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吉田 翠*詩文*
2022年11月18日 20:58
色付く葉のすぐそばで、ひっそりと咲く秋深い時の花を見た。この季節、昔ならば年末年始のあれこれを思い、慌ただしさも楽しみも感じていたものだった。それが今では繰り返し考える。自分が生きてきた年月に、やってきた事やってこなかった事を。委ねるとは真にどういった事だろうか。単に右往左往しないと、それほど単純な事なのだろうか。わたしにできるだろうかと。これから小春日和の時には丹念に掃除をしよう。
2022年11月30日 16:49
秋の季語に桐一葉と言う言葉がある。桐の葉が一枚散る様を見て秋の訪れを知る。季節の移ろいを受け入れて黙って落ちる姿に、衰微の兆しを感じると言った意味を持つ。人の心の機微を内包した情緒豊かな言葉が季語には多い。季語に定まらない言葉にあっても、豊かな表情を持つ語句が、日本語には多く存在する。日本人が俳句と言う文芸に行き着くまでには、長い長い歴史が存在する。実際に節をつけて歌われていたであろ