さかいみどり

さかいみどり。ダンス研究家。1990年生まれ。2020年4月から博士後期課程学生。0歳…

さかいみどり

さかいみどり。ダンス研究家。1990年生まれ。2020年4月から博士後期課程学生。0歳児育児中→1歳になった。

最近の記事

読んだ本

読んだ本(とか)の記録。 ・(本)盆踊りの戦後史「ふるさと」の喪失と創造 著者:大石始 メモ 盆踊りは「型の決まった」「形式的な行事」なんかじゃない。大昔から、今だって、人間にとって大切な「社会」を作り、維持するために存在している。歴史的に、何度も形を変えながら。型だって、変わってる。昔ながらの踊りがその社会に合っているならそれでいいし、合っていないなら、合った形のものをすればいい。 ・(本)舞踊と身体表現 編:日本学術会議文化人類学・民俗学研究連絡委員会 ・(本)

    • どうしてダンスは「自己表現」なのか

      ダンスについて考えていて、ひとつ、壁にぶつかった。 「模倣表現は、自己表現なのか?」という問い。 世間一般で踊られているダンスは、8割がた模倣表現といっていいと思う。振付けを考える人(+即興で踊る人)が2割で、大多数が、それを真似して踊る。 私自身、先生に作品の振り付けを教わる、という形、つまり模倣表現をしてきた時間が大半だ。そして、私自身は、ダンスを通して自己表現をしてきたと、感じていた。 けれども、いざ、模倣表現ともうひとつの即興表現を並べて考えたときに、模倣表現

      • ダンスでコミュニケーション能力が高まる、は本当か。[研究紹介]

        ※文献情報は最後に書いてあります。この研究の情報をなんらかの目的で利用される際には、必ず原典をご確認ください。原典を確認しなかったことによる不利益には一切責任を負いません。 ・・・ダンスはコミュニケーションだ! とはいえ、ダンスをすることはコミュニケーション能力を高めることにつながるのか?と疑問に思ったことがある人もいると思います。 近年、ダンスとコミュニケーション能力に関する研究が、いくつか行われています。 今回は、「ダンス×コミュニケーション能力」の研究を、まとめ

        • 小学生の女の子たちはダンスで自己認識が変わった[研究紹介]

          ※文献情報は最後に書いてあります。この研究の情報をなんらかの目的で利用される際には、必ず原典をご確認ください。原典を確認しなかったことによる不利益には一切責任を負いません。 冒頭、強めな発言で申し訳ないですが…。大事なことなので、研究論文について書くときには、毎回書かせてもらうと思います。すみません。 ダンスの研究を紹介したいと思います。ダンスの研究をより多くの方に知っていただくことが、私がnoteを書く目的でもあるので、なんとかこの記事を作ることができてうれしいです。普

          博士課程1年生 4月にやること(心理学)

          こんにちは。 今年の4月は、いつもと違いますね。大学も、前期いっぱいは対面授業を行わず、多くの授業がオンライン開催となるようです。 私の博士課程では、卒業までに8単位を履修することになってますが、指導教員と個別に自分の研究相談をして研究を進めていく、というものも単位として認定されます(「心理~研究」という科目名がついています)。この科目が、半期で2単位。 つまり、通常の3年で8単位というのは、これだけでもOKってことになるんですね~。 私と私の先生の場合は、相談日程を

          博士課程1年生 4月にやること(心理学)

          29歳主婦が0歳児育児しながら大学院に入学するまでをざっと。

          まずは経歴的なものを時系列で並べてみます。 ------------------------------------------------ 2013年 国立大学 卒業 2013年 民間企業に就職 2016年 結婚のため退職→引越(夫の転勤)→受験準備 2017年 私立通信制大学院(修士)入学 2018年 引越(夫の転勤)、国立大学大学院博士後期課程受験→不合格 2019年 国立大学大学院研究生、出産、再受験  2020年 国立大学大学院博士後期課程 入学  

          29歳主婦が0歳児育児しながら大学院に入学するまでをざっと。

          自己紹介

          はじめまして。さかいみどり と申します。 2020年4月、大学院の博士後期課程に入学が決まったことをきっかけに、日々のアウトプットの場としてnoteを始めました。 一つ目の目的は、このアウトプットが、私と同じように、ちょっと普通ではない環境(0歳児育児しながら転勤夫と2~3年おきに転居しながら)で大学院生活を送る方、大学院生活を送りたい方の参考になったらいいなぁと思っています。 二つ目の目的は、ダンス研究家として、ダンスに関する研究をお伝えできる場にできればなぁと考えて