業と活動についてまとめさせて頂きます。

私のライフワークは一貫して「スポーツの力で社会を変える」というものですが、事業や活動は多岐にわたっており、友人知人からも「何をやってる人なのかよくわからない」と言われます(苦笑)。ですので、よく講演や取材のご依頼を頂いた際には、まず「どの事業・活動についてでしょうか」と確認させて頂くのですが、今後のお問合せ対応としても機能するよう、わかりやすく整理してお伝えできればと思います。

まずひとことで自己紹介を、と言われたら、”「スポーツで社会を変える」社会起業家”と説明しますが、実際には、私は現在、以下の3つの組織の代表を務めています。

①株式会社 Cheer Blossom(代表取締役)

https://www.cheerblossom.com/

②一般社団法人 Sport For Smile(代表理事)

https://www.sport4smile.com/

③一般社団法人 Next Big Pivot (代表理事)

実は親しい方々にもゆっくりじっくり全貌をお話したことがないかもですが(苦笑)、まず本業である株式会社 Cheer Blossom の事業内容と経緯についてご説明します。

プロスポーツクラブ向け社会的責任コンサルティング事業

たまに社会貢献活動が目立ってしまっていて、あまり知られていないかもしれませんが、実は本業はプロスポーツクラブの社会的責任(SSR)活動の設計導入サポートを中心としたコンサルティング事業です。2010年に起業し、現在は主にBリーグ(プロバスケットボール)のクラブ様がクライアントです。Bリーグ開幕前から準備を進めていた B LEAGUE Hope (SDGsを掲げた日本初のプロリーグによる社会的責任イニシアチブ)に始まり、千葉ジェッツ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、アルバルク東京、群馬クレインサンダーズといった強豪チームのサポートをさせて頂いております。

日本では、従来は受け身で社会貢献活動を実施していたクラブも多かったと思いますが、プロスポーツが主体的にシーズンを通して地域社会のニーズに対応した形で実施する点、またブランディング、マーケティングにつながる形で戦略的に設計する点が特徴です。私がNBAやグローバルスポーツ界、またスポーツ社会変革コミュニティで得た知見やネットワークを活用し、サービス展開しています。おそらく日本でこのサービスを展開しているのは弊社だけだと思います(よくオンリーワン企業でよいね、と言われるのですが、最近マーケットニーズに追いつけていない感があり、後継者育成がんばります)。

起業してからBリーグ統合までは、CSR関連のシンクタンクや国際NGOなどの業務委託なども受けており、ハーバード大学集中講座で学んだパブリックスピーキングのスキルを活かして、外資系企業向けグローバルコミュニケーション研修やトップアスリートのスピーチ研修等も実施していました(現在はSSRコンサルティング事業に集中しています)。

起業家のタイプ

ところで、起業家には、2つのタイプがあります。もともと起業家になることを目指していた人(事業はなんでもよい)か、やりたいことをやるために起業した人。

私は完全に後者の方で、できることなら起業したくなかった、でも自分が人生をかけてやるべきことはこれ、という点が譲れず、他にそれをやっている企業は日本にはなく起業する以外に術がなかったから、という理由で起業した人です。ちなみに、起業前は東京2016オリパラ大会招致委員会に勤務しており、ふつーのOLで、自分が起業することになるなんて、全く考えていませんでした。(でも組織の中で生きていくのはあまり得意ではないので、これでよかったと今では思っています。)

起業するまでのストーリーは、Life is Rose ~五感で旅する世界旅行~セッションにて詳しくお話しておりますので、こちらの映像からご覧ください。

『スポーツの力で社会を変える』 梶川三枝さん 一般社団法人 Sport For Smile...

Posted by Life is Rose on Monday, November 30, 2020

起業してすぐの受賞、モナコでの世界大会参加

実は、起業して翌年の2011年に、EY Groundbreakers Award という女性起業家に贈られる賞を頂きました。今でこそSDGsブームの中で社会的責任活動の重要性が認識されていますが、その気配もなかった当時、私の事業説明にひとりだけ深く頷いてくださった審査員が、孫泰三さんでした。アワードの副賞として、世界各国から新進気鋭の起業家が集まるモナコの世界大会にも出席させて頂き、当時メンターをして頂いていたLinedIn ジャパンのマーケティングディレクターの上司で、米国代表として出席されていた LinkedIn 創業者のリード・ホフマン氏にもご挨拶させて頂くなど、大変貴重な機会を頂きました。あの時、世界トップレベルの起業家から起業家精神と事業への覚悟を肌で学ばせて頂いた経験があったからこそ、Bリーグ統合までSSRコンサルティング事業の可能性を信じて頑張ることができたのだと思うので、私に勇気と機会を与えてくださった方々には、心から感謝しています。

おかげ様で、SSRコンサルティング事業は、Bリーグ様との初契約以来、ほとんどセールスらしきことをしたこともないままご紹介の連鎖でご契約頂けることが多く、サービス提供枠が埋まってしまう状況でありがたい限りです。ただ、より多くのスポーツクラブが社会的責任活動に取り組み、ファンや地域への恩返しを通して事業成長を成し遂げることができるようなしくみの必要性も感じており、今後そちらにも着手したいと思っています。

SSR活動の Tips やニュースについては、弊社公式サイトのSSRコラムでも更新していますが、今後はこちらの note でも補足的に発信していければと思いますので、ご質問等あればご遠慮なくご連絡ください。「スポーツの力で社会を変える」ために、今後も邁進したいと思いますので、引き続き宜しくお願いいたします。

他の2つの非営利活動(Sport For Smile と Next Big Pivot)については、後編にてご説明します。






最後までお読みいただきありがとうございます。サポートいただけましたら、DV経験のある子どもたちのためのスポーツ活動に大切に使わせていただきます。