見出し画像

じぶんジカン相談室のススメ

私は私にとても興味がある。
私が何を考えているのか。
何が好きで、何が嫌いなのか。
どんな価値観を持ち、どう生きていきたいと思っているのか。
でも、私は自分がどんな人間なのかいまいちよく分からない。
考えれば考えるほどよく分からなくなる。

昔から占いが好きだった。血液型占い、星座占い、誕生日占い。
占いといっても、
「今日運勢2位は獅子座のアナタ!好きな人と急接近の予感♡ラッキーアイテムはピンクのボールペン!」
といったものではなく、
「A型は真面目で几帳面。我慢強いので不満を溜めがち・・・」
といった性格や傾向について書かれたものが好き。
占いを信じているというよりは、そこに書かれた性格診断を読んで、自己分析に活用するのが好きなのだ。

へぇ、確かに私は頼られるの好きだな。プライドが高いっていうのも合ってる。
でもドラマティックな恋愛は別に求めてないし、群れるのも嫌いだからそこは当たってないな。
恋愛に求めるものってなんだろ、お互いが絶対味方でいられる存在が良いよなぁ。
友達が嫌いってわけじゃないけど気を遣いすぎて疲れるから大人数は苦手だし、それなら一人の方が好きなんだよな。
そういえば一人行動できるタイプってわけじゃなかったけど一人行動できるようになったのは大学からだな。
何故かというと・・・

みたいに性格診断をきっかけに色々考えを深めていけるので。


・・・いやいや、占いについて語りたいわけではなく。


そんな自己分析大好きな私が1年ほど前に出会ったのがじぶんジカンさん。

「自分と向きあう時間」をコンセプトに、ノートなどのモノづくりをされているブランドさん。

知ったときには感動した。私が求めていたものはこれだ!!って。
わくわくが止まらなくて、いきなり定番ノート4冊セットを購入。

・自己探索ノート
・自己分析ノート
・強みノート
・働き方を考えるノート

年末ノートも買った。

毎日会社に持って行って昼休憩にノートを開いた。娘が寝てからノートを開いた。
ノートに書かれている「問い」について考え、それをノートに書いていくことで「私ってこんなこと考えてたんだ」ということが分かってきた。
私ってこんなこと考えてたんだ。
過去のこういう経験が今のこの価値観に繋がってるんだ。

ノートを開くと今まで知らなかった自分が顔を出す。
自分を知ると、生きやすくなる。


私は「強さ」「かっこよさ」が欲しいと思っていた。
ぶれることのない軸が欲しい。
一貫性があって、芯のある人になりたい。
いつも堂々としていて、自分の考えに絶対的な自信を持っている人。

私は中と外で明確に顔を使い分けている。
ナチュラルに他人に良い顔をしてしまう。他人に怒ったことはほぼない。
群れるのが嫌いで、ランチは絶対一人で取りたい。
逆に身内には感情をかなりさらけ出すし、依存体質。
自分で決められない。
あと、未来を思い描くことが苦手。
3年後、5年後の自分を想像してみましょう、と言われるとフリーズする。

えっと、こどもは…1人?もしかして2人?分からん、どうしよう。
仕事は…2人なら産休入ってるかもだし、1人なら…転勤はしてない、かな。
昇進…すると責任が増えて嫌だな、だからって目標に追われる前線が好きってわけでもないんだけど…

ものすごい靄がかかる。

目標がバシッとあって、それに向かって努力することに憧れがあるけれど、まずその目標が見つからない。
目標を掲げたからには達成しないといけない気がして、軽々しく目標なんて決められない。
考えるのは大好きだけれど、現状を変えることが怖くて行動に移すことができない。
そもそも行動に移せない目標を書いているのが間違いなのかもしれない。
そんな感じでノートも靄がかかると前に進めなくなってしまう。


そんなとき、じぶんジカン相談室の告知ツイートを目にした。
これだ、と思った。
相談室の紹介ページを、相談室について書かれたnoteをじっくり読んだ。

自分でもちゃんと言語化できないもやもやだけれど、じぶんジカンさんに私専用の問いを考えてもらって、それについて考えることで何かが見えてくるかもしれない。
枠は毎月2名だけ。

申し込み開始時間を今か今かと待ち構え、無事5月の相談室に申し込むことができた。

専用フォームで悩みを送る。
勢いで申し込んだけど、何に悩んでるのか我ながら分からない文章になってしまい、大丈夫なんだろうかという不安がありつつ、つらつらと、本当につらつらと長文で悩みの詳細を送る。
今読み返すとすごく恥ずかしいのだけれど、かなり赤裸々に書いた。
引っかかりについてぼかしてしまうと良くないかなぁと思って。

優しいメールが届き、ほっとする。
そして、ブラウンの専用ノートと1回目の問いが送られてきた。
「思考をそのまま書いて」
「きれいに整理しなきゃとか、関係ないこと書かないようにとか、考えなくてOK」
という言葉が本当に嬉しかった。
本当に思いつくまま、自分の思考の赴くままに書いて送ればいいんだって。

正直なところ、じぶんジカン松岡さんのnoteに書いてあるような「3ヶ月後になりたい自分」を大幅に超えていく…ということは私はないだろうな、と思っていた。
というのも私の悩みは「自分の軸が欲しい」というざっくりしたもので、特にやりたいことや、なりたいものがあるわけではなかったから。
そしてこの相談室はじぶんジカンさんに何かアドバイスをもらえるものではなく、自分自身で答えを導きだすものだから。

切羽詰まった困りごとがあるわけでもなく、ただ、たまにもやもやするだけ。
たまに過去の嫌な記憶がフラッシュバックして落ち込んだり、
外面はいいのに家ではやたらとイライラして感情が抑えられなくなったり、
自分で自信を持って物事を決められなくなることがあるだけ。

でも。

じぶんジカンさんのサービスが好きだし、実際に会っての相談やオンラインでの相談ではなく「往復書簡のような」やり取りというところに惹かれた。
これなら、自分のペースで考えられる。
相談室に申し込むことで、劇的には変わらなくても、ほんの少しでもプラスに自分を変えられるといいな。
そう思った。

そうして始まった3回の問いのやり取り。


問いが来ると考えたくて仕方なくなる性格で、3ヶ月じゃなく、2ヶ月弱で終わってしまったけれど。
ギュッと濃縮して自分のためだけに送られた問いについて考えるのはとても充実していた。

問いに答えるうちに、

自分が本当は何に悩んでいたのか
自分が本当は何が好きなのか
自分は何に重きを置いているのか
自分がダメと思っていることは本当にダメなのか
自分は本当にやりたいことはなんなのか

色んなことがクリアになった。


結果、変わった。

とはいっても「起業することにしました!」「旅に出ます!」というような分かりやすい変化ではなく、私の気持ちの持ちようが。
自分を知ることで、これまでのつまづきの原因も分かった。
もっと自分の声に耳を傾けようっていうのは相談室に申し込む前から思っていたことだけれども、しっかりと腹落ちして行動に移せるようになった。

noteを再開したのもそう。
これまでも書くことが好きで、大学のときからずっとブログを書いていたし、Twitterやnoteの投稿もしていた。
でも、世の中には私なんかよりも書くことが上手で、面白く興味深い文章を書ける人がたくさんいる。
そう思ってオープンな場で書くことをやめていたのだけれど、やっぱり私は書くことを通して自分と向きあいたいという欲が強い。
誰のためでもなく、私は私のために書くことを続けたいと思ってnoteをまた始めることにした。
(そういえば過去のブログも自分のために書いてたな…昔から覚えておきたいこと、感じたことを自分のために書いて、それを公開することでどこかの誰かに何かの引っかかりを残せることもあるかもしれない、というスタンス)

自分が本当に好きだったこと、こうなりたいと思っていたこともしっかりと顔を出してくれたので、それを叶えられる範囲で叶えてあげたり。

「これは必須じゃないけどやっておいた方がいいんだろうな(やりたくないけど)」ってことはちゃんとカッコ内の本音を大事にできるようになったり。

私には軸がない、芯がない、と思っていたけれど、書き出して考えてみるとちゃんとあったんだよね。
見えてなかっただけで。

あと、目標を持てないという悩みについても、私は日々にものすごく重きを置いているタイプってことが分かった。
なので私の目標は、毎日ごきげんに過ごすこと。
日々を楽しく幸せに生きることが、結果大きな幸せに繋がると思うから。
将来の目標が見つからないことに焦りは不要で、日々を過ごすうちになにか目指すものができたらそのときに目標にすればいい。


どんな私も私で。
もっと柔軟でいいんだと思った。



…と、そんな感じでじぶんジカン相談室、本当に受けて良かったです。
「お金を払う」「期間が決まっている」というのも良かった。
お金を払うことでちゃんと活用しようと思うし、書いたものを送らないといけないので自分なりの答えが出るまで必死に考えを深められたので。
素敵なサービスに感謝です。

メンバーシップにも参加したので、今後はそちらで自分と向き合う時間を楽しみつつ、じぶんスケッチブックものんびり進めていきます。

⬇じぶんジカンさんのホームページ

⬇松岡さんのこのnoteで申し込みを決めました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?