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43、親のパートナーシップが子どもの育ちに与える影響とは?

みどりです。
このnoteでは、パートナーといつまでも仲良くいたい方に向けて、自らの体験を通して気づいたことや、 霊性をみがくために工夫していることを記事にしています。

ここ最近の記事では、自分自身の出産子育てを振り返りながら、お役に立てそうな記事を書いてきました。
パートナーシップと子育て、憧れていたけれど実際は大変なことだなあと感じていませんか。どちらも相手あってのこと。人の悩みって、多くが人間関係なのだそうです。

両方とも共通してうまくいく秘訣は、自分の軸をしっかり持って相手とコミュニケーションすることですが、人とのコミュニケーションって、あなたは得意な方ですか?


私は、長年美容室でのタイトなスケジュールの組み方に慣れてしまっていて、パートナーや我が子にも、同じように合理的で素早い動きを求めてしまいがちです。

週末、畑仕事をパートナーに手伝ってもらった時に、私の思うように作業を進めたいと、久々に喧嘩をしてしまいました。
パートナーからしてみたら、せっかくやってあげようと思ったのに、やる気が台無しです。私の言い分は、「的確にやればすぐ終わる。わからないなら言ったとおりにやってちょうだい」というもの。

出かけるまでのわずかな時間にひと仕事片づけてしまおうとしたのがそもそも無謀でしたが、どうしても仕上げたかった私。予定の半分しか進まなかったという反省とともに、次はいつ畑に行こうかと空模様とにらめっこです。

自分軸があるだけでは円滑なコミュニケーションは成り立ちません。相手の様子とすり合わせて物事を進めていくことの大切さを痛感しました。


あの日、パートナーと私は畑でお互いに文句を言い合い、それを聞く息子の悲しそうな顔と言ったら!
それでも自然の力は偉大で、土に触れて身体を動かし、心地好い疲労感に包まれると、揉めていたことがどうでもよくなってきます。
機嫌がよくなった私は、夜の団欒の時間にパートナーの肩もみを。私の気持ちの変化についてこられず、一瞬「え?なに?」という雰囲気を醸したパートナーでしたが、「いたーい!!」と笑い、和んだ空気に。彼の方はいつもガチガチに硬く、「痛いけどほぐしてほしい」と素直に言わない変わりに「いたい!」と大げさに反応することで気持ちを切り替えることができたのではないかと思います。

ひとつひとつを分解してみていくと、大人でも「子どもかよ!」とつい言いたくなるような行動をしているものです。
けれど、気持ちを立て直すことができたときって、すがすがしくて爽快な気分になりませんか?ひとつ完結すると、スッと次に移れますので、小さな気持ちの変化を流してしまわずに、丁寧に感じてみてくださいね。


今、新しい社会になって、知らず知らずのうちにストレスが溜まっている方もいるかもしれません。家庭は安全基地とはよく言ったもので、パートナーとの間や家族の間で、疲れた心を休ませる環境が整っているといいですね。

畑で喧嘩した日の夜は、息子の寝つきが悪く、心に暗い影を落としてしまったかも、と思いましたので、
「喧嘩は良くないけど、伝えたいことを伝えて、大きな声も出してすっきりしたよ。仲直りもしたよ」
と伝えて、おやすみを言いました。

翌日は息子がエネルギーを発散させるかの如く、不平不満が止まりません。よくよく話を聴いて、なんとか彼の主訴にたどり着くまで1時間。
数時間後、落ち着いたころに
「ところで、さっき話してたあのこと、どういうことだったの?」
と、尋ねてみると、ケロッとして同じ事実を先ほどとは違う解釈で説明してくれました。

やはり、肩もみのときと同じように、自分の中で消化できると、後を濁さずに次に進めるのですね。

心を立て直すときに必要な時間と距離感をしっかりとることは、遠回りなようで近道です。

人生って、思い通りにいかないことだらけ。いつでも軌道修正して楽しいことに向かえるよう、心を養う時間を大切にとってみてくださいね。

親のそんな姿を、子どもは気配で感じながら育っていきます。自分を大切にすること。ことばで教えるよりも実践しているというその「氣」が、子どもの心を育てますよ。

*親がより良い関係性を育む努力をしていると子どもは自然に心がけるようになる

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