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ロンドンで日本語教師 ~ビザはどうする?~

こちらの記事で、ロンドンで働く日本語教師について書きました。

今回は、イギリスで日本語教師として働くにはどうすればいいか、ビザについてをまとめてみたいと思います。

*このnoteは主に「これから日本語教師になりたい方」、「ロンドンで日本語教師をしたい方」「海外の日本語教育に興味のある方」向けに書いております。
*私はビザの専門家ではありません。ビザに関する情報は最終的に必ずご自身で調べて判断してください。


イギリスで働けるビザ

海外で働くとき重要になってくるのがビザの問題

イギリスの場合、就労が認められているビザは
1.就労ビザ(スポーツ選手や投資家なども含む)
2.家族ビザ
3.学生ビザ(一部)
4.ワーキングホリデービザ
があります。(注:これは私の勝手な分類で、正式な分類は違います)

上記の内、1.を獲得するのは難しいという話は前回の記事で述べました。

2の家族ビザ というのは、イギリス人やイギリスで就労可能な人の配偶者・家族に与えられるビザです。これをお持ちの方は、今このnoteを見るまでもないと思いますので割愛いたしますネ。


すると、残る方法は3か4ですが、
もしあなたが30歳以下なら、迷わず4を選択するのがよいと思います。

なぜなら「4. ワーキングホリデービザ」であれば、ほぼ無条件で2年間のイギリス国内での就労が認められるからです。

しかし、イギリスのワーキングホリデービザ(イギリスではTire5やYMSと呼びます)は、毎年上限が1000しかない上、年2回の抽選となっており、「行きたい!」と思った時にすぐ行けるものでもありません。

ですから、チラリとでも興味のある人は、応募可能年齢の内にとにかく応募しておくことをお勧めします。(イギリス政府の情報はこちら → https://www.gov.uk/tier-5-youth-mobility )


さて、それではワーホリに応募可能な年齢ではない場合はどうすればいいか。

そんな時は3. 学生ビザという手があります。

ただし、イギリスの学生ビザは、学生なら誰でも働けるわけではありません。

まず、6か月以上の滞在で、事前に学生ビザを取得する必要があります。(事前にビザを取得する必要のない、滞在6か月以内の学生、という区分があるので)

さらに、所属する学校によっても就労可能時間が異なり、例えばイギリスの大学や大学院に通うのであれば、週20時間までの就労が認められます。
それ以下の区分の学校ですと、週10時間までとなります。

ロンドンは物価の高い街ですので、週20時間の就労で生活費のすべてを稼ぐ、となると、レッスン単価をかなり高く設定しなければなりません。
(そのうちロンドンの物価についてnoteを書こうと思います)
当然、働いて学費と生活費を稼ぎながら学校へ行く、というのはかなり無謀です。

そのため、この方法を使える方は「金銭的余裕がある」人となります。

そもそもが学生ビザですから、メインは勉強することであって、働くことではありません。課題も多いみたいですし、学生をしながら働くのも大変だと思います。

もっとも、イギリスの大学へ教育学や日本語関連の学位を取得しに来ている大学生・大学院生の方もたくさんいらっしゃいますから、そういう方にとって勉強と実践を同時にできるのは良い環境かもしれません。
「どうしてもイギリスで日本語教師がしたい!」という熱意のある方は、どうぞご一考くださいませ。


番外編

「ロンドンで働く!」というのとは少し違うかもしれませんが、
例えばビザの要らない6か月以内の滞在をしながら、Skypeレッスン等でイギリス国外にいる生徒さんに教え、そのレッスン費を日本の口座に振り込んでもらう、ということであれば、おそらく合法なのではないかと思うのですが……。どうなんでしょう?

もし、生徒さんがイギリスにいる場合(レッスンはSkypeでやる)はどうでしょう?イギリスで就労していることになる?

海外をずっと渡り歩いていて、日本に住民票がない場合、上記の例では日本に税金を納めれば、問題ないのでしょうか?

ホウリツ、ムズカシイ…………
詳しい方、是非教えてください。


*私はビザの専門家ではありません。
ビザに関する情報は最終的に必ずご自身で調べて判断してください。

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