見出し画像

自然から学ぶデザインノート①

自然が作り出す空間は誰もが「なんか、いいな」
感覚的に感じると思います。

しかしなぜいいのか?落ち着くのか?癒やされるのか?
という感覚を言語化することで空間設計や演出に
活かせるのではないかと考えました。

今回はデザインノートの第1弾です。

このノートの要点をまとめると↓

・私が主観的に感じ考えたことを言語化。
・自分が将来設計活動をするときのための記録。
・このノートを見て自然を好きになる人がいれば嬉しい。

興味のある人はぜひ読んでみてください。

今回は3年ほど前に友人と行った鳥取県にある大山。

1枚目の風景。

落葉樹の紅葉する姿

落葉樹は地球本来に流れる「時間」を視覚的に演出します。
現代都市では人工的に作られたハイスピードな時間軸が
あり、日々そこで生活している私達はどこか違和感を
感覚的に感じていると考えます。

その乱れた感覚を戻してくれるのはやはり自然。

地球的時間軸が流れる木々に囲まれることで
動物的に感覚が安心し精神が安定するのではないでしょうか?

2枚目の風景。

重なる木々の姿

幹が重なることで空間に奥行きが生まれ
見えている以上の空間の広がりを感じます。

建築物に囲まれている空間と自然に囲まれている空間の
大きな差はゆらぎがあるかどうかです。

枝葉が風でゆらぐことで光の陰影や風の音が
有機的空間を生みだします。
その空間に身を置くと心が安らぐのはなぜでしょう?

現代都市に必要な要素だと思います。

3枚目の風景。

力強く根を張る姿

生きるために大地をしっかりと掴み樹幹を支える。
生命維持のため水と栄養分を吸い上げています。。

必死に生きようとする姿を見ると感動し
あたかも「お前もがんばれよ」と言われているかのように
感じます。

4枚目の風景。

人工物を飲み込む自然の姿

木造の鳥居を飲み込む苔やシダ植物。

本来神社の入り口に堂々と立派な姿で建ち
訪れる人を迎える鳥居だが自然に覆われ、
長い年月をかけてできたであろう姿は
本来の形より神秘的な気がしてなりません。

そもそも自然そのものが神秘的な存在です。

今回の言語化は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回もよろしくお願いいたします。

緑ノ姿

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?