【選択の日常】100万円があったのなら、
先日、クラスメイトが学校を辞めた。もともと隣の席でよく話をしていた、あやさん(仮名)という女性。
数ヶ月前から始まった建築関係の授業。あやさんは、若くて要領がいい。持ち前の手際の良さで、経験者顔負けの実力を存分に発揮していた。
なのに、だ。
辞めてしまった。正確には、出席日数が足りなくて、退学になってしまった。
数ヶ月の時間を共に過ごしてきた仲間を失う、寂しさともどかしさ。どうしてこうなってしまったのだろう、と考えても終わったこと。
せめて、選択のはざまにおられる方