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日記 0717-0723

2024.7.17 水
休日。たっぷり眠った。蒸籠にパンと卵とウインナーを放り込み身支度。昨日作った水出しジャスミン茶をごくごく飲む。家中掃除機をかけて、水まわりの掃除。ずっと気になっていた扇風機の掃除もできた!その他細々とした家事を済ませて、区役所へ。手続きが思ったよりも早く済んだので、haraでひと休み。パイナップルカルダモンスムージーのアイス乗せを注文。暑い日にぴったり〜汗が引いていく。百瀬文『なめらかな人』を読了。買い出しして帰宅。掃除の続きと風呂を先に済ませ、夕飯の支度をする。ちょうど出来上がる頃に彼が到着した。ちくわとピーマンの出汁わさび和え、一口トンテキ、キム奴。お腹いっぱいでベッドに寝転び、そのまま眠った。

2024.7.18 木
夢でアキエと再会した。私は泣いていた。10年以上会っていなくても、声って覚えているものなんだな。会いたかったと伝えると、彼女もそう言ってくれた。元気かなぁ。
10時頃に起きて身支度。彼はまだ眠り足りなさそう。一緒に家を出て、途中で別れ、私は茶の間へ。朝兼昼食にビーフカレーをいただく。以前に食べた時よりも辛さを感じなかった。その後、珈琲ヤマグチへ。一杯目にアイスカフェオレ、二杯目にマンデリンとブランデーケーキをいただいた。いつも長居させてもらって有難い。
自転車を漕いでゼストのふたば書房へ。来るたび、良い本屋だなぁと思う。武田砂鉄『マチズモを削り取れ』を購入。ナツイチの栞をもらった。緑色を選ぶ。帰りにcookknollへ。夕飯を食べようと思っていたが、今日はパスタの提供が終了したとのことで、ドリンクだけ注文。カリフォルニアウィンディ、さっぱりとした甘さで暑い日にぴったり。小一時間読書して帰宅。夕飯は冷しゃぶ。千切りキャベツをもりもり食べた。

小川たまか『たまたま生まれてフィメール』を読了。軽やかな語り口、けれど書かれているのは理不尽で絶望的な社会問題。そして著者の切実な怒り。

なんにもこだわりがないかのように笑っていたいか。それともいちいち声を上げて怒るのか。多くの人が前者でいたいと思うだろう。前者のほうが優れて賢く見えてしまうから。けれどー。

小川たまか『たまたま生まれてフィメール』

私は20代、というかつい最近まで、この文章でいう前者だった。Twitterを眺めながら、なんかみんなずっと怒ってんなぁとさえ思っていたし、まるで他人事のように、社会で起きていることを知ろうともしていなかった。今、この本を読んで、私は確かに怒っている。差別をしない。他者を尊重する。そのことが、どうしてこんなにも叶わないのか。無くならない性犯罪や、繰り返される政治家たちの差別発言を知るたびに、どうしてだよ!と思う。前者でいる方が、楽に生きられるのかもしれない。けれどそうすれば私は、きっとまた誰かを傷付けてしまう。私はもう、前者でいたいとは思わない。なかったことにしたくない。

2024.7.19 金
7時起床。今日は仕事が13時30分からなので、時間を持て余す。本読んだり、花江さんのゲーム実況見たり。朝ごはんしっかりめ、昼ごはんかるめに食べて身支度して出勤。2時間30分の勤務、一瞬で終わった。客注とレジしかできなかった。帰って夕飯の支度。冷凍していた千切りキャベツと豚肉でお好み焼き。お好みソースがなかったけど、ウスターとかケチャップとかで手作りして全然なんとかなった。

2024.7.20 土
11時、寝坊した!!という夢で目覚める。心臓に悪い。パン屋のバイト。みたらし祭りの影響もあってか、はちゃめちゃに忙しかった。汗だく。完売したので早めにあがる。薬局寄って帰宅。やらなやらなと思っていた、除湿剤の取り替えをついに済ませた。また汗だく。思えば20代後半から、急に汗かきになった気がする。すぐ風呂。風呂上がりにゴクゴク飲む三ツ矢サイダーが最高。染み渡る〜。夕飯は、昨日の残りのお好み焼き、もずく、キム奴、ゆで卵。変な献立。一人なので良し。同時に明日のお弁当の準備。夕方あたりからずっと薄ら胃が痛い。薬を飲んで早めに横になる。

2024.7.21 日
また猫の夢。蝉が鳴いている。このままぬるりと梅雨明けなのだろうか。心の調子があまり良くない。書店勤務。書評コーナーの作り方を教えてもらう。近隣の他店と比べても、かなり力が入っていると思う。店長の理不尽な態度とかキツい話し方に、余計心を病む。疲れた…。夕飯はくら寿司。帰宅後風呂入って、花江さんの配信見る。全然終わりそうになかったので途中で寝た。

2024.7.22 月
書店勤務。女性誌祭り。客注パニック。今日に限って問い合わせが多い。(半分はJUMP GIGAの予約) 効率悪くても、とりあえず一つずつ確実に、ゆっくりやってく。汗かきすぎて自分でちょっと引いた。13時退勤。帰宅、納豆卵かけご飯、もすぐ、キム奴食べる。昨日の花江さんの配信の続きを少し見て、満腹で昼寝。急に豪雨。雷もすごい。夕方に目覚めて、先に風呂を済ませる。

夜は鈴木晴香さんの短歌教室。念願の…!自分の詠んだ短歌に、鈴木さんから評をもらえる嬉しさよ…。参加者の方の短歌はどれも素晴らしくて、みんなで評を交えることで、見方がガラッと変わったり、新しい発見があった。目の前の一首に、どこまで深く潜っていけるか。短歌を読むにあたっての姿勢や向き合い方が少し変わったと思う。これから講義を通して深めていきたい。鈴木さんが、短歌を自分のものにしていってほしい。長い目で、一生をかけて詠み続けていってほしい。とお話されていた。

2024.7.23 火
書店勤務。品出し、客注、発注を教えてもらう。時間の流れ方が変だった。14時退勤。お腹空いた。スープストックで昼食。ポイントでお得に食べれて嬉しい。その後、バスに乗って丸善へ。大きい本屋ほんとうに楽しい、欲しい本ぜんぶある。柴崎友香『あらゆることは今起こる』、岸政彦『断片的なものの社会学』、雨宮まみ・岸政彦『愛と欲望の雑談』、氷室冴子『いっぱしの女』を購入。いや買いすぎだよ…!と思いつつ、ほくほく。働いた分だけ本を買っている。六曜社で休憩。コーヒーフロートを注文。

雨宮まみ・岸政彦『愛と欲望の雑談』を読了。面白かった!容易に結論づけず、あわいをそのままに。そうやって広がり、深まっていく対話。
日本人は一般的な他者に対する信頼がものすごく低く、犠牲者非難が強い/攻撃性は恐怖感の裏返し/みんな自分のしんどさを守っている。個人のしんどさが聖化されて、結果的に「しんどいほうが偉い」になってしまっている/今は、持っていない者が持っている者をバカにする。差別のあり方が逆転した。など…。
(主にXを見ていて)感じていたモヤモヤの正体、またはついギクリとしてしまうような自身の思考の癖が、この本には書かれていた。本書は2016年に出版されているが、こういった世の中の風潮は当時から変わっていないどころか、深刻化しているように思う。

「実際に会ってする会話」には、無駄も危険も多い。けど、そこにはまだ、そこにしかない豊かさがあるとも感じている。(中略)なんの意味もないような言葉から、お互いの輪郭が見えてきたりする。

雨宮まみ・岸政彦『愛と欲望の雑談』

実は年齢を重ねるにつれて、会話への苦手意識がどんどん強まっている。それは、雨宮さんがお話されているように、危険が多いから。失言し、相手を傷付けることが怖い。けれど、実際に会って話をするからこそ、生まれるものがあることも知っている。そして、私が/私たちが/世の中がより良く変わっていくためには、今、思いを真摯に伝え合うことこそが必要なのだと思う。読み終えてから、この本が雨宮さんの最期の著書だと知った。臆さないでと、豪快にそして優しく、背中を押してもらったような気持ちになった。

帰宅後、軽く夕飯を済ませ、水まわり掃除を徹底的にやる。風呂入って日記書いてベッドに潜る。夜中に腹が減ってみたらし団子食べた。そのまま珍しく、2時過ぎまで寝付けず。

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