3月東京の寒暖差。大人なのはあなただよ。

最近何を考えているだろう。
そう考えた時に、明確な何かがすぐに出てこない。
とはいえ、何も考えていない訳ではなくて。

就活の時期になったり、飲み会に行くといつも思い出す。
「最近楽しいことあった？」
この質問が私は心の底から嫌いだ。
何一つ浮かんでこないからだ。

毎週サッカーを観に行っている。ライブだって頻繁に行っている。
趣味は山ほどある。仕事だって充実している。
なのに、楽しいことを聞かれて、何も浮かんでこない。
こう書いていると、悲しい人生のように見えてくるのだけど、ちょっと違う。

私は、1日1日を踏みしめて歩いているのだ。
だけど、踏みしめているからこそ、過去に興味がない。
過ぎたことは、所詮、過ぎたことなのだ。
一喜一憂はするさ。死にたい夜だってある。
だけど、思い出すことができないのは人生が豊かなのではなく、
過去に興味がないからなのだ。

日記を読み返せば、楽しかったことなんて死ぬほど出てくる。
寝て、起きる頃には、既に過去の記憶はアーカイブに移動していて
最近の思い出と言って聞かれても、何も出てこない。

私は。ちょっと冷めている。
冷めている…のか…？
温度差が大きい気がする、この27歳。

さて、23年も早くも3月下旬に入ろうとしていて、仕事に忙殺される日々を過ごしているけれど、とても充実している。
今月が年度末の弊社。
ちょっとはお給料上がるかな。
入社して初めての査定。
個人的に120％くらい頑張ったけど、どうみてくれるだろう。

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27歳になると、何が変わるのか。
そんなことを考えている。

正直、変わる気がしない。

いつまで経っても、ドッジボールしてたいし、
いつまで経っても、社内のプレゼンは誰よりも圧倒したい。
いつまで経っても、ラムネの瓶の中のビー玉に心が躍るし、
いつまで経っても、自分の後輩にはきちんと仕事を伝えていきたい。

先日、社内で組織変更の発表があった。
私たちがいた１つの事業部が2つに分かれることになって、いうなれば、
これまでの事業の運用を続けていく【守】のチームと
新たな事業の提案や営業を行っていく【攻】のチームに分かれることに。

私は、【攻】のチームに所属することになるのだが、
どうも、社内の雰囲気が悪い。

「結局、社長のお気に入りの人しか昇格しない」
「残業が多くて、自分の時間が取れない」
「誰も仕事を教えてくれない」
「社内にマニュアルがない」

大体出てくる不満はこんなところだ。

個人的なことを言うと、そんなことで悩んでくれている人がたくさんいてくれる方が私の評価は上がっていくからありがたい。ということに限る。

もちろん、組織としてこんな不満が多くなるような状態は何一ついいことはないし、持続的に右肩上がりで発展していく為なら改善していかなければいけないことなのだろう。
が、しかし、そんなことで悩んでいるほど、暇じゃないのだ。

あいにく、弊社はベンチャー企業。
マニュアルなんてないですし、むしろ今、ようやくマニュアルを作っていかなきゃねというフェーズに会社が成長してきている最中であって。
仕事を教えてもらえないとできない人は、きっとベンチャーには向いていない。

こんな状態で、まあまあ大きめの組織変更が発生したもんだから、社内ではクレームの嵐。
私は【攻】のチームで起こるであろう様々なトラブルや、掴むことのできる成果に今からワクワクが止まらないのだが、3月下旬の寒暖差が大きい気候のようにギャップにちょっと風邪をひきそうになっている。

「自分の時間を確保して、ちゃんと楽しみたいの！！」

っていうのも分からなくもないのだけれど。
仕事をしている時間だって自分の時間なんだから、楽しめばいいのに。
わざわざ自分たちが、生きにくくしなくたっていいじゃんね。

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他人を観ていると思うことがある。
私は自分の中で、青臭くていつまで経っても子どもみたいだなと認識しているが
他人から観る私は、大人の考えを持っているという認識だそう。

ランダム再生で流れてきた音楽を聴きながら突然、夜道を走り出しちゃったり、音楽と自分の世界がリンクした瞬間に突然noteに長文をぐわーーーっと書き出しちゃう27歳。
海に行くと一人でサーフィンやボディボードに没頭して、他のおじさんたちに負けないぞって勝手に対抗心むき出しにしちゃう27歳。
イヤホンから流れてくる音楽のテンポと、信号が変わる瞬間や改札が開く音が合わさる瞬間にすごく快感を覚えて、スキップしちゃう27歳。

これが大人……？なのか……？

という気持ちがあるのだけど、私の真面目そうに見える外見も相まって、非常に現実的で、真面目で、優しくて、落ち着いている大人に見えるそうだ。

ただただ、何かになりたいという気持ちをずっと捨てられずに、
ずっと自分がワクワクする方向に生きてきただけなのにな。
私からしたら、みんなの方が大人に見えるよ。

この認識のギャップが気になる。とても気になる。

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昔から、他人にも興味がなければ、過去にも興味がない私ではあったのだけれど
最近特に、"興味の無さ"に拍車がかかってきていて、未来のことばかり考えるようになってきた。

それは世間との関心のずれを感じていることもそうなのだけど、間違いなく彼女の存在が大きい。

私の知らない"人気YouTuber"や"大人気インフルエンサー"が、私の知らないうちに問題行動や倫理観の欠如した行動・言動をして、私の知らないうちにYahoo!ニュースのトップに載ったりテレビで放映されて、私の知らないうちにスーツを着て謝罪動画を出して、私の知らないうちに活動休止をしている。

こんなことが山ほどあって、どんどん、どうでもよくなってきてしまった。
もちろん、私の知らない人も知らない世界も山ほどある。きっと知らないことが大半なんだよね。
だけど、なんだかおもしろい。
あなたが炎上しようが、あなたが謝罪動画を出そうが、まったくもって私の生活には何も影響がないのだけど、それでも毎日のようにどこかで炎上している人とさせている人たちがいて。全く、訳の分からない世界。

違う世界にいるみたいで、どんどん、興味がなくなってきた。

もう一つは彼女との事。
まだまだ若い二人なのだけど、少しずつ、将来のことを考えるようになってきて。
(いつかこのnoteも彼女に見られる時が来るんだろうけれど、今は見られていないはず。)

たったそれだけのこと。
それだけのことなのだけど、わたしにとってはとてつもなく大きいことで。

将来にウキウキしてNISAとiDeCoの勉強をし始めちゃうくらい、私には大きいこと。

3月の東京は河津桜はとっくに散り、陽光桜が満開。
今日の雨でどれくらい散ってしまっただろう。
世間がノーマスクになっても、花粉に勝てない私はしばらくマスク生活。
あちらこちらに世間とのギャップを感じながらも、
「ま、だからなんだ」って頭で思いながら今日も過ごす。