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吉田 翠*詩文*
2019年1月3日 17:48
自分で詠んだお題歌に、わざわざ詩を添えるという…お題『冬薔薇』(ふゆそうび)冬に咲く薔薇をふゆそうびと呼ぶ枯れ枝にぽつねんと咲く姿は道行く人の目にどれほどとまるだろうかだたそれでもこころ疲れた迷い人の行き先をわずかに灯した花として落ちたのであれば冬枯れの中で閉じた瞼の裏に残像としてすら赤く灯るだろうお題『紅葉』朽ちる前その刹那に色めきたつ葉はただ還り次の芽吹き
2018年10月14日 17:54
歩みきた四十路五十路の山景色もみじ映えたる高き空かな詩人の本懐 お題「途中」 冬枯れとしまりを超えし大木の 芽吹く一葉何を語らむ優しい言の葉 お題「生命力」月詠みの筆のゆきさきゆかしきと恋慕の雫朱に染まりたり うたかたんか お題「雫恋」宵待ちて灯るあかりの儚きを知る人の背に無為の月影うたかたんか お題「街の灯り」 仄薫る古書にいきづく先人の灯す明かりに幻を