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吉田 翠*詩文*
2019年1月3日 17:48
自分で詠んだお題歌に、わざわざ詩を添えるという…お題『冬薔薇』(ふゆそうび)冬に咲く薔薇をふゆそうびと呼ぶ枯れ枝にぽつねんと咲く姿は道行く人の目にどれほどとまるだろうかだたそれでもこころ疲れた迷い人の行き先をわずかに灯した花として落ちたのであれば冬枯れの中で閉じた瞼の裏に残像としてすら赤く灯るだろうお題『紅葉』朽ちる前その刹那に色めきたつ葉はただ還り次の芽吹き