お題短歌
自分で詠んだお題歌に、わざわざ詩を添えるという…
お題『冬薔薇』(ふゆそうび)
冬に咲く薔薇をふゆそうびと呼ぶ
枯れ枝にぽつねんと咲く姿は
道行く人の目にどれほどとまるだろうか
だたそれでも
こころ疲れた迷い人の行き先を
わずかに灯した花として落ちたのであれば
冬枯れの中で閉じた瞼の裏に
残像としてすら赤く灯るだろう
お題『紅葉』
朽ちる前
その刹那に色めきたつ葉は
ただ還り
次の芽吹きの礎になることを知る
知ってこそ尚美しくあらんと
理の前に抗おうとする人の姿は
哀しくもをかしくも
それもまた美しき人の性と知る
お題『畦道』
田起こしが済み眠りにつく土
毎年毎年そこで繰り返される
収穫までの移り変わり
土と我の汗との共演を
ひとつのいとなみと知る者は
土と生きる者だけなのでしょう
これも秋に詠んだ歌だから、熟成かな(*☻-☻*)
新年早々熟成を出すご無礼を😅
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