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ひきこもり支援を行う「三重県ひきこもり地域支援センター」

2013年より、三重県こころの健康センター内に「三重県ひきこもり地域支援センター」 が開設されました。ひきこもり状態にある本人や家族、関係機関からの相談を実施しています。

どんな人が対象なの?(一例)

・ひきこもり状態にある方(対象年齢は15歳以上)
・ひきこもり状態にある方の家族
・ひきこもり支援の方法等について相談したい関係機関

「三重県ひきこもり地域支援センター」は、どんな機関?

三重県ひきこもり地域支援センターは、メンタルヘルスに関する相談機関である「三重県こころの健康センター」内に設置されています。そのため、ひきこもり状態にある方やその家族に対して、メンタルヘルス面でのサポートを行っています。センターには精神科医、看護師、保健師などの精神保健医療の医療職が所属しているため、専門的なアドバイスを受けることができます。

「ひきこもり状態にある家族についての相談が多くありますが、なかなか周囲に打ち明けられず、家族自身もつらい想いを抱えていらっしゃることもあります。やっと勇気を出して、ここへ来られることが多いです。まずは、これまでの労をねぎらうようにしています」(三重県ひきこもり地域支援センター)

支援機関への相談は、当事者やその家族が社会に向かって踏み出した大きな一歩。その想いを汲み取り、継続して相談を続けられるように支援をおこなっています。また、2022年度は従来から実施していた「家族教室」を県内4ヶ所で実施しています。家族が他の家族と悩みを共有する機会です。

「前半は職員がひきこもりについての講義を行い、後半はグループにわかれて、ご家族でお話をしてもらいます。家族教室で聞いたことは、外部では話さないことになっています。他の人の話を聞くことで新たな視点から考えることができるかもしれません。このような場所で外部と接点を持つことも、非常に大事なことだと思います」

家族教室は匿名で参加できるため、安心して参加できるという方もいます。今は話せないという人は聞くだけでもいい、その場にいるだけでもいいという参加もできます。
「ひきこもりの方が、今後外に出て活動するのか、家の中にとどまるのか、それは本人が決めることです。どのように生きるのかというテーマとも重なります」

一人で、家族だけで悩まずに、まずは相談するところから始めてみませんか。

三重県ひきこもり地域支援センターでは、ひきこもり状態にある本人や家族への個別相談、「ひきこもり」についての理解を深め、実際の支援や課題について考える「ひきこもり講演会」や「ひきこもり支援者スキルアップ研修会」なども開催しています。

イベントや施設の詳細はこちら
https://www.pref.mie.lg.jp/KOKOROC/HP/61667031925.htm

所在地
三重県こころの健康センター(三重県ひきこもり地域支援センター)

〒514-8567 三重県津市桜橋3丁目-446-34(津庁舎保健所棟2階)
電話:059-223-5243




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