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宇宙ステーションにいるつもりで

緊急事態が継続しているけど、生活は全く変わらない。

緊急事態を連発すればするほど、緊急の意味がどんどん薄れてくる。ずっと自粛をしているので、外食もしなければ、旅行にも行かない。
ずっと会社と家の往復、週末の散歩と食材の買い出しを繰り返す日々。

出口が見えないな〜と塞ぎ込みそうになるが、ここは無理でも気分を上げていかないとダメだと思い、さてどうしようかと考えていると、以前テレビに出ていた宇宙飛行士の野口さんを何故か思い出した。

宇宙ステーションに長い間滞在していた野口さんを思っていると、滞在している映像が頭の中に思い浮かんだ。決して広いとはいえない宇宙ステーション内部と野口さんに与えられた部屋は、一畳ほどのパーソナル空間。仕事の他に、毎日の運動をしないと無重力で筋力がどんどん落ちてしまうので、無重力の中で熱心に運動していた野口さんを思い出す。

宇宙ステーションには、コンビニもないし、映画館もないし、外食も旅行も行くことはできない。

あれ?

何か似てるな。

今の私がいる環境と宇宙ステーションの環境似ている気がしてきた。もし、似ているのこの環境が苦にならないのならば、将来的に宇宙ステーションに行っても違和感なく過ごせるのではないだろうか?

そう考えると、決して今の環境は無駄でないのだ

違いは

宇宙と地球

無重力と重力

宇宙から地球を見る事は出来ない代わりに、地球からは様々な星空を見る事が出来る。宇宙では旅行も外出も出来ないけど、地球では近隣をドライブしたり、外食のテイクアウトが出来る。

宇宙ステーションの環境では出来ないことが、地球だと出来ることが結構あるぞ。

自粛だ。我慢だ。と考えるとはぁ〜とため息をつきたくなるけど、宇宙ステーションへの訓練だと思えば、苦しいけど何とかいけるかも知れない。

ちょ〜無理矢理なポジティブ思考で、苦しい期間を乗り越えようと何か自分の中で沸々とやる気が出てくる気がした。このポジティブ思考は、現実的に考えてはダメ。何故って、スーパー富裕層しか今のところ宇宙には行けないからね。せめて、妄想の中でだけでも宇宙ステーションに行く為訓練だと思えば、苦しみ中でも、少しは前向きになれそうだ。

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