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#SpotifyWrapped で振り返る2022年の音楽生活

2022年の音楽生活を振り返ってみようと思います。
本日、2022年12月17日土曜日。
あと2週間で2022年も終わりです。
今年は早かった。恐ろしいくらいに。
仕事も変わり、生活も変わり、新しく手にしたものや得た知識、感覚と共に駆け抜けてきたこの1年間のことはまた今度、ゆっくり文字にしていくとして。

どんな生活をしていても私の側には音楽が常に鳴っていて、それは2022年も変わることなく。
先日、Spotifyから届いた贈り物"Spotify Wrapped 2022"とともに、2022年の音楽生活を振り返ってみたいと思います。
どんな音楽に出会ってきたのだろうか。
どんな音楽と生きてきたのだろうか。
それでは、さっそく。



■2022年にどれだけ音楽を聴いていたのか

2022年の総再生時間は95,440分。
時間にすると66日間+6時間40分。
2022年のうち、大体2か月くらいは音楽を聴いて過ごしていたらしいです。

1日の睡眠時間を6時間とすると、1年で2,190時間はベッドの上。
……とか色々考えるとよく分からなくなってくるからグラフにしてみます。

2022年 緑のパンダの生活記録(おおよそ)


1年間で過ごす時間の18%をSpotifyと生きている
らしい。
他にもライブに行ったり(年間20本くらいしか行ってない)、iTunesで聴いたり、レコードで再生したり、AmazonMusicで再生したりみたいな時間もあるから、恐らく1年の2割くらいは音楽と過ごしているよう。
と、そう考えると結構、音楽を聴いてない時間も多いんだなと分かる。
(相場が分からないけど体感的には5割くらいいってる気がしてた)

テレビは全く見ないので、ラジオと過ごしていたり、ネトフリを見てたりみたいな時間もあるからこう考えると少ないのかな。

ただ、逆に「?」という一体私は何をしているんだ?って時間が2割強もあることが発覚。
この時間、伸びしろですね。
勉強でもすりゃいいんだろうけど。
教員採用試験の勉強もこつこつしていかないと、とは思ってるんですけど。
恐らくこの時間は、ゴロゴロしている無駄な時間。
ウイイレやったり、TikTok見てる時間。
この余白がないと心の余裕がないんだよね、たぶん。ということにしておく。

これでも「日本のほかのリスナーより99%以上も多く再生しています。」ということらしいので、きっとヘビーリスナーなんだろうね。
Spotifyヘビーユーザーと名乗ることにします今日から。

ちなみに2021年の総再生数は105,362分でした。
時間にして73日間と4時間2分。
「日本にいる他のリスナーより99.5%以上も多く再生しています。」でした。
つまり7日間ぐらい減ったらしい。



■2022年に一番聴いていた音楽

相変わらず、今年もサカナクションを一番聴いている。
去年は10,348分(7日と4時間28分)も聴いていたのですが、
今年はちょっと少な目の8778分(6日と2時間18分)でした。
体感的には、今年は色々なアーティストに出会えた1年だったから、この減り方はまぁまぁ想定内。
そもそもの再生時間が減ったという割合もあるけどね。

「ミュージック」が多いのは、最早仕方がない。
大好きな音楽であるのには変わらないのだけど、この曲はどのプレイリストにも大体入ってくる。
Spotifyが勝手におススメしてくるんだよ。
「ミュージック」と「若者のすべて」は本当によくかかる。
特に、後者は本当によく再生されすぎて
正直もう飽きてきてスキップしてしまうことが多く………。
恐らくSpotifyの仕様的に30秒再生しないと、1再生とカウントしないはずなので再生回数に入っていない気がする。

「ミュージック」はスキップできないんだよな。なんだろう。
聴いてしまう。惹きこまれる。
今に始まったことではないんですけども。

とりあえず、Spotifyくん。
レコメンド機能は素晴らしいんだけど、スキップすることが多い楽曲を"空気読む機能"もくれ。

サカナクションの1年はツアーを回ったり、アルバム「アダプト」のリリースがあったり。
少しずつこの時代に「適応」していくサカナクションと私たちの姿を見ていけると思っていたけれど、そんなに時代は甘くなく。
まだまだ時代が柔らかく定まっておらず、沼のような状態で。
石橋を叩いて渡るどころか、どこがいつ踏み抜いてしまう床なのかすら分からぬまま日々歩いている状態のなかで、適応するも何も、まだ私たちには未熟だったのかもしれない。
ただ、先の見えない状態だからこそ、何かしら目印となる旗を立てる役割が必要で、その旗手をサカナクションが担い、明かりを灯してくれたような気がする。

サカナクションさん、2022年は8,778分間も一緒に過ごしてくれてありがとう。「ミュージック」をずっと聴いていました。#Spotifyまとめ

コロナ前のライブ演出が灯台のような演出だったけれど、漁火とでも呼んだ方がいいのだろうか。
魚民と呼ばれるサカナの音楽で生かされている我々が目指すべき場所が見えていくような気がする。
引き続き、応援しております。サカナクションの皆様。


■2022年のトップなんちゃら


サカナクションと「ミュージック」が最頻出なのは言うまでもなく。
他に目を向けてみると……

え、私がフォーリミ!?!って印象。
とはいえこれには裏があって。(裏ってほどでもない)

ジムに行くときのプレイリストに「Squall」「swim」を入れているから、そのせいで全然関係ないプレイリストにも勝手に入ってくる。
これも「"若者のすべて"現象」です。
リーガルリリーの「リッケンバッカー」だってそう。
私の"よく聞く音楽"って大体が、若者のすべて現象。
ちょっとでも聴く回数が増えると狂ったように同じ曲ばっかり出てくるのは正直、かなりしんどいところがあります。Spotifyさん。

人気曲もチャートも興味がなく、色々な音楽を聴きたいのでレコメンドするときと、しないときのギャップが欲しいです。
ずっと思ってるんだけど、単純にSpotifyに登録されている全音楽を適当にシャッフル再生してくれる機能とかないものだろうか。
変にチャートのプレイリスト開くと、すぐにヒゲダンが入ってくるし、そういうんじゃないんだよな……………(ヒゲダン嫌いじゃないです、好きです)(でもごり押しなのは違うじゃん)


前にビルボードの年間チャートの統計分析をしたことがあるんですが、
サブスクが流行ってからのチャートの特徴を見てみると
”去年もランクインしていた曲が今年もランクインしている”音楽が多い。
一度人気が出ると、プレイリストに入りやすくなって、それで永遠に再生されるループになる。
そうすると、「いまチャートに入っている音楽は、別に好まれている訳でもない……?」という疑問も出てくるわけです。
これは、どうなんだ。健全なのか。

そんなことを考えると、恐らく、純粋に自分が今年1番「聞きたい」と思って聞いた曲はずっと真夜中でいいのに。「袖のキルト」だろうか。
正直これもちょっと、若者のすべて現象感があることが否めないんだけど


アーティスト別の話をするとドロスも、若者のすべて現象。
何聴いてもすぐに「アルペジオ」が流れてくるのなんなん。
2022年 「"若者のすべて"現象」ランキングを勝手に決めるとこんな感じ。

≪2022年 若者のすべて現象 ランキング≫
殿堂入り フジファブリック「若者のすべて」

①リーガルリリー「リッケンバッカー」
②サカナクション「Aoi」
③ストレイテナー「シーグラス」
④[Alexandros]「アルペジオ」
⑤04 Limited Sazabys「Squall」
⑥04 Limited Sazabys「swim」
⑦Galileo Galilei「バナナフィッシュの浜辺と黒い虹」
⑧赤い公園「Highway Cabriolet」
⑨Galileo Galilei「夏空」
⑩[Alexandros]「City」

※どんなジャンルの音楽を聴いてても勝手にレコメンドされて再生されてしまう回数が多い作品(緑のパンダの独断と偏見による勝手な判断)


どれも好きなのよ、好きなの。好きなんだけどさ。


私、2022年、もっとたくさんの音楽を聴いてきたじゃない。




1年間で2,115組のアーティスト、6,577曲を聴いてきたのによ。


「邦ロックばかり!」なんて思ったけど、次に聞いてるのクラシックって。
振れ幅どうなってるのよ!ってくらい色々聴いてるのに!
(クラシックパフォーマンスとネオクラシックの違いは私には分からん)

なのに、どうしてSpotifyさんは同じ曲ばっかりレコメンドしてくるの!!!
確かにあの10曲はいっぱい聴いてきたけど!!!
でもそれ私の意思じゃないから!!!!!

こんな形で、
サブスクが広まってきた時に危惧されてたことを実感しているのです。


2016年か2017年頃に、


「CDを買ってアルバムを聴くのではなく、
サブスクになってプレイリストで聴くスタイルに変わることで
人々の音楽との関りが偏重する」


なんて意見があったけどまさにまさに。
とはいえ、一方でCDを買っていたんじゃこれだけの数の音楽にもアーティストにも出会えていないのは確かな訳で。
サブスクの光と影を同時に体感しつつあります。


■サブスクと生きていく?音楽と生きていく?


一方で、サブスク期に入って思うことは

  • 私の好きな音楽

  • 私の一番聴いている音楽

  • 私の大切な音楽

この3つってすべて同じ音楽を語ることもできるけど、
よく考えてみると、3つとも違う音楽が頭に浮かんでくるんだよ。
個人的には3つ目の「大切な音楽」をいつまでも大事にしていきたいのだけど、今の尺度では再生回数でしか評価されない。
それがすごくもどかしい。
もっと、もっと、気軽にアーティストに「あなたの音楽で私は生きることができています」って伝えられたらいいんだけど。


ちゃんと、私の息している世界の中であなたの音楽は響いています。

って、伝えることができたらどんなにいいか。


長々と書いてしまったこのnote。
実は書き始めの時は、
"2022年に出会った私の大切な音楽"を書こうと思って始めていたんですが、
長くなってしまったので、また後日。

「CDショップ大賞」ならぬ「元、CDショップで働いてた人大賞」をやります。

この時期は「CDショップ大賞」の投票が始まる季節なんですが、
私にはもう投票権がなくて、寂しいので。。。。
勝手に言葉を書いていきます。


さて、まもなく、2023年。
「Spotifyまとめ」の数値のために、音楽を聴く1年にはならないように気をつけなければ、という自戒を身体と頭に込めまくっておく。

来年も素敵な音楽との出会いがたくさんありますよう。
そんな音楽が私の生活を彩ってくれますよう。


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